温泉二号のブログ一覧

今回のキャンプで、ログハウスに設置されていた薪ストーブ。
ピキャン製　ネクター15CBと云うらしいのですが。

ボクはもともと、完全な薪ストーブってそれほど扱ったことが無くて。
ボクの経験では、小学校と中学校の教室が石炭ストーブでした。
朝は用務員さんが、文化たきつけを使って、石炭に点火してくれます。
その後、石炭が足りなくなったら、当番の生徒が十能で石炭をくべるのです。

薪ストーブの扱いは、Youtubeで探して見ていたのですが、なぜかみんな薪の上から火をつけるっていうのが不思議で。
キャンプで焚き火したり、かまどに火を入れるときの常識では、下に新聞紙、その上に細い薪、その上に太い薪　って、下から火をつけるイメージでいたのですが。

いくつもの動画を見ているうちに分かってきました。

焚き火やかまどの点火は、屋外でやっていますが、薪ストーブは室内にありますよね。
薪ストーブは煙突があるから、ケムリが出ても全部煙突から出ていくと考えてはだめなのです。
ここがポイントね。

薪ストーブに点火するとき、下から焚きつけであぶると、上の太い薪から煙が出ます。
煙が出るのは、温度の低い状態で、不完全に燃えている状態なのです。
ストーブの煙突は、煙突内が高温になると、空気を吸い込む力が発生しますが、点火の時点ではまったく吸ってくれません。

だから、下から点火して、上の薪が不完全燃焼すると、出てきた大量の煙が室内に充満して、家族から白い目で見られるのです(・_・;)

その点、上から着火すると、上が高温になっているので、その下で不完全燃焼の煙が出ても、上の炎で加熱されて完全燃焼できれば煙が少なくなります。
炎が煙突入り口に近ければ、煙突から出ていく力がすこしずつ発生するのです。

キャンプに行く前にこの理屈が分かってヨカッタ。



ストーブの炉内は耐火レンガで囲まれているかんじです。
燃えた灰などはキレイに掃除してありましたが、アッシュベッドと云って、少し灰が残っていても、それが保温材にもなるので有っても良いです。
日本の囲炉裏などは、灰がたまっていますよね。



まずは針葉樹の薪を入れました。
この薪は東京薪販売さんと、近くの木材加工店さんで入手したものです。
針葉樹と広葉樹の違いは、
　針葉樹：点火しやすい、良く燃える、すぐ燃え尽きる、軽い
　広葉樹：火が付きにくい、長く燃える、重い
ってな感じです。

ストーブと煙突が冷たい状態では、煙突の吸い込みがほとんどないです。
だから、ストーブが暖まるまでは針葉樹をガンガン燃やします。

真ん中に入れてるのはぎうにうパック（紙）です。
紙だし、パラフィン（ろう）が入ってるので、良く燃えますよ。

点火するのは、「マッチ」でぇ～す　（Byつるたろう）
しかーも、静岡の鉄板焼き「ちゃん」のマッチですからｗｗｗ

キャンプ動画なんか見てると、ファイヤースターター（火打ち石？）なんかを使う人とかいますが、男は黙って『燐寸』（マッチと読む）ですぜ！

マッチもぢつは結構むつかしくて、慣れないとすぐ消えちゃうしね。
テクが居るのですよ(｀・ω・´)ｼｬｷｰﾝ



ぎうにうパックが燃えると、周りの針葉樹がどんどん燃えます。
このあと、針葉樹の薪をしばらくくべて、ストーブを暖めます。
針葉樹が燃えると、ぱちぱち言います（これも好きだけどね）



↑このネクターには正面に十字のつまみがあります。
火力調整はここをまわします。



↑左回りにぐるぐる回すと、空気がどんどん入ります。
隙間が空いてるのが見えるでしょ？

ちなみに皮手袋は必需品です。
石橋タカさんみたいにロングじゃないけど、ワタ入りで熱くないです。

薪ストーブの横には道具セットが置いてありました。
Googleで調べると「ストーブツールセット」とか云うらしいです。
・ショベル
・ブルーム
・ポーカー
とか、シャレた呼び方してますが。
・十能
・炉ぼうき
・デレッキ
と言った方が僕にはわかる。

ちなみに一番良く使った道具は、自分が持ち込んだ「火ばさみ」
ショベルは最後に燃えカス（灰）を捨てるときに使いました。
ショベルですくって、缶に入れました（一斗缶やオイル缶、お菓子の缶など）



あ、百均の火吹き棒も、一回だけ使ったけど、なかなか(・∀・)ｲｲﾈ!!

【まとめ】

着火には
・牛乳パック
・マッチ（チャッカマン）
薪は
・はじめは針葉樹（細め）
・温度が上がったら広葉樹（太め）
必要な道具
・皮手袋
・火ばさみ
・ショベル（十能）
・灰を入れる缶（捨てるとき）