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2019年09月03日

インマニの支柱作製② ― キャブレターとの結合模索 ―

インマニの支柱作製② ― キャブレターとの結合模索 ―









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さて、支柱とキャブレターを連結しなくてはなりません。


取付けフランジ面(垂直面)を使うか、底面(水平面)を使うか・・・


今回はフロートチャンバー底面フタ取付けボルト穴を使って荷重を分散すべく、

ホームセンターにて鉄製L字型部材を入手してきました。

(スチール棚の柱ともいう(笑))

アルミのアングル材にしたいところですが、

ねじれたり曲がったりしては応力分散できないので強度優先です。


これと支柱を連結するため、使えそうな(気がする)素材として、

別の鉄製部材も複数入手しました。

(建材売り場にあった、2x4パネル連結用?L字やコの字型の部材)

alt


※何かを取り付ける、となると、カー用品売り場でお馴染み、

 エーモン製ステー(たくさん穴の開いた細い鉄板)を思い起こす向きもおありでしょうが、

 できるだけ曲げ加工済みの立体的金具を使う方が加工が楽で、

 (穴が開いていると、任意の位置で曲げたり穴をあけたりできない場合が多い)

 剛性も高めやすいように思います(ついでに言うと安い(笑))。


前回購入の羽子板ボルトと合わせても、1000円にも満たないように思います。


    ◇    ◇    ◇    ◇


まずは試作、脳内イメージに基づき(?)、失敗を恐れず、適当に切りだします。

1mm厚くらいの薄板で、強く固定しすぎず、しならせて力(振動)を逃がす目論見です。

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支柱は少々長すぎるので目見当で切り縮め、ねじを切りたしました。

(先日買い換えた、タップ/ダイスの詰め合わせセットが大いに役立ちました)

ボルト部分は転造(部材に型を押し付けて雄ねじを形成する)製のため、

加工時に山になる部分が盛り上がることを見越して作られているので、

ねじ山高さが不足気味ですが、一応ナットには噛みあいました。

大きな力が掛かるわけではないのでOKとします。


L字型部材は写真を撮り忘れましたので、いきなり仮組みの様子です。

alt


取り付け金具の穴と支柱の位置は大体合ったのですが、

貫通させるつもりの支柱を切り過ぎて、面一くらいになってしまいました。。。

(穴がフチぎりぎりになっていますが、あくまで位置決めのための試作です)


支柱は少々太すぎるのと、取付けプレートを貫通させた場合、脱着しにくいので、

発想を転換し、支柱側にメネジを切り、プレートを通したボルトで固定することにします。


M12高ナット(長いナット)を治具として、ボール盤で端面に穴をあけます。

細いドリルから徐々に太くし、タップでメネジ(M8)を切ります。

M8では大きすぎたか?!と少々焦りましたが、強度的には問題なさそうです。

alt


何やらボール盤のテーブル(材料を載せる台)の下に、

コンクリートブロック(のなれの果て)が敷いてありますが、

安物ボール盤(25年くらい前に8000円くらいで購入の大陸製)、

テーブル固定ボルトを締めても負荷が掛かると下がってしまうのでその対策です。

工作物によりレンガなど増減します(笑)


alt


手前に見えるのがM8キャップボルト、向こう側にあるM12ナットの巨大なこと!

支柱外周のボルト雄ねじ部、前述の通り、

奥の切りたしたネジ部の山が低いのが判るでしょうか?

ナットは噛みあうので、締まりますが。。。


裏側からM12ナットでプレートを支え、

外側からワッシャーを介したボルトでプレートを挟んで、支柱に固定できるようになりました。

alt


ちなみにキャブレターと連結部材の固定はこんな具合です。

(フロートチャンバー底ブタの留めねじ、2か所ずつ使用)

※部材の角は丸めましたので念のため。

alt


キャブの末端(ファンネル側)に近い部分で荷重を受けるようにしました。

強度を出すべくタイトフィットで固定できるようにしましたが、

これが結果として、後述するリンケージ連結したキャブとインマニの取付けに大変役立ちました。

(これなしには組めなかったかも…)


なにかを取り付ける等の可能性もある(気がする)ので、

部材はあえて手を加えず大きめにしてあります。

委細は組み付け・試運転の都合で追加工することと思います。

(少なくとも、軽め穴を追加予定)

.



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Posted at 2019/09/03 20:28:20

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この記事へのコメント

2019年9月3日 21:24
これは楽しそうな工作です。
試行錯誤の果てに満足が伴うと、もう病みつきになります。Hi
コメントへの返答
2019年9月4日 1:20
工作上のヤマ場はオネジの内側にメネジを切ったところで、旋盤を使わずなるべく芯ブレしないよう中グリをする工程は我ながら涙ぐましいですね(笑)

材料原価の安さ、大まかな寸法管理、構造上の役割という投資対効果の大きさ(たぶん)。
案外世間で実行されていないあたりがさらに自己満足を高めます(^^)

生業においてこういう発想・実践ができれば「すき間ニーズ」を掘り起こして一山当てられるような気がします!
2019年9月3日 22:52
材料はホームセンターで適切なものを調達し、力学的な考察と機械加工するなど深い洞察に満ちており、灸太郎くんが只者ではないことを示すブログですね。v(^_^)v
コメントへの返答
2019年9月4日 1:42
お褒め頂きありがとうございます。王国国王さまにおかれましては独自の考察に基づく改善を含んだ自家整備、いつも参考にさせていただいております。

マニアとして受けた刺激に関して、エキゾチシズムや盲目的礼賛に留まらず、自分なりに消化して(次元の高低はともかく)エンジニアリング的に考察して最善を目指す、という姿勢は、以前ドゥカティを通してお世話になったショップや、二輪世界GPレースメカ経験のあるライター氏著作から強く影響されたものと思います。

前編へのLe Bleu Artさんのコメントが当方の考察の怪しさを仄めかしている気がしますが(笑)、自動車含む機械全般の初等教育を経ておりまして、学生当時ぼんやりと考えていたようにマニアとしての実践において知見を活かせている気がするのは、我ながら幸せな人生ではないかと思います。
2019年9月4日 13:02
今日は。

やってますね!
コメントへの返答
2019年9月4日 14:04
こんにちは。

ようやく頭と手先がつながったようで、手を動かすと頭も連動して次の動きを自然にできるようになり、課題に遭遇してもいくつかの選択肢が浮かんでくるようになりました。

先輩諸氏とのやり取りによっても良い刺激をいただいて、作業を再開した春ごろとは別人のようです(笑)

プロフィール

「冒険心の権化的存在たるレッドブル、ペレスとの契約延長は発展的展望が見えず「マックス王朝衰退の序章」に思えてならない… いよいよ結果を出し始めた角田君はどう動くかな?」
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