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このところ、まとまった時間をとれないので、
牛歩のごとき進捗状況ですが、少しずつ進めています。
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◆アクセルワイヤの戻りの悪さ、元凶を発見・対策
曲り癖のついたワイヤを交換、給油、取り回しを改善し、
キャブ本体も抵抗なく開閉できるにもかかわらず、
仮組みではなぜかワイヤが戻らない状況に、納得いかない日々でしたが、
仮組みしたキャブ/インマニAssyに直接ワイヤを繋ぎ、
手で引っぱって見たところ、原因が即座に判明!
こともあろうに、以前加工したプーリー(扇レバー)が、
https://minkara.carview.co.jp/userid/1333960/blog/36519804/
回転軸への固定が甘く、スプリングの負荷に負けて滑っていました。
スリーブ(アルミパイプを加工)と回転軸の間で滑っていたので、
組みつけた状態で軸に向けて穴を掘り、
M3のタップを立てて、写真のようにイモねじを追加しました。
(写真はイモねじを締めこむ前の状態)
強度を持たせるため、スリーブと回転軸双方を通してねじを切っています。
これでアクセルペダル~スロットルバルブの作動は万全です。
◆ワイヤー(アウター側)を保持する金具を試作中です
素材ストックの中から、鉄製2mm厚程度のL字型金具を加工し、
キャブのトップカバー取付けねじ共締めにて固定。
(寸足らずで二本目のねじ穴まで僅かに届かないので、ワッシャーで押さえてあります)
ワイヤーを受ける高さを4段階調整できるようにしてみました。
(穴を4か所あけ、ワイヤを通すための”すり割り”を入れてあります)
それに合わせプーリーの位置も、
回転軸を支える柱(ピロボール)の外側へ移動させました。
純正アクセルワイヤは2mm径と太く、しなやかさに欠けるため、
外れはしないものの、プーリーの円弧にうまく沿わず、
スロットルを戻した際に浮き上がってしまい、見た目にも気持ちがよくないので、
なるべく低い位置から引くようにして、できるだけ円弧に沿うようにして見ます。
現状の試作品でも、従来の異様に長いもの(キット付属品)よりは
遥かにしなりが少ないのですが、
万全を期してL字金具ではなく、アルミ角パイプから切り出したもので作製します。
ワイヤを受ける位置が変わる(キャブ側に近づく)分、
アウターケーブルを延長するので、あらためて記事にする予定です。
(延長のための素材は「大陸の通販」に発注済み)
キャブ本体のスロットル摺動抵抗を削減し、全閉位置まで抵抗なくパチンと戻るので、
入手できればリターンスプリングをもう少し弱い物に交換し、
フェイルセーフとしてのサブスプリングを、
ペダル~プーリー間に追加してやりたいところです。
◆二基のキャブレター間の燃料ホースは透明素材
純正のインジェクション用燃料ポンプを使い、
圧力レギュレータでリターン側へ燃料を流すことにより燃圧を下げているので、
燃料供給は、二基を直列に繋いで行き止まりとなっています。
レギュレータから一基目のキャブまではゴムホース(布地メッシュ巻)を使用し、
一基目と二基目の間は'70年代ドゥカティを思わせる、
二輪用品店で見かけ購入しておいた、透明緑の燃料ホースで繋いでみました。
見た目の好みで選びましたが、燃料の流れを確認できるのもメリットです。
供給されているか否かは言うに及ばず、
起こり得ないとは思いますが、高温によるベーパーロックも確認できます。
※オーバーヒートの悪名高かったヤマハTX750(2輪)において、
夏場休憩中にキャブから燃料タンク側(=上方)に向け、
気泡が上がっていく(=ガソリン沸騰)オソロシイ様子を目撃したことがあります。
(燃料供給は重力式)
但し、透明の樹脂系ホースの場合、硬化とともに縮んでいくので、
ゴムホースよりも早期の交換が必要となります。
布地メッシュ巻のゴムホースは、
ネットオークションで「農機用」(笑)として売られていたものです。
レギュレータより下流側は燃圧は低いため、耐ガソリンであれば、
高圧ホースである必要はありません。
農機は自動車以上に劣悪な状況で酷使されている例を見かけるので、
(当地では、畑に年中置きっぱなし(!)にされている耕運機さえあります)
長期的にも耐久性が期待できるのではないか?と思い入手してみました。
内径8mmと太めのホースにも拘らず、意外と柔軟で取り回しの自由度も高いもので、
未だ使用前ですが、好感を持てるもののように思います。
布地メッシュはゴムホースと一体になっているようなので大丈夫とは思いますが、
ゴムの変質・劣化(ひび割れなど)を目視で確認できないので、
定期的に交換が必要かと思います。
時折ひび割れかけたゴムホースや、長さギリギリなど怪しげな取り回し、
締め付けすぎて変形し、機能を果たしていないようなホースバンドなども見かけますが、
燃料配管は「個性」「美学」を発揮できる見せ場なので、安全に留意しつつ、
古今東西の名車やレースカーを参考に、大いに楽しめるポイントかと思います。
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みんカラにブログ・整備記録等、記事を掲載されている、
ロードスターオーナーの方に限り、
当方不要になった未使用純正部品をお値打ちにお譲りしたいと思います。
(愛好家の方でしたら、自動車関連業者の方もOKです)
ひとつ条件がありまして、
写真のゴムのジャバラ(べローズ)部分が破損した使用済み部品を、
交換品として当方にお渡しくださる方に限らせていただきます。
※複数の方からご希望のメッセージが入りましたら、
一旦受け付けは終了いたします。ご了承ください。
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マツダ純正部品 部品番号 NA01-64-481
部品名 インシュレーター№1 チェンジ (NA) です。
開封済み、未使用品、数年前にディーラーで購入し、保管していたものです。
◇ ◇ ◇ ◇
NA6CE、ユーノスロードスターのシフトレバーで串刺しにして装着します。
ジャバラ状になっていて、車室と床下を仕切っている部分です。
劣化して破れると、床下から熱気や臭気が入ってくるので、
同じくシフトレバーで串刺しになる、ミッションケースのふたとともに、
長年乗っておられる方は、たぶん一度くらい交換されているかと思います。
※下取りする部品は、当方この部分の工作に使うので、
本体(外周の金属芯部分)が変形・損傷していないものに限ります。
(ゴムの破れ・剥がれの程度は問題ありません)
ゴミ箱から拾い出した、錆の浮きかけたものでも結構ですよ(笑)
◇ ◇ ◇ ◇
新品定価、税込¥2,299-(モノタロウ掲載)のところ、
下取りあり、¥1,600-(消費税不要)ではいかがでしょうか?
愛知県江南市まで取りに来られる方を優先します。
※下取り品は、お譲りしてから2週間以内(厳守)に当方までお渡しください。
(送付OKです)
※今使っているものが破れているのですぐに交換したい!という方、
作業スペース(露天です)はあるので、当方までおいでいただいて
その場で脱着・交換でもOKです(笑)
当方時間が許せば手伝いますし、道具をお貸ししてもよいですが、
下側のブーツ(M514-17-480A ダスト ブーツ)も傷んでいる場合が多いと思います。
こちらは当方手持ちがないので、ご用意の上おいで下さい。
※メッセージ欄から、居住地(市町村)名、メールアドレスを記載してご連絡ください。
当方からメッセージ返信し、先着順で交渉に入りたいと思います。
※直接引取希望者がおられない場合は発送もします。
優先とはなりませんが、ご希望の方は先着順で受け付けいたします。
その場合は上記金額で送料込みとしますが、
下取り品の送料は、希望者のご負担でお願いします。
(当方からは段ボールを巻いて、レターパックライトでお送りします)
下取り品は一番安上がりな方法で送っていただければ結構です。
レターパックライト(¥370-)が手軽で値打ちかと思いますが、
さらに安い方法があれば、どれでも構いません。
(発送前に発送方法をお知らせください)
※既に希望者決定済みの場合含め、メッセージくださった方にはご返事差し上げます。
◇ ◇ ◇ ◇
使用済み部品をとってある方はおられないかもしれませんが、
新品を破壊して加工するのはしのびなく、ご希望の方を募ってみることにしました。
ご希望の方、お待ちしております。
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台風一過、朝夕は寒いくらいの気候になりました。
長袖を着るか、半袖にするか、迷うところですね。
春秋は、一枚羽織れるよう上着を用意するのがよろしいかと思います。
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2基のキャブの、スロットル作動軸を連結運用するので、
インマニへの組み付けが少々面倒になりました。
支柱に連結するブレースに、2基のキャブをあらかじめ仮固定して、
インマニ側を上にした状態でガスケットやインシュレータを載せ、
(薄板を巻いたカラーをダウエルピンのようにインシュレータ位置決めに使用)
その上からインマニを被せるような感じでスタッドボルトを差しこみますが、
穴とスタッドボルトのガタを可能な限り詰めたので、ねじ部が引っかかったり、
先のカラーをスタッドボルトがくぐれずに押し出してしまったりするので、
やむを得ずスタッドボルト8本とも、ねじ部が先細のテーパーになるように削ってあります。
おかげでインマニとの組み付けは特に問題ないレベルになりましたが、
ボルトのねじ山頂点を削って、ねじの噛みあいを浅くしてしまったので、
振動や熱膨張・収縮により、緩み・脱落が発生する可能性が高くなったと思われます。
締め付ける際、手で軽く回る状態から急にトルクが掛かって締め付けに至り、
緩める際はわずかにスパナで4か所を緩めると、後は軽く手で緩められるほどです。
そこで、締め付けナットに穴をあけ、ワイヤリングを行うことにします。
(ボルトやナットをワイヤーで縛り、締め付け方向に引っ張るようにしてゆるみにくくすること)
◇ ◇ ◇
ちなみにレースカーなどサーキット走行の際には、
オイルドレンボルトやオイルラインユニオン(バンジョー)締め付けボルトなど、
液体が入っている部分を貫通するボルトにはワイヤリングが要求されます。
普通のペンチやプライヤーでもワイヤーを捻じって縛り上げることはできますが、
作業頻度が高い場合、「ワイヤツイスター」という、
掴んだ状態で回転させることができるプライヤーがあり、自動車関係の工具店で入手できます。
当方の場合、それほど使用頻度は高くないのですが、
いかにもプロあるいはレース関係者御用達、というイメージがあり、
25年ほど前に、部品交換会の出店で見かけた際につい買ってしまいました(笑)
使い方にもコツがいるようで、
根元からきっちりすき間なく捻じろうとすると、
手元側は捻じり過ぎて切れてしまったり、
根元を捻じろうとワイヤの途中を掴んで捻じったりすると、
今度は掴んだ部分に傷ができてそこで切れてしまったり。。。
もっと太い、1mm径くらいのワイヤで縛るか、
そもそも普通のプライヤーを使った方がよいのかも(笑)
当方はワイヤリングには0.8mm位のステンレスワイヤーを使っています。
穴あけには、細いドリルは折れやすいので、手持ちの1.5mmのドリルを使うことにしました。
◇ ◇ ◇
ちなみにワイヤリングの緩み止め効果には諸説あり、
低トルクで締め付ける軽負荷の箇所ならともかく、
高トルクで締め付ける高負荷の箇所の場合は、
緩んだとしても一定以上に回転しない効果(ねじの脱落防止)、
あるいは締め付け確認(締め忘れ防止)の意味があるのではないかと思います。
◇ ◇ ◇
冒頭の2つのフランジ付きナット写真、左は穴あけ済み、
右は斜面に穴をあけるためドリルの引っ掛かりのくぼみをつけたものです。
ボルトの頭なら、6角の対辺同士を貫通するように、
中心を通るかたちで穴をあけてもよいのですが(穴貫通までの距離は長い)、
ナットの場合、中心の穴はボルトが通るので、
外側の辺に対し斜めに穴をあけ、隣の辺に貫通させる必要があります。
穴あけの際は中心にポンチを打って窪みを付けますが、
斜面でドリルが細い場合、容易に滑ってしまい(ドリルは反ってしまう)、
歯が食いつきにくいので、
当方の場合は、2mmのドリル先端が隠れるくらいに、垂直に軽く穴を掘り、
それを「踊り場」のように利用してドリルを食い込ませるようにしています。
右側のナットは「踊り場」として2mmドリルで軽く穴を掘ったものです。
◇ ◇ ◇
大きさが分かりにくいかもしれないので、ドライバーを置いてみました。
ナットはM8サイズです。
ドリルの引っかかりの穴を作っても、滑って歯が逃げてしまう場合もあり、
その場合はもう少し深く引っ掛かりの穴を掘ります。
細いドリルは径の割に材料との接触長が長く、
焼きついたりして折れやすいので、切削油を掛け、
時々切込みを戻して内部も潤滑しながら、
切れ具合と手応えで加減しつつ少しずつ切り込んでいくようにします。
写真のナットは恐らくインマニキット付属のもので、
材質が柔らかく(生鉄)、比較的加工は容易ですが、
メーカー純正品ボルト・ナットの場合は熱処理が加えられている(=硬い)ようで、
歯が滑りやすく、切粉がつながらず細切れになりました。
注意深く作業したのですが、純正ナットの一つは1.5mmドリルが貫通し頭を出したところで、
ドリル刃先が折れてしまい、中に残ってしまいました。
叩いても抜けず、2mmのドリルで削り取ろうとしても硬くて歯が立ちませんでしたので、
諦めて違う辺に穴を開け直しました。
◇ ◇ ◇
予備を含めて10個のM8ナットと、
サポートロッドを取り付けるM10ボルトにワイヤリング用の穴あけをしましたが、
折れたドリルへの対処を含め2時間程度を要しました。
ドリルがしならないように、ナットに接する手前でドリルの位置決めをする治具を作って、
効率よく楽に作業すべきと思いました。
そういえば以前、六角穴ボルトの穴あけ治具を作ることを思いついたのですが、
(頭が丸く、治具を作りやすそう)材料の真鍮のブロックを買ったまま放置状態(笑)
もしかすると穴あけ用治具の既製品もあるのかもしれませんね。
ご存知でしたらお知らせいただけると幸いです。
追伸
ふと気づいたのですが、先にセルフロックナットを試してみればよかった気がします。
妙案は後から浮かぶものですね(笑)
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強力な台風来襲です。
早目の準備で、皆様ご用心ください。
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そんな折に、なぜか発見したサイト。
実はまだほとんど読んでいないのですが、面白いですよ!
ユーノスロードスターの開発や、
その後のマツダのマニア啓蒙実験組織(?)M2で、
一躍「飛ばし屋的クルマ好き」の教祖的存在となった、
立花啓毅さんのコラムです。
https://www.virgintriumph.com/column/column01/
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雑誌の氏への取材記事などでも、非常に熱い語り口が伝わってくるのですが、
ご本人による著述は、自動車技術者である以前に「一愛好家」であることが明白で、
つい理性を脇においてのめりこんでしまうほどの熱気が伝わり、
率直で無駄がなく、スピード感あふれる文体は
他に類を見ない痛快さ、といっても過言ではないように思います。
非常に割り切ったものの見方ゆえ、賛否両論あるかとは思いますが、
「お前さんたち、本気でクルマ・バイクに向き合っているか?!」
「(精神的、技術的その他もろもろの)壁に怯まず、乗り越えていけ!」
と背中を蹴飛ばされるような(?)問いかけを
自動車業界人はもとより、巷のクルマ好き、マニア、エンスーに対しても
本気でされているように感じます。
読み始めて止まらなくなっても、当方は責任を負いかねますので悪しからず(笑)
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熱意こそ原動力!セルフメイドGTO カテゴリ:改造 2023/09/16 17:45:53 |
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人車共OH中 - サムライコンテッサ 現行エンジンを分析する! カテゴリ:その他(カテゴリ未設定) 2020/06/16 18:52:16 |
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キャブレターの吸気管長 カテゴリ:科学技術 2020/06/16 12:10:42 |
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