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2018年07月16日

スバル フォレスター PREMIUM 試乗記

スバル フォレスター PREMIUM 試乗記 本日は6月20日にフルモデルチェンジが発表され、7月19日から発売が開始される新型フォレスターに試乗しました。試乗グレードは2500CCガソリンモデルの最上級グレード、PREMIUM(3,024,000円)になります。
今回の試乗記では一部このクルマに対し厳しいコメントもしてしまいますが、これはあくまでも個人の見解であり、このクルマが、ひいてはスバルの発展するように願ってのものです。どうかご容赦いただければと思います。

【エクステリア】

フロント ボディカラーはクリスタルブラックシリカ


サイド・リヤ

一部自動車メディアでデザインが変わっていないようなことが書かれていましたが、私は結構変わっているなと感じています。先代モデルは力強く、たくましく見えるデザインだったものが、この新型はSUVらしさよりもアウトバックと同様にステーションワゴンの発展形といったデザインに感じました。おそらくこのクルマが最も売れているアメリカ市場の意見を反映したものなのでしょうね。
SUVらしい力強いデザインからより都市型のデザインに変わったことで、正直言うと「好き嫌い」がはっきりと出てしまうデザインになったのかなと思います。

【インテリア】


現行インプレッサのダッシュボードをベースにフォレスターとして必要な要素を加えた感じでしょうか。内装素材のクオリティも先代モデルより向上しているため不満はありません。ただ、センターコンソールボックスのフタ兼アームレストがスライド式でない固定式になったのは気になりました。
室内の広さは今回は実際に計測したわけではありませんが、撮影のために後席に座ってみたところ、確実にトヨタ ハリアーやマツダ CX-5を上回る広さが確保されているなと感じました。

【シート】

フロントシート


リヤシート

フロントシートはインプレッサとほぼ同じ形状であり、大きさも十分で掛け心地もまずまずです。
ただ、先日試乗したカローラスポーツと比較すると…もう少し座面のクッションに厚みがあるとよりいいかなと感じましたね。

【エンジン・トランスミッション】

全車CVTのみの設定

2500CC水平対向4気筒DOHC直噴エンジンとCVTの組み合わせになります。
NAエンジンの比較では先代モデルよりも500CC排気量がアップしていることにより低速トルクがアップしているので、加速力は十分な印象です。試乗はすべてSI-DRIVEをIモードにして試乗しましたが、より加速力が必要な場合はアクセルを踏み込めば必要なだけ加速していくので、パワー不足を感じることはないかと思います。
ただ、このエンジンですが、あくまで「黒子」に徹している印象で、パワフルな印象も気持ちいいパワーの伸びも感じることはありません。こうした特性は長距離走行を淡々とこなすのが得意なエンジンといった感じでしょうか。なので先代モデルのXTに乗られている方は正直「物足らない」と思われるかもしれないですね。ターボモデルがあるからこそフォレスターということもあったかと思うので、やはりターボモデルの復活は望みたいですね。

【サスペンション・乗り心地】

装着されていたタイヤは225/55R18 ブリヂストン デューラーH/T

フロント ストラット式・リヤ ダブルウィッシュボーン式で構成されるサスペンションは、現行インプレッサから導入が開始されたスバル・グローバル・プラットフォームが採用されたことにより、先代モデルでも好印象だった操縦安定性により磨きがかかった印象です。
新プラットフォームが採用されたことによりフロア剛性が高くなったことで、操縦安定性を高めるために硬めのサスペンションチューニングを行っても乗り心地が悪化しにくくなったことから、NAエンジンモデルながら先代ターボエンジンモデルと同等の硬さとなり、背の高いSUVながら運転感覚はインプレッサのような軽快感があります。
気になったのは新プラットフォームの能力が高いことで、ショックアブソーバーの動きの悪さを感じるようになったことですね。うまく言えないのですが、道路の凹凸部分を走行する時にショックアブソーバーが滑らかに動いてくれていない印象を受けました。もう少しコストの掛かったショックアブソーバーが装着されれば、走りがより上質なものになるかと思われます。

【総括】
プラットフォームが一新されるといった規模の大きいフルモデルチェンジながら見た目の変化が小さく、かつターボモデルの廃止がどれくらどれくらい受け入れられるかが日本市場での成否のカギになるかと思います。足回りの能力を考えると、ターボエンジンを搭載しても問題はないかと思われるので、ターボモデルの復活を望みたいですね。
いすれにしても今後の販売動向が気になるクルマではあります。

カメラ Panasonic LUMIX G9
レンズ Panasonic LEICA DG VARIO-ELMARIT 12-60㎜/F2.8-4.0 ASPH. /POWER O.I.S.
ブログ一覧 | 試乗 | クルマ
Posted at 2018/07/16 20:57:17

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この記事へのコメント

2018年7月16日 22:50
こんばんは。
 試乗に邁進されていますね。私は暑さに負けて、なかなか行けません。
この車ですが、とうとうターボエンジンを捨て、普通の車になってしまった感じがします。ハイブリッドモデルもありますが、価格差がちょっと気になります。
 初代の、GMCタイフーンを思わせる新感覚SUVがなくなってしまい、なんだか寂しいですね。アメリカの普通の人が買う車としては、レガシィ同様、売りやすい車ではあると思います。
コメントへの返答
2018年7月17日 8:17
おはようございます。

コメントありがとうございます。このところ立て続けに新型車が発売され、暑いさなかですが頑張って試乗に行っています。

さてこのクルマですが、先先代で低車高をやめ、ついに現行ではシンボルでもあったターボエンジンもやめてしまい、すっかりごく普通の使い勝手の良いSUVになりました。

ハイブリッドモデルはこのグレードよりも100kg近くも重く、またおっしゃる通りの価格差もあって現時点では積極的に選ぶ理由は私には見当たりません。

このクルマは現在スバルの中では最量販車種になるので、数が捌けない日本よりも最も売れる市場であるアメリカの意見を反映して安定した販売につなげたいようですね。

プロフィール

「紫陽花撮影 http://cvw.jp/b/1770520/47781652/
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