NEWSポストセブンの記事に、一般人がWeb上に記載している試乗レポートについて問題視する記事がありました。
最初の方に、試乗車を壊す人がいるとか、タクシー代わりにする人がいるとか、関係ない純粋な迷惑行為の批判がありましたが、それはもう本当に主題と関係ないですよね。なんでこの記事にそんなことを書いたのだろうか。
で、本筋。
みんカラ内でも当然ですが、色々なところにごく一般人による試乗レポートが書かれています。私だって何台か書いています。
で、当然、車の悪いところを論うこともあるわけですが。
そこで私が書いている、乗り心地が悪いとか、スロットルレスポンスが悪いとか、60km/hで車が不安定だとか、ブレーキがロクに効かないとか、曲がらないとか、そんなことは相対的評価ではあるけれども、それでも紛れもない事実なんじゃないかな、と思います。
確かに、私は比較的馬力があって走行性能の高い車に乗っていますから、軽トラの走行性能を表現しようとしたら、うんこでも評価するような論調になってしまうのは仕方ないのですが、表現がオーバーでも、それは私の感じた主観的事実であることに変わりはないでしょう。
そりゃあ、ろくに下調べもせずに気付かずずっとエコモードで乗って遅いだの、ずっとスポーツモードで乗って燃費が悪いだの、それどころか言いがかりに近い批判をしている人間はどうかと思いますけど、そんなことは別に試乗だけじゃなくてありとあらゆることについて言えます。
要するに、この記事が言っているのは、批判をするなってことでしょうか。
それってただの言論弾圧じゃん。
それに、プロの試乗に任せろというのもどうなのって話で。
はっきり言って、メーカーの提灯記事みたいな記事だって、未だにいくらでも見られます。
また、例えば評論家が軽自動車の評価をしている時に、「素晴らしい」と表現しても、実はそれはあくまでも「軽自動車としては」の話だったりもします。それに、日本においてプロの書く試乗レポートは他の車との比較とか、何より「どこが悪い」という表現が決定的に欠落していて、恐ろしく絶対的で、はっきり言ってあまり参考になりません。
しかも、たまに問題点を指摘していると思えば、サイドブレーキが助手席側にあることに対する実用上は何の意味もないどーでもいい文句だったりして、こっちのほうがよっぽど言いがかりに思えます。
そりゃ、自分で試乗すりゃいいって言われちゃおしまいですけど、それだけじゃ情報量が足りないなら、メーカーとのしがらみのないごく一般人の書いたもののほうが信頼が置けるということも、正直な話普通にあるでしょう。
極論すれば、メーカーの言うことを聞く評論家の記事だけ読んで車を買えってことでしょうか。それはもう、自由主義の世界の言葉とは到底思えません。
【追記】というか、一番頭にくるのは、どう考えても実情とはまったく異なる、絶対に自分では乗っていない脳内の試乗の感想をSNSやらネット掲示板やらに書く人間だと思います。
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Posted at
2015/08/14 23:14:30