718ケイマンワンオフマフラー

また作ってもらいました。
今度は718ケイマン純正マフラーを中古で手に入れ、
マル秘加工してもらいました。
タイコの新しい溶接痕に気付けた人なら、
内容を想像出来るかも知れません。

ポルシェの定期刊行本には、
通常のマフラーのような消音方法と違う
ヘルムホルツの原理を使った消音とか書いてあります。

実際、この左側マフラーの中に、
グラスウールは一切入ってません。
内容的には、パンチング板で仕切られ、
エンジン側と、干渉パイプ、テールエンドパイプ側の全てが、
どれもつながっておらず、
パンチング板を通して排気が流れる設計になっています。
広義の隔壁構造と言えると思います。

左側マフラーだけ外せるんじゃないかなーと期待してましたが、
結局外れないということで、両側ともマフラーを下ろしての作業になりました。

今まで使っていたマフラーと、加工済マフラーです。

前から見ても、後ろから見ても、純正マフラーですww

アイドリングはさほど変わらず、
全域で低音が増えて、
アクセルオフ時のアフターファイア音がクリアになった感じで、
抑えが効いたスポーツマフラー的になりました。
しかし、それよりブーストの掛かりが速くなって、
低速から妙に速く、
3000rpm以上ならあまり踏まなくても1.0bar掛かる感じで、
音よりブーストの変化の方が大きい気がします。

718ベースモデルの2000ccエンジンの弱点として、
2000rpm以下～3000rpmのターボラグ、トルクの薄さを感じますが、
結構解消された気がします。

991.2も718も古典的なマフラーチューンが、
思ったよりブーストレスポンスに効果的な気がします。