ある動物園が公式のフェイスブックに投稿した画像とコメント
が物議を醸したのだそうだ。
なんでも子猫を動物園の前に捨てていく心無い輩が後を絶
たないのだそうで、それを園側が保健所へ出すことの切なさ
を嘆いだという内容のものだったそうだ。
簡単にいえば、動物園は捨て猫を預かるとこじゃない、いい
加減にしてくれ、ということですね。
まあ、いくら動物を扱っているとはいえ、常識で考えればその通りだわな。
たま~にならともかく、頻繁にあったのでは動物園もいい迷惑というものだろう。
ところがこれに噛み付いたコメントが結構あったのだそうだ。
一例をあげてみると ..
動物園の人なのになんて酷い !
とか、
保健所に連れて行ったらどうなるか分かっているでしょ !
とか、
動物愛護法を知らんのか ! 動物の命をなんだと思っているんだ !
等々 ...
ハァ、 (/ω\)
しっかし .....
こ奴らはアホなのか !?
問題なのは捨てていった方だろう !!
どう考えても動物園を責めるなんぞ筋違いというもの。 また、こういったクレームを出す連中とい
うのは、大概が動物愛護団体と相場は決まってたりするわけで、ならお前らが引き取ってやりゃあ
いいじゃないかと言ってみたくなるのだが、まあそれは置いといて(笑)
それにしても近年、犬や猫などのペットの地位や命の値段というものが随分と高くなりましたな。
今やお座敷犬は当たり前、猫にも生命保険があったり、その状況たるやピンからキリまでとはいえ、
第二次”生類憐れみの令”か ? と思うくらい(笑)
それもこれも平和で豊かな時代が続いているからこそという事でしょうな。
戦後70年余りでこの状況、そういえば徳川綱吉が憐れみの例を出したのも関ヶ原で戦国時代が終
わり、大体そのくらいの年数が経過した平和で豊かな元禄時代。
おぉ、これは新しい法則の発見か ? (笑)
動物を労わることはとても良いことだし、愛するペットにふんだんにお金を使うこと、これも悪いこと
だとは言いませんが、それでも辛口おやじはひとこと言っておきたいのだ。
最近というより近年ほとんど見ることが無い気がするのだが、こういう現実がまだあるということを。
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これは90年代にピューリッツァー賞を受賞した写真の一枚。
昨年の8月だったと思うが、「もし世界が100人の村だったら」 というブログを書いたことがある。
豊かな日本を一歩出れば、現実にこういう世界があるのだ。
こういった状況になる原因は色々あると思うのだが、豊かな生活を享受する先進国たちの資源に
対する利権の奪い合いというのにもその一端があるのではないか。 資源獲得のため現地の部族
同士が争い・争わせ(内戦)、その裏で暗躍する武器商人たち等々 ...
不思議なのは、名前は忘れたのだがイルカやクジラを可愛がる団体とかが、こういった問題に対し
て全く口をつぐんでいること。 同じ人間だしこちらが優先なのでは ? と思うのだが ...
もちろん日本の動物愛護団体や人権団体もしかりである。
こういうのを偽善者というんだろうなぁ。
まあ遠い余所の国のこと、一庶民には関わりの無いことでござんすといえばそれまで。
豊かで安全な場所から言いたい放題の私もその偽善者の一人ということか。
少々話が大きくなりましたが、一番言いたいのはペットを飼うなら責任を持ちましょうということと、
ペットに何万何十万とお金をかけるのも結構なことですが、その中からほんのちょっとでいいから
恵まれない人々へも分けてあげましょうよ、ということ。
同んなじ人間ですもんね。
しかし今回の話に限らず、人間のエゴというものは限りがありませんな。
以上、偽善おやじの戯言でした~
Posted at 2016/06/12 19:48:16 |
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