本日と1月4日に昨年秋にマイナーチェンジされたスバル XVに試乗しました。試乗グレードは1,600CCエンジン搭載の主力グレード、1.6i-L Eyesight(2,332,000円/CVT)と2,000CCハイブリッド e-BOXERを搭載する最上級グレード、Advance(2,926,000円/CVT)になります。
【エクステリア】
1.6i-L Eyesight フロント ボディカラーはサンシャインオレンジ
Advance フロント ボディカラーはマグネタイトグレー・メタリック
1.6i-L Eyesight サイド
Advance リヤ
このクルマのベースとなるインプレッサとは異なり、今回のマイナーチェンジではエクステリアの変更はありませんでした。エクステリアの記述についてはXVの過去の試乗記をご覧いただければと思います。
【インテリア】
1.6i-L Eyesight ダッシュボード
Advance ダッシュボード
こちらはベースとなったインプレッサと同様の改良がされていて、メーター内のマルチインフォメーションディスプレイがより高精細なものとなり、本革ステアリングの革のクオリティが高くなっています。ステアリングの革のクオリティアップは、それだけでインテリアのクオリティがアップしているように感じられて私はいいなぁと思います。
【シート】
1.6i-L Eyesight フロントシート
Advance フロントシート
シートについては今回のマイナーチェンジでは変更はありませんでした。詳細については過去のXVやインプレッサの試乗記をご覧いただければと思います。
【エンジン・トランスミッション】
1.6i-L Eyesight
Advance トランスミッションは排気量問わずCVTのみの設定
1.6i-L Eyesightは1,600CC水平対向4気筒DOHCエンジン(115PS/15.1kgf.m)、Advanceは2,000CC水平対向4気筒DOHC直噴エンジン(145PS/19.2kgf.m)+モーターのハイブリッドシステムがそれぞれ搭載されています。
今回のマイナーチェンジでは、両パワートレインともに正式な改良のアナウンスはありませんでしたが、加速感やフィーリングが大きく変わったように感じました。
1,600CCエンジンは登場直後のモデルではアクセルの踏み込みを多くしないと加速が緩慢になる傾向にありましたが、今回試乗したマイナーチェンジ後のモデルでは電子制御スロットルが調整されたのか、アクセルをあまり踏み込まなくても十分な加速が得られるようになり、街中では18インチタイヤを装着するインプレッサG4の2.0i-S Eyesightと同様の加速力が得られるようになっています。使用のほとんどが街中で、たまに使う高速道路はEyesight任せという使用環境であれば1,600CCでも全く問題ないと思いました。
2,000CCハイブリッドはモーターとエンジンの協調制御がよりスムーズになり、街中での加速力が向上したように感じられました。このハイブリッドシステム、インプレッサスポーツやG4に搭載してみても面白いのではと思いましたね。
【サスペンション・乗り心地】
1.6i-L Eyesightに装着されていたタイヤは225/60R17 ヨコハマ ブルーアースE70
Advanceに装着されていたタイヤは225/55R18 ブリヂストン デューラーH/P
フロント・ストラット式/リヤ・ダブルウィッシュボーン式構成されるサスペンションは、今回のマイナーチェンジでは正式な変更のアナウンスはありませんでしたが大きく変更されています。
1.6i-L Eyesightについてはスプリングもショックアブソーバーも変更されたような感じで、マイナーチェンジ前のモデルでは路面が荒れた道路を走行するとボディが少し揺れていたのですが、そうした動きが全く無くなりフラットで快適な乗り心地に進化したように感じられました。ただ、一つ気になったのがステアリングを切った時のクルマの反応ですね。ちょっとキュッと曲がり過ぎる傾向がありますかね。ステアリングギアレシオ13:1は実はスポーツクーペBRZと同じ数値。最低地上高と乗り心地、そしてクルマの性格を考えるとハイブリッドと同じ13.5:1のほうがクルマの動きが穏やかになっていいかもしれないです。
Advanceについてはショックアブソーバーが変更されたようで、こちらも改良前のモデルでは18インチタイヤに対して少しソフトなセッティングだったので、路面が荒れた部分を走行するとボディが少し揺れる傾向がありましたが、減衰力が高められたことでフラット感が高まり、快適な走行ができるようになったと感じます。こちらについては特に気になるところはありませんでした。
【総括】
1,600CCガソリンモデルと2,000CCハイブリッドモデルの両方に試乗しましたが、個人的に大きな進化を感じたのは1,600CCガソリンモデルのほうです。1.6i-L Eyesight、普段はほぼ街乗りでごくたまにEyesightで高速走行という使い方なら間違いなくXVのベストバイですね。インプレッサの1,600CCにも試乗してみたくなりました。
このブログの撮影機材
カメラ OLYMPUS PEN-F
レンズ Panasonic LUMIX G X VARIO 12-35㎜/F2.8 Ⅱ POWER O.I.S
Posted at 2020/01/19 15:24:22 | |
トラックバック(0) |
試乗 | クルマ