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2023年05月29日 イイね!

2023年冬のおさらい~2月(東北遠征・蔵王ライトアップ編)

2023年冬のおさらい~2月(東北遠征・蔵王ライトアップ編)







さて、2月の東北遠征は2日目となります。この日もこの日とてなかなか濃い日程でした(汗


片品村で車中泊して、直近の予報を確認して白根山は後回しにすると決めたらいざ出発。
せっかく白根山の麓まで来てるけど、やはり天気が最優先事項ですからね、厳冬期なんで。
とは言え、山形県の天気も非常に怪しい状態で、降水確率的には40%くらいでしたしね。
翌日もそれくらいで、さらに翌日は30%くらい。結局もう行くしかないよね?って展開。

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群馬県からだと山形県まではそれほど遠いとは感じないけど福島県と栃木県を縦断するので
距離的には350キロくらいあるし、そもそも一般道…雪道を走るので時間は相当かかります。

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さらに片品村から日光へ抜ける国道120号線は冬季通行止めとなっているので、
赤城山の方からめちゃくちゃ大回りしないといけないというのがイタいです…大幅時間ロス。
今年は雪が少ない方とは言え、赤城山山麓の林道は積雪も凄くて緊張しっぱなしでした(涙



ようやく抜けると、ちょろっと日光方面へ寄り道したりしてました、紅葉シーズン以来です(汗
目の前に見えるのは言うまでもなく、日本百名山の男体山。相変わらず立派な山容ですね。

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でも、男体山を見てたら…あれ?結構青空広がってない?選択誤ったかしらん?(大汗



そして、日光へ来たのなら…こちらも。

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奥に見えるのが男体山のお隣の女峰山。そして目の前にあるのが霧降の滝。
さすがにまだ春前なので水量はめちゃくちゃ少ないですね(^^;


何より恐怖だったのは…この凍結しまくってた長い階段…コレはヤバすぎました(涙

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もう笑っちゃうほど滑る滑る…手すり無かったら絶対にたどり着けません、展望台まで(爆

まさかここまでとは思って無くてスパイクを車に置いてきてしまったので履いてるのは
ワークマンの冬用の3000円のブーツのみだったので…そりゃダメに決まってます(^^;

再びこの階段を転倒しそうになりながら駐車場まで戻っていき、再び山形へ向けて出発。



しばらく進むと栃木県から福島県へと入ります…が!越えた途端に雪景色、雪曇り…(汗

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えー!?天気予報となんか違うし。ってか、このまま北上して何かいいことあるんかいな(汗


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ひとまず県境近くにあった道の駅たじまで一休み。こまめに天気予報をチェック。



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愛車のNボックスは…もう泥まみれ雪まみれで汚いとかいうレベルをはるか超越(涙



このあとお馴染みの南会津~下郷と北上して会津若松市内まで北上すると…

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磐梯山そのものは雲の中だけど、上空は結構青空広がってます!これはまだ希望が…!


と、喜んだのも束の間、前方を走る車が急ブレーキ、雪道にビビっていつもより車間距離を
かなり空けていたので良かったですが、それでも自分も急ブレーキをかけたおかげで…

電気ポットに残っていたお湯をおもいっきりベッドにブチあけてしまい…寝袋がビショ濡れ(涙

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しかし、この厳冬期遠征の為に買っておいた電気ストーブのおかげで乾燥出来ました(大汗
電気毛布もおもいっきり濡れてましたが、何とかショートもせずに乾かしたら大丈夫でした。


そんなこんながありましたが、青空も見えたし雪も止んでるし、もうすぐ山形県ってことで
これはもう安心だな?って、ちょっとだけ心に余裕が生まれるのでした(^^;

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再び立ち寄った道の駅は福島県喜多方市にある喜多の郷。
ここの八方溜池に集まるカモたちは以前もいましたが…こんな真冬でもやっぱりいました。


何が凄いって…餌付けでもされちゃってるのか、湖岸に立って手招きするだけで
水面にいるカモたちが一斉にこちらへ集まってきます…ビックリ。絶対餌付けされてるやん(爆

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申し訳ないけど何もあげられるようなものが無いのよ…ごめんちゃい。
しばらくすると「ちぇっ」って表情で湖面へと戻っていきました(汗

ここからは最後の難関?となる福島県と山形県の越境です。正直全然状況わかってません。
ただ、予報的にはそれほどでもなかったし、通行止めにもなっていないし真っ昼間なので
そこまで心配はしてなかったんですよね、ええ、この道の駅を発つまでは…



そして…道の駅喜多の郷を出て30分もしないうちに…

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いやいやいや、ウソでしょ?!何この猛吹雪!ってか、何このドカ雪は!除雪は!?


さっきまで賑わってた感じの道路は車1台も走ってないやん?え?皆どこへ消えたの??

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まだまだ豪雪の経験が乏しい常夏の国の人間にとって、この豪雪っぷりは脅威です(涙


何とか山形県へと無事越境し、最初にある道の駅田沢、なごみの郷へと立ち寄るものの、
除雪が追いついてない状態で駐車もままならなかったので退散しました…ト、トイレ…(泣

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因みにこの道の駅も2年くらい前に来てるんですよね、夏の東北遠征登山の際に。
当たり前ですが、まるで別世界になるんですね…


そして米沢市、南陽市を北上して、ようやく蔵王のお膝元、上山市に入りました!(涙
何とかこちらは雪も止んでいてわずかではありますが晴れ間も見え隠れしてる状況でした。

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ここでは以前から訪れたかった白鳥飛来地へ!オオハクチョウとコハクチョウが飛来中。
画的にそれほどイイ感じではないし、様子見に訪れただけなので軽く見物して後にします。



そして上山市と言えばもう1つ。SNS上で以前話題になってたこのタワーも見ないとね(笑

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そう、田んぼのど真ん中に不自然極まりない立地に不自然極まりない高層ビル…(爆
スカイタワー41なんですが…その名の通り、41階建ての高層高級マンションです。

なんでこんな田舎に!?って感じでしたが、意外と住人も多いし、SNSで騒がれてたよりは
上山市ってド田舎な感じでもなかったので正直肩透かしにあった感は否めませんでしたね。


そして、気がつくと日没時間が迫ってきてます。群馬からの移動だけでほぼ終わりそう(汗

この時、蔵王山の天候が本当に微妙で、どっちに転ぶか全く予想出来ない感じだったので、
もしも蔵王へ行かないならこのまま70キロさらに北上して豪雪の銀山温泉の撮影でも?とか
いろいろ案を出して悩んでたんですが、銀山温泉に夕方行っても入浴出来る施設もないし、
単に銀山温泉の写真を撮るだけの為に往復150キロは何となく馬鹿らしいと思えたので、
やっぱりロープウェイが動く限り悪天候でも蔵王のライトアップだな!ってようやく決定(^^;




すぐさま蔵王のロープウェイ山麓駅へ走りました。

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到着時には既に日没を過ぎて周囲は真っ暗でした。
スタッフの話によると、天候がよろしくないのでロープウェイは早く終了するとのこと。

ひぇー!危なかった!もう少し遅くに到着してたらアウトだったかも。

ってか、天候やっぱりダメなのか(涙



それでも滅多に体験出来ない厳冬期の蔵王、しかもスノーモンスターのライトアップ。
楽しみじゃないワケがありません。ということで、ライトアップ観賞用チケット買っていざ!

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出発前からロープウェイはガッチゴチに凍ってました…そりゃそうだわな、極寒だし(汗


で、いざ乗り込みましたが…座席もめちゃくちゃ凍てついてるので座面がヤバかった(涙
これ、絶対にマイ座布団を持ってくるべきでした。登山じゃなくても登山みたいなもんだし。


で、窓の外からは暴風雪で見えづらいものの、標高が上がるにつれスノーモンスターが!

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おぉー!これがあのスノモンか!…と、テンションが一気に上がってきましたが、
風もめちゃくちゃ強くてたまにロープウェイが停止したりして不安を煽られまくります(汗



しばらくすると山頂駅に到着です。室内の温度計はマイナス16℃前後を表示してました(爆

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室内でこれだけ寒ければかなり極寒が期待出来ますね!

暑いより圧倒的に寒いのが好きなので、とにかく1℃でも寒いことを祈るばかりでした(笑


室内からも鑑賞出来ますよーとは言われたけど…室内が既に凄いことになってます(寒

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自販機があるけど、自販機からドリンクを取り出した瞬間凍結しちゃいます、とのこと(爆



そりゃそうです。バッグからカメラを取り出してすぐにカメラが見事に凍結してました…(怖

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室内ではよかったんですが…ちょっと外へ出ると風速25mの爆風です。
そして気温はマイナス25℃前後だそうで。実質的に体感温度はマイナス50℃…(爆

これまでの人生で体感温度がマイナス50℃以下になったのは真冬の木曽駒ヶ岳以来。
その時もカメラは当然凍ってシャッターも切れず、スマホは1秒で凍結してバッテリーアウト。

しかし、寒さに弱いと言われるソニーのミラーレスですが、フルサイズは多少堅牢なだけに
シャッターが切れなくなることはなかったです。ただ、息が当たるとその部分が瞬間凍結(汗
なので、息を止めたままで必死で撮影してましたが、そもそも自分が凍結しかけてます(涙


因みに室内まで戻れば何とかなるのですが、グローブは絶対に外せないので
厳冬期登山ではお馴染みのタッチペンをブラ下げてます。

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グローブは3重にしてます。耐寒性能としてはマイナス31℃まで可能なBDのソロイスト。

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もはや厳冬期ではド定番の厳冬期用グローブですが、それでも体感マイナス50℃下では
常に指を動かしていないと凍傷になるレベルで指先の感覚はすぐに消えていきます(怖
もう少し長い時間外にいる場合はさらにこの上からテムレスなどを装着する必要があります。
4重にもすると、いよいよ指なんかまともに動かせない状態になっちゃうんですけどね(大汗


何とかシャッターが操作可能な状態にして、1分以上外に出ないよう注意しながら撮影。

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もはや極寒すぎて観光で訪れてるような人たちはほとんど屋内から眺めるだけです(汗

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とにかく体が飛ばされそうなほど爆風なのでカメラを固定することは到底無理。三脚も無理。

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なので、おもいっきりISO感度を上げてシャッター速度を短くするしかありませんでした。
正直、ここまで爆風だとは思いもよらず…もう少し厚手の服装にすべきだったかな、と(汗


そして、下山時は…こんな爆風なので不安でしたが…まさかのロープウェイ中断…(爆


風が通良すぎて運行出来ない状態が続いてて、結局40分近くも待たされてから下山(涙

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駐車場にはもはや誰もいません…ってか、時間がかかりすぎて非常にヤバい!!



こんな凍てついた状態で下山後の蔵王温泉に入れなかったら暴れるぞー!

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ってことで、猛ダッシュで蔵王温泉へ向かいました。宿泊してるワケじゃないですからね、
時間が遅いと日帰り入浴なんか全く出来なくなっちゃいます…


なんとか間に合いました、本日ラストのイベント…蔵王温泉で貸し切り湯!!

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いや~、極楽すぎます!!(涙

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体がとんでもなく冷え切ってたので最初の10分近くまともに湯船に入れませんでしたが(汗
少しずつかけ湯をしながら徐々に慣らして行ってようやく入ることが出来ました。

慣れたらさほど熱くはないんですけどね、多分湯温は42℃くらいだったと思います。
いい感じで換気されてるので時折雪が舞い込んできて涼しくて気持ち良いです(笑



時間いっぱいまで入浴したところで再び駐車場まで戻って山形市街へ向かいます。

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この日の山形市…なんと、マイナス10℃!!蔵王山頂付近はまだ暖かかった方なのか(爆

なんかこう2ケタ氷点下だとちょっとテンション上がりますよね…(変態)



そして、夕食は適当にチェーン店で済ませて、本日予定していた車中泊スポットへ!

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スマホ写真でわかりづらいですが…気がついたら雲がかなり消えてました。
山形市と上山市の夜景、それに蔵王山付近もよく見える最高の見晴らしですね!


そんな夜景を眺めつつ、翌朝の雪山登山に向けてようやく就寝です。

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車内は比較的ポカポカしてると思ってたんですが、寝る前から既にマイナス4℃でした(爆

ま、それくらいだったらフツーに快適に眠れちゃいますけどね。



そして遠征2日目の移動はこんな具合でした。勿論、全て一般道の利用となります(爆

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というワケで、蔵王のライトアップ編はおしまい。
次は遠征3日目、いよいよ蔵王スノーハイク編…今回の遠征の目玉です!!
Posted at 2023/05/29 23:18:24 | コメント(0) | トラックバック(0) | 登山 | 旅行/地域
2023年05月20日 イイね!

2023年冬のおさらい~2月(東北遠征・出発編)

2023年冬のおさらい~2月(東北遠征・出発編)








2023年2月に入ってからもガンガン遠征に出かけました。厳冬期もいよいよ終盤ですね。
何せ真冬でも積雪どころか雪すら滅多に降らない愛知県民にとって雪国はまさに異次元(笑

2月の名古屋は相変わらずポカポカ陽気続き。おかげでオープンドライブに最適な時期です。

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しかし、今回自分が味わいたいのは雪国の「極寒」です。そう、避暑地への誘いなのです(爆

今年はようやく厳冬期の雪国へ行けることになったのでもうずっとワクワクしてました…が!
2月の日本海側の東北地方の晴天率は3%程度とか言われていて、1日晴れる日がまず無い。
そんな時期に果たして実際行けるのか?という疑問もありましたが、天気が悪いなら悪いで
雪国の日常が楽しめるし、雪見風呂とか最高そうだし!と、どっちに転んでも楽しそうです(^^;

というワケで、2月の遠征は東北&北関東で決定です。本命はスノーモンスターのいる蔵王山。
おまけとして日光白根山、武尊山、と日本百名山。そして草津温泉、蔵王温泉での雪見風呂、
福島の名物ソースカツ、信州の大王さわび農園、白鳥飛来地、その他オプションも盛り込みます。


とりあえず随分前から慎重に?現地の情報を仕入れて準備をしておりました。
1月には厳冬期登山に向けて初めてアウター(防寒着)やスノーシューなども購入しましたが、
さらに極寒を耐え抜くべく、厳冬期用のグローブも新たに購入しました…2万円近くします(汗

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一応マイナス31℃まで対応してるということで、それなら真冬の蔵王でも大丈夫かな、と。
…この時はそう思ってましたが、こんなゴツい極寒用のグローブでも凍傷寸前でした…(怖


さて、やってきた当日。実は予報はかなり微妙な状況で、予定していた約5日間全て曇天傾向(汗
出発直前では雨まで降ってましたが…出発の朝は奇跡的に?晴れ上がってました(^^;

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これから東北まで向かうというのに、まさかの一般道です。ノンストップで片道16時間(爆
自分でもさすがに頭おかしいだろ、と思いましたが…今回も超低予算遠征ですからね。

それでも見える景色は超贅沢です。真っ青な空に中央アルプスが見えて来て早くも最高!


松本市内で人気のパン屋、アガタベーカリーで翌朝用のパンをゲットしておきます。

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昔ながらのシンプルなパンです。

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とりあえず松本市内で買物を済ませた後、安曇野へ移動して久々に大王わさび農場でランチ。

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ほんと、安曇野は数えきれないほど訪れてますが…どこを見ても良いですな~。

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そして、いつもの白鳥の遊水地をチェックして…って日中なのであまりいませんでしたが、
河川の南の方へ様子を見に行ったら…めちゃいました、こっちがエサ場だったのか(笑

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安曇野を後にして今度は草津温泉へと向かいます。さすがに山形まで一気には行けないので
まずは群馬県まで行って車中泊をして、翌朝日光白根山へ登山しようというプランでした…が!

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なんという事でしょう…長野県はあんなに晴れてたのに、草津方面はまさかの大雪です(怖
天気予報でも想定外だったらしく、現地では3箇所で事故が発生していて大混乱でした…

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運良く交通規制を掻い潜って目的の草津温泉に着いたものの、-10℃近くなって極寒だし、
大雪警報出るし、暴風だしで…もはや温泉どころか翌朝の登山も諦めかけていました(汗

そこで温泉へ連絡すると…一応何とか営業は出来てるとのこと。え?こんな暴風雪で?!

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とりあえず半信半疑で現地の駐車場まで行き、そこから吹雪の中をひたすら歩いて行きました。

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さすがに寒いし、早く温泉でぬくぬくしたい…片道600mとは言え雪深くて大変です。


そしてやってきたのがこちら!

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そう、草津最大…西の河原露天風呂。草津の源泉は非常に熱くて真冬しか入れません。
なので、こんな吹雪の中なら露天風呂はさぞかしお湯も温くなって入りやすそうです!

というワケで、吹雪でほとんど誰もいない広大な露天風呂でのんびり温まる事が出来ました。
気温は-9℃で、湯温は41℃くらいまで下がってたので自分にとっては最高でしたね、ええ。
これが晴れた昼間だと43℃くらいにはなっていて、熱すぎてのんびり入ってられませんからね。


草津温泉で癒やされたところで再び吹雪の中をてくてくと歩いてようやく駐車場へ戻りました。
しかし、そこは草津温泉…-10℃近い極寒でも湯冷めすることなくポカポカなままでした!

因みに常夏仕様の自分はこの時も半袖半ズボンでした。ハタから見たら完全にキ○ガイ(笑


草津温泉を出たら多発してる事故を横目に群馬県北部を東へひたすら移動します。

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雪は相変わらずガンガン降ってます。もう天気予報なんて全然わかんないですね(汗


そしてお腹も空いてきたところで群馬県内のラーメンチェーン店、おおぎやで遅い夕食を。

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頂いたのは…迷わず、バターコーン塩ラーメン。若い頃、めっちゃハマってたバタコン系(笑

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全然止む気配の無い雪を見つめながら…もう日付変わってるんだけど、山は無理よね??

この時点で、翌日はさすがに山へ登るのは危険だし無理だろう…と、判断してました。
今回、非常に難しい気象条件下での遠征なので、あらゆる想定をしておりました。
プランAからプランEまで、各種パターンを(笑

当初は無謀にも1日で休憩しつつ山形まで一気に移動しようと思ってました。
何せ何年か前には夫婦で仕事終わりに名古屋から秋田までノンストップで行けましたしね。
しかし、それは嫁さんがいて、途中疲れたら運転交代してもらえるというのがあったから。
今回は当然1人なので不可能です。ただ、2人の時と違っていつでも寝ることは出来ます(笑

なので、疲労蓄積してるな、眠気があるな、という時点で素直に休む事にしました。

で、初日の移動はこんな具合でした。距離としては大したことはないんですけどね、約400キロ。
しかし、今回は交通量の多い日中でしかも一般道のみなので…なかなか時間かかりましたね。
おまけにそこらじゅう寄り道しまくってますからね、当たり前か(汗

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で、車中泊としたのは、尾瀬の入り口ともなっている群馬県片品村の道の駅でした。

もうすっかり深夜になってます。さすがに長距離運転の疲れもあって、比較的すぐに撃沈(笑



天気をあまり期待していなかった翌朝。車内の温度計は1℃でしたが身体は意外とポカポカ(笑
人間、寒い方が間違いなく安眠出来ますね。雪山で遭難した人が「寝るなー!」ってやりますが、
そりゃまぁ眠くなりますよ、寒いとね。とりあえずこれで寝袋と電気毛布もあるから無敵です。

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で、おそるおそる車内のカーテンをガバーッと開けてみると…

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雪はすっかり止んでました。なんだかとても静まり返ってます。時間は朝7時を迎えたところ。


道の駅から見える景色は…ん??日光方面、ちょっと青空になってきてるんじゃね??

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こうなってくると、また頭の中でグルグルとB案、C案、D案…と、プランが並べられます(汗

元々ここで寝る事にしたのは、登山口まで車で約30分の日光白根山へ行けるから。
で、起きて晴れてたら登ろう!と思っていたんですが…うーん、晴れてるけど微妙だなぁ??

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とりあえず昨日仕入れておいた朝ごはんを食べながら必死で考えます(^^;

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ここで、C案を考えます。C案はこのまま山形まで移動して、蔵王へ登るというプランです。
この片品村から最短でも約350キロ、日中の移動となるので時間にして最短でも7時間(爆
途中でご飯食べたり休憩したりを考えても蔵王へ到着するのは早くて15時以降となる計算。

当然、その時間から登山なんか出来るワケがないので、さらにD案を検証していきます。
D案はもはや登山どころでないのでいっそ蔵王よりさらに北上して銀山温泉へ行く計画です(笑

しかし、そこまで天気悪いワケでもなさそうだし、そうとなれば蔵王のライトアップ狙いしかない!
ってことで、E案発動。というか、D案かE案かは山形県へ入ったあたりで決めるとしました。


というワケで、片品村を出発。しかし、さすが早朝…雪?上がりで-5℃以下の寒さです。

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まるで画に描いたような路面凍結…ブラックアイスバーン!そして早速目の前の車がクラッシュ。
おかげで大渋滞になって危うく初っ端から出鼻をくじかれそうになりましたが何とか回避(^^;

本来なら奥日光から栃木県、そして南会津へと抜けられるんですが、冬期通行止めもあるので
一旦赤城山麓を南下して桐生市から北上するしか無く大回り。しかも大雪直後の峠道…怖すぎ。


因みに赤城山は以前、早春の遠征で車中泊をしたんですが…この時もなかなか大変で(汗

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本当は通りたくなかったんですが、これ以上大回りすると蔵王に到着が日没になりかねないので
頑張ってショートカットしつつスタックしないよう、スリップしないよう、急ぎました(涙


因みに…前日、安曇野を出てから気温はずーーーーーっと朝昼晩と氷点下でございます(笑

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こんな寒くても、車内には電気ポットもあるのでいつでも温かい飲み物が飲める幸せ…
今住んでるところからしたらとんでもない田舎を行くので自販機もコンビニも無いですもんね(汗


というワケで、中途半端ですが…2月のおさらい、東北遠征出発編はおしまい。
次はいよいよ人生最大の極寒体験となった、蔵王ナイトハイク編へと続きます!!
Posted at 2023/05/21 01:51:03 | コメント(0) | トラックバック(0) | スポット | 旅行/地域
2023年05月18日 イイね!

2023年冬のおさらい~1月(後編)

2023年冬のおさらい~1月(後編)









さて、2023年1月後半もザクっと思い出せる範囲で備忘録です(^^;


新たにNボックスを仕様変更してから間もないですが、もはや完全に自宅と化してます(笑
これまでの紆余曲折があったので徐々に改良?されていったってのもあるんですが…
特別お金をかけなくてもDIYが死ぬほど苦手な自分でも結構出来るもんですね。

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長尺物は床下に差し込めるスペースがあるので三脚やストックなどは全てこちらへ。
タオル類や細かくて重たい備品はその隣のボックスに分けて収納してます、ダイソー品で。
で、床面は勿論、半分は210×60センチの寝床になっていて電気毛布とシュラフを予めセット。
その隣半分にはポータブル電源や折り畳みテーブル、最近だとテーブル兼用で冷凍冷蔵庫を。
天井は日除けシールドや後方用カーテン、ハンバーやグローブといった重たくないものを収納。
ハイトワゴンのスペース有効活用ですね。それでもまだ寝床で胡座をかいてもギリギリ大丈夫。
運転席後方にステップが設けられてるので中腰で立つ事も出来るので着替えも出入りも楽チン。

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そして何と言ってもこの大きなリアゲートが跳ね上げ式なのが意外と冬なんかには役立ちました。
昔はパジェロやジムニーの横開きが好みでしたが…それだと雨や雪の日にめちゃ苦労しますが、
跳ね上げ式ゲートだとゲートがそのまま雨除けとなるので、ここに延長テーブル出してきたり、
椅子を出してきたり、さらにゲート用のタープでも下ろしたら完全に空間延長可能になりますしね。


…というワケで、1月後半もあちこち車中泊しながらお出かけしまくりでした(^^;


まずは天気予報を確認して豪雪予報のある日に敢えてお出かけ。
この数週間前に訪れた際はあまりに雪が少なくて拍子抜けしてしまったので今度は逆狙いで。

というのも、この冬買ったこちらをどうしても使ってみたくて。

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カメラ愛好家の間では有名らしい、ゴドックスのストロボです。
正直、ここまで良いのでなくて良かったんですがセールで激安になった瞬間ポチりました(笑
いずれリモコンも購入して離れた場所からのストロボ撮影もしてみたいところですね~。


で、お昼前くらいに出かけたんですが、名古屋を出発して1時間で雪が降ったり止んだりでした!
これはかなり豪雪を期待してもいいんじゃ!?


最初に訪れたのは郡上八幡城。この時には雪も止んで青空が広がりました。あれ?雪は…?!

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お城はちょうど降り積もったばかりの新雪のおかげで白鷺城みたいになってました(笑


今回はとにかくひたすら国道156号線を北上していって豪雪を体験して名古屋へ戻るツアー。

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郡上を過ぎればもう本格的に雪国になりますね。あまり経験の無い大雪に感動です!

時折雪が多すぎて車が停車しそうになったりしますが、そこはショベルも車載してきたので
ガシガシと雪かきをしながら進軍していきます。スタックしたらスタックしたで寝ればいい(^^;

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しばらく豪雪地帯を走ってるとこのようにタイヤハウスの中までギッシリと雪で埋まります(爆
そして当然…放置すればやがて走れなくなります。なので、適度に様子を見て雪かきです。


ド平日の日中なので、ほとんど車の往来もなく、途中の道の駅とかも閑散としています…


ようやく飛騨白川郷の手前、飛騨白山の道の駅へ到着した頃には再び大雪になりました。
そして、ついに先日購入したばかりのストロボを初めて使ってみることにしました!

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とりあえず使い方がほとんどわからないんですが…フラッシュONにして適当にパシャリ。
おー!!これがよく見かける玉ボケの雪景色ってヤツかー!って、1人で感動してました(笑

なんかこうなる理屈は何となくわかったので、こんな調子で白川郷も撮れたらいいなー、と。



そして、スタックしないように慎重に雪道を走りながらようやく白川郷へ到着したのですが…

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ダメじゃん…今度は雪降り過ぎてろくに見えないやん!(涙

頑張って挑戦してみましたが…これはさすがにアカンやろってレベルで降り積もっていったので
怖くなって展望スポットから下山して、本日予定していた友人に紹介された飲食店へ向かいます。

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岐阜県と富山県の県境にある五箇山へ向かっているんですが・・・ご覧の通りの豪雪地獄。
もう停車したら二度と動かないんじゃ?ってくらいの勢いで雪が積もっていくのを見ていて、
あ~、こうやって雪国では遭難するんだな、運転出来なくなって事故るんだな、と理解(^^;


そして、何とか辿り着けた五箇山でどうしても食べたかった料理がこちら。

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地元で採れた山菜蕎麦とイワナの握り寿司!何度も来れなくて今回ようやく来れました(涙

ってか、この豪雪っぷりだし、もうお店なんか絶対やってないだろうと思ってたんですが…。
ご主人曰くどうせ豪雪で誰も来ないだろうから閉店時間前に閉店して道路に雪が積もって
脱出出来なくなる前に帰ろうとして準備したところに自分がたまたま入店したようです(汗

勿論、他に誰もお客もいないし、そもそも平日で豪雪の五箇山…とにかく何もありません(笑

この豪雪の中、名古屋からFF車で訪れた事にめちゃくちゃ心配されましたが、
一応自分は豪雪時の対策だけはしています、と伝えて何とか料理も食べることが出来ました。
地元でもあるご主人とスタッフの方とイワナの事や五箇山について談笑しつつ、ごちそうさま!

イワナの握り…とてつもなく美味かったです。川魚の概念を完全に覆されました。ヤバい。
何1つ臭みもないし、これが「鯛」と言われたら信じられるくらいプリップリで豊かな味でした。
この豪雪地帯だからこそのイワナで、さらに今では数少ないイワナの職人だからこそ、だそう。


そして、めちゃくちゃ美味しいお寿司と蕎麦を堪能して車へ戻ると…

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ええ、わかっちゃいましたけどね。うん。もうどう見たってジ・エンド!って感じじゃないですか(爆

もはや駐車場ですら膝まで積もった雪に、チェーンも無しで無理だろ?!と思いましたが…
何とか駐車場から脱出することに成功。さらにここから北上すると、待避可能なスノーシェッドが
あるのを知っていたので、頑張ってスタックしそうになりながらも向かいました。


2回ほどスタックして動けなくなりましたが全力で雪かきして脱出、無事に辿り着けました(^^;

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気温的には-7℃くらいで特別寒くもないですが…今回から新たに導入した電気ストーブ!
これが大活躍でしたね。弱で300Wにしても熱すぎるくらい。まぁ狭い車内だから当然か(汗
以前まで使ってたファンヒーターは正直最大にしても熱すぎるなんて事は全くなかったし、
そもそも最大だと1000Wくらいの消費電力なので、いくら大型バッテリーでも1晩しか持ちません。
その点、300Wでも十分すぎるくらい熱い電気ストーブだと風で気持ち悪くなることもないし、
消費電力が控えめなおかげで電力不足になることもないし、何より一瞬で温まるのが良いです。
特に雪かきすると手が完全に凍えるんですが…電気ストーブがあると即熱だから安心ですね!


というワケで、スノーシェッドの路肩で豪雪で埋もれる心配もなく安心して入眠…

早朝、地元民から聞いていた通り、一斉に除雪車が稼働を始めたのでその音で目覚めました。

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この日もフツーに平日だし、当然、地元の人たちは出勤や通学もありますもんね…大雪でも(汗


日が昇って少し明るくなると周囲の状況がよくわかるんですが…見たことない豪雪っぷり!

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え?この家の人はどうやって外へ出るの?歩道が完全に消滅してるんだけど!?とか、
もう年に1~2回、積もっても5~6センチの名古屋民にはとても斬新な光景でした。


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電話ボックスも…これ、フツーに使えないよね。ってかバス停が違うオブジェになってるし(笑


国道は最低限の除雪はされるんですが、他の駐車場なんかは全て地元民が自ら実施。
これを雪の日は毎朝やるのか…!?って考えると雪国の生活も決してラクじゃないですよね。

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せっかく除雪車が除雪しまくってくれても雪が止まない限りすぐにまた積もっていきます(汗


とりあえず雪が降ってるうちじゃないストロボ撮影が出来ないので、まずは相倉の合掌造りへ。

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ようやくそれらしいのを撮る事が出来ました!きっとホタルの撮影もこの要領なんだろうな…


あまりの豪雪っぷりで集落を巡回する余裕はまるで無かったので早々に後にして次の場所へ。

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こちらは菅沼の合掌造り。この頃には雪は止み始めて太陽もわずかに出てきてました。
さすがにもう無理かな?って思いましたが…何とか雪玉ボケも撮ることが出来て何よりです。


因みにこの数週間前に訪れた時はこんな具合で…雪がどっさり積もった形跡はありますが、
あまりに天気が良すぎてさっさと雪解けして見たかった冬景色ではなくなってました(汗

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これはこれで趣があるとは思うんですけどね…


それはそうと、五箇山を散策してるとこうした殺人トラップを多く見かけました(爆

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玄関開けて建物の外へ出て扉を閉めた瞬間、巨大な氷柱が落下して刺さりそうです(怖




で、ここからは岐阜県の郡上から富山県の射水へと流れる庄川に沿って156号線を北上。
そして、庄川に架かる橋を中心に雪景色を撮っていきます。今回は山登りが無くてラクです(笑


まずはこちら、大渡橋から。別に観光スポットでも何でもない単なる橋なので駐車場もなく、
遠方からてくてくひたすら歩いてお気に入りの撮影スポットへ。

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ちょうど雪も止んで風も収まってるタイミングだったので河川だけど見事にリフレクション!
豪雪の季節だからこそ、の冬景色。真っ赤な橋以外がモノクロっていうパートカラーな世界。

そして豪雪直後で交通量もほぼゼロ状態。豪雪のワリに気温もそこそこ高くて過ごしやすい。


さらに北上していき、次は利賀大橋へ。

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こちらもお気に入りスポットから。まだ庄川は穏やかでリフレクションもありました。
日差しも強くなってきてより一層赤い橋が鮮明になって良いですね!
それに、昨晩の大雪のおかげで周囲の樹木の冠雪も見事でした。


そして、いよいよ本日午前の部、メインディッシュを狙いに向かいます…!


はい、皆さんご存知…庄川挟遊覧船です。

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なかなかこんな絶妙なタイミングなんてあり得ない!って思ってましたが…案外ありました(笑

遊覧船は1日数本、この先にある遊覧船でしか行けない大牧温泉と砺波市を結んでいて、
先程訪れてた利賀大橋と手前に見える長崎大橋の下を潜っていくのが何とも旅情があり…
気象条件が良いと遊覧船から立つ航跡波も美しいし、モノクロの中の赤い橋も印象的です。


遊覧船を別のお気に入りスポットからも。

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ほんと、この日の庄川が穏やかなおかげでここでもリフレクションが美しかったです。
こちらの写真はスマホだと思うんですけどね、十分イイ感じ…だと思います(^^;


そして午後を迎え…後半戦。いつもだとこのまま北上して富山湾まで出てしまうんですが、
今回はグッと堪えて?再び岐阜県の方へと戻っていきます(笑



再び利賀大橋へ戻ってきて別アングル。午後からは除雪車が入ってました。

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さすが豪雪地帯。除雪の仕方もなかなかダイナミックですね…庄川へザブン!と放り投げ(笑


そして、大渡橋へも再び。この頃には完全に青空が出ていて日差しが眩しかったです。

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なんかこういうの、好きなんですよね~。シンメトリカルなアングル。しかし微妙な角度だな(汗


しかし、ここへ来て1つ困ったことが。


そう、今回豪雪なところが見たい!と思って狙ってたワケですが…これだけ天気良くなると、
雪ボケな白川郷とか撮れないんじゃ!?という、晴れたら困るという晴れ男ならではの心配が(汗

一応予報では日没前後で急変するらしいですが…にわかに信じがたい天気でしたね。

しかし、これで今回の遠征もおしまいなので…とりあえず豪雪の白川郷を散策しておきます(笑


…と、その前に五平餅ソムリエとして、これは食べておかねば!という事で、遅いランチを。

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本当は名物の栃餅とかも食べたかったんですが…いかんせん少食なので無理でした(涙
なのに五平餅は2本食べてしまうという(汗



小腹を満たしたところで白川郷を散策~。さすが、大雪のおかげで風情があってステキ。

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よく見るとこちらでも殺人トラップ発見!ってか、向きが…どっちにも飛んでいけるのか(違

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ひと通り散策してぼちぼち日が陰ってきたあたりで駐車している荻町城跡へ戻ってスタンバイ。

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17時を過ぎたあたりからポツポツと…合掌造りの家屋から暖かな照明が…

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あ~、いいですね!まさにザ・白川郷!って感じ。これが見たかったんですよね~。

でも、欲しかったのはさらに…適度な降雪なのです。早く雪雲が来てくれないかなーと。
待ちわびること約1時間、ようやく雪雲が現れて雪が降り始めました!!



そして、本日の締め括りはやっぱり…

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これですね、ええ。雪が降り注ぐランプで灯される白川郷!寒いのに温かく感じますね!


実際には…3時間近く動かずジッとしていたので身体が凍結するかと思うくらいガチゴチ(怖
それもそのハズ、全日の大雪でその場の足元もめちゃくちゃ雪が積もってましたからね…

そしてこれだけ雪が降ってるということは、カメラにも自身にも雪が相当積もってました(汗

これまで悪天候下で撮影とかしたこともなかったので、これはまた色々対策考えないとなぁ。



というワケで、冷えた身体は車内のストーブで温めて回復。白川郷を後にバキューンと下呂へ!
日没後から再び降り始めた雪がなかなかすごかったですが…下呂を過ぎた頃から雨混じりに。

向かった先はこちら!

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はい、最近お気に入りとなってる大安です!下呂方面ですが、店があるのは上呂です(汗



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下呂の中でも比較的夜遅くまで営業している上にシンプルに安くて美味しいんです。

岐阜で定番と言えば鶏ちゃん料理なんですが…この店ではとんちゃん定食が定番です。
ある程度焼いた状態でフライパンごと出てくるので後は自分で適当に焼いて食べます(^^;

絶妙な味噌味がたまりません。ご飯はおかわり自由で800円と非常にリーズナブルです!



ってな感じで、ようやく2023年1月分のネタもおしまいです…いや、まだ他に出かけたり
撮影したりとかあるんですが…一生終わりそうにないので割愛して2月編へ、続けます!(汗
Posted at 2023/05/18 21:36:53 | コメント(0) | トラックバック(0) | スポット | 旅行/地域
2023年05月15日 イイね!

2023年冬のおさらい~1月(前編)

2023年冬のおさらい~1月(前編)









ようやく2023年に入りました…いや~、お出かけすぎにも程がありましたね(汗

というワケで、2023年1月1日はいつものように書き初めからのスタートです。

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これをいつも職場のロビーにドドォーンと貼り出します。あけおめ、DIY精神です(笑



そして、ありがたいことに毎年何かしらフォトコンテストで受賞させてもらってるんですが…
去年は新潟県の佐渡島のフォトコンで受賞したので、そちらの副賞が届きました(^^;

いつもいつもこんなカメラのこともろくに知らないド素人なのに…ありがたいことです。

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佐渡島のフォトコンなので、佐渡島名物が一式送られてきました。勿論全部食べました(^^;
まだ他のフォトコン受賞で消化しきれてない副賞がいくつかあるので今年中には…


そして、1月と言えば…昨年の11月に愛車の下に引っかかって泣き叫んでた捨て猫。
推定生後1ヶ月未満で体重500gもなかったんですが、保護して立派に育てた結果…

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なんとまぁ立派な猫になってくれました。これで生後約3ヶ月ちょい。なかなかハンサム君。

我が家は既に2匹の保護猫がいたので3匹目は経済的にもなかなか厳しいと思ったので
里親を募集したところ…殺到しました、ええ。そりゃこんなにカワイイ子ですからね。
なので、めっちゃくちゃ厳しい条件を出してようやく数組に絞ったところで里子に出しました。

とりあえず年齢が若くて高収入で広い一戸建てで常に家人が自宅にいて子供が幼くないこと。
あと、犬も猫も飼った経験がある人。これだけ出したらさすがに該当者は数人でしたね~。

ぶっちゃけ猫を飼う点では何も厳しい条件とは思わないですけどね、寧ろ当たり前な話。
年齢については、猫は20年前後生きるので飼い主が先に病弱になっては困るので、
30~50代に限ってくるし、高収入ってのはイヤな言い方だし自分は高収入じゃないけれど、
要するに金銭的に余裕がある家庭じゃないとダメって話。
一戸建てってのも当然、猫なので暴れまわるので広い家じゃないとダメですからね。
あと家人が自宅にいること。飼い主がみんな外へ働きに出てるようだと世話出来ないんでね。
他に、絶対に外へ出さない、出せないようになっている家ってのも最低条件でした。

因みにこれを読んで、厳しいなって感じた人は動物を飼うのは絶対ヤメた方が良いですね。
ハッキリ言ってペットを飼うのに向いてません。

…蛇足でした。




さて、1月に入って去年の車中泊旅を反省?して、何かもっと快適にせねば!ということで、
ついに本格的にベッドキットを導入することにしました。で、休日にサクっと組み立てました。

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Nボックスカスタムを最大限活かす車中泊、軽キャン仕様…いろいろ悩みました。

まずはスチールラックを全面に張り巡らせて高さ30センチ程度の床面を作ります。
後部座席は前倒しにして前席は逆にリクライニングさせて潜り込ませる方式です。
これが一番スペースを無駄にせず有効活用出来るスタイルだと思います。


そして床にはNボックスカスタムと同じ黒革仕様です。高級感ありますね、これだけだと(笑

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他にカーテンは以前と同様に遮光カーテンで、天井には橋渡しにして金網を設置。
いわゆる天井収納ですね。軽いモノとかはもう全部ここに上げてしまうのでスッキリ。

そして、ベッドは長さ2mチョイもあるので野球選手でも足を伸ばして眠れますね(笑
この長さというかゆとりがNボックスならでは。
正直、ジムニーやハスラーなんか大好きな車ですが…車中泊するには狭くて厳しいです。
今まで足を曲げて寝たりしても全く疲れが取れないし、所詮「仮眠」の域だったんですが、
今回のベッドキットを導入したおかげで、自宅と何ら変わらない環境で寝られるようになりました。


そして、自宅と変わらぬ環境を目指すべく、同時に導入したのが…こちら。

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はい、ポータブル電源です。今まで使っていたのは写真右側の電源で、最大300W。
容量としては約12万mAhで、まぁ電気毛布を2晩使う程度では問題ありませんでしたが、
それ以上は使えないし、最大300Wとなると、ドライヤーや電気ポット、コーヒーマシン、
電気ストーブなんかを使うにも厳しいです。まぁ低電力タイプの家電はいくらでもありますが、
それ以上にネックだったのは「充電速度」ですね。バッテリーで一番面倒なのがまさにそれ。

しかし、今回導入した大型ポータブル電源。最大2400Wなのであらゆる家庭用家電が稼働可。
さらに気になってた充電速度も家庭用電源なら2時間もかからずフル充電!
シガーソケットからの給電でも常時100W以上で充電してくれるので、気がつけば移動中にも
バッテリー残量が復活しているので、1週間とか連泊で使用していても特に問題ありません。

さらに、ここ1~2年で急速に需要も増えたし、バッテリー材や機能も改善されていったので
数年前までは20万円以上は下らなかった今機も実質8万円足らずという超低価格でした。



これによって一気に車中泊が豊かになりました。もうガンガン家電を使いまくります(笑

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そんなワケで、この軽キャン仕様にして…早速いかがなものか車中泊に出かけます。


最初に訪れたのは…岐阜県飛騨地方と北陸富山。

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自宅を深夜に出て高山市内で仮眠していたんですが、朝起きたら-9℃!!
久々に気合の入る寒さでテンション上がりますね!因みに早朝は-14℃だったそうで(爆


とは言うても、-10℃前後だと自分は半袖で平気です。寧ろこの涼しさに感謝です(笑

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この寒さならもしかしたら…!?と、中部地区で最も寒いと言われる旧荘川村へ。


足元には特に冷え込んだ証拠でもある雪の結晶がハッキリと…!!

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しかし、残念ながらダイアモンドダストはイマイチでした。一応少しは発生しましたけどね。
やはり、マイナス15℃を下回らないとダメっぽいです。前日は-16℃だったそうです(汗


で、気を取り直していつもの…

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白川郷&五箇山の合掌づくりを散策。前回2月に訪れた際はビックリするほど雪がなくて、
まるで想像していたものとはかけ離れていましたが…今回はまずまず、ってところ。

とは言え、ぶっちぎりで天気が良いのでものすごい勢いで雪解けしてしまって…(汗


ん~、タイミングがズレたなぁ。こんな時にぶっちぎりの晴れ男マジック効いてもねぇ??


というワケで、次は…こちらもお約束。そう、1月上旬はまだギリギリ寒ブリ期間!
なので、氷見漁港までバキューンと北上して、いつもの寒ブリ丼を堪能しました。

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前回は寒ブリは寒ブリだけど、氷見産の寒ブリ宣言中の寒ブリではなかったので、
何だか残念な気持ちにもなりましたが、正直…特に味が極端に変わるワケでもなく、
あくまで「氷見産の寒ブリ」というブランドの有無だけですね。勿論、美味しくないワケはない。

ただ思ったのは…漁港だし特別安いってワケではないのでブランド料って考えるなら、
今度からは寒ブリの刺し身だけ購入して、ご飯くらい自前で用意した方が良さそうです(^^;

なので、次回は車載炊飯器を導入して、刺し身をおかずに車内か海辺で食べようと思います。


因みにブリ丼にはこんなデカいアラ汁の鍋もセットでついてきます。これもなかなか美味い!

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氷見の寒ブリをたらふく食べてお腹いっぱいになったところで富山市内へ移動します。

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ぶっちぎりの快晴だったので、前回狙えなかった立山連峰、剱岳と富山市街の絶景。
しかも、この日は風がやたら強くてトビとかホバリングしまくってたのでトビをフィーチャー(笑


そして、調子づいて、富山市街を離れて…再び氷見方面へと戻りつつ、お約束スポットへ。

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コレもいつか撮りたいと思っていた前出の剱岳に大湊大橋と旅客機と奇跡のコラボ!!
残念ながら時間が時間だけに逆光と気温上昇で空が白んでしまいコントラストが…(涙
とは言え、1日1回限りの飛行機が狙えたのは収穫でした。バズーカー最高です。



そして、この間にもあちこちで撮影して楽しんだところで…今度はこれまたお約束の雨晴へ。

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今日はどうだろう?って思いながら夕暮れを海岸で待っていたら…見事に焼けて来ました!
やっぱ真冬の立山連峰、北アルプスはエグいですね、エグすぎます!見事なアーベントロート。


そして、定番すぎてイヤになりそうですが…海岸に浮かぶ女岩を中心に背後の立山連峰。

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これだけ天気に恵まれることも無いので良かったです。何度も通った甲斐がありますね(涙

さらに風が弱ければ海辺のリフレクションも可能だったかも?!と思うとまた来ないとね(笑



そんなワケで、結局完全に日没を迎えるまで海岸沿いで撮影を楽しんで、その後はこちらへ。

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いつ見ても美しい、海王丸パークの海王丸と新湊大橋のライトアップですね。
ここはいつ来ても見物客も少なくて快適で良いですね。しかも天気良くて気温も低すぎず。


そしてこの後は勿論、富山名物を食べて、天然温泉にも入ってきれいサッパリしたところで…

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はい、車中泊です。今回は新たにファンヒーターを導入してみました。
スペースも取らず、煩くもなく、電熱ストーブのように火事の心配なさそうでしたが…
この後決定的な弱点というかダメな点が見つかって、残念ながら返品することになりました(涙

とは言え、車中泊はビックリするくらい快適そのもの。少し前に新調した新品のノートPCで
ネトフリとかYouTubeとかガンガン見れるので全然退屈しません。
勿論、寝返りも打てるし、足もバッチリ伸ばしてもまだ余るくらい広いベッドで快適そのもの。

これだったら最初から導入しておけば良かったな、とつくづく思いましたが…何事も経験です(笑




そして、快眠出来たところで…翌朝。車中泊は雨晴海岸でしていたので起きてすぐ撮影に(笑

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この日も天気がよく、早朝はある程度気温が下がったので気嵐も発生してくれました!
北アルプス、立山連峰から昇ってくる太陽が何とも美しいこと…


有名すぎる撮影スポットだけに、遠方から撮影に来ている人も数人みえてました。
自分はほぼ海の中?っていうギリギリのところで撮影してました。足の踏み場もなし(汗

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おかげで幻想的な瞬間を収めることが出来ました!ド素人な初心者なりに頑張りました(^^;

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欲を言えばもっと気温差があって気嵐が女岩を半分くらい覆ってくれると良かったですね~。
というワケで、また機会があれば来年も訪れようと思います。もう何なら毎年通いますし(爆



そしてこの日もあちこち回ってみたり、ロケハンしてみたり…と散策しながら最後はこちらへ。

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はい、オオハクチョウの群れを撮影しに来ました。長野県の安曇野はコハクチョウの群れ。
こちらはオオハクチョウがいるとのことで初めて来てみました、富山市郊外の小川にて。

天気は下り坂で雨が降りそうな状況でもギリギリまでこの背面に立山連峰が見えてました。
もっと早い時間なら良かったんですが、白鳥が寝床に戻ってくるのは日没前ですからね。
おかげで次々に飛来する姿を見ることが出来たし、今年も沢山見ることが出来て良かった!


その後は普段スルーばかりしている下呂温泉へ寄ってそこでまた車中泊しつつ温泉堪能。
そのまま仕事へ出かけました…そう、車中泊してそのままエクストリーム出勤です(爆




そして、翌週くらいかな?再び遠征しました。今回は撮影もあるけど、メインは山登りです。
向かったのは…長野県、ビーナスラインを通って美ヶ原へ。

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さすがに標高も標高だけに、ある程度除雪されてはいるものの、とんでもなく滑ります(爆
こりゃ一瞬でも停車したら二度と動けなくなるパターンですね、ええ。

というワケで、絶対に停止しないように慎重に日0ナスライン最終点を目指していきます。

因みに我がNボックスはFF車です。スタッドレスは装着してますが5年目なので溝も少ない(汗



何とか登山口となるビーナスラインの最終地点のところまで来たので山登りの準備をします。
今回の最大ポイントの1つとして…こちらのニューギアのお試し!

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山登りしない人にはわからないであろう山道具、スノーシューを初導入です!
フランス製なので昨今の円安やコロナ物価高騰で決してお安い道具ではないですが、
翌月についに行くことになった厳冬期蔵王の登山の為に購入し、まずここでお試しなのです。



美ヶ原はこれまでにも何度か訪れているし、登ってもいるのでまぁ勝手は知ったものです。
登山というほど登ることはなく、標高差としてもたったの200mしかありません(笑
ただ、距離はそこそこあります。単純往復するとして、ちょうど10キロ弱にはなるので、
適度に歩いて感覚を掴むにはちょうど良い雪上の練習になるんです。

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で、ほぼ初っ端からスノーシューを装着してペタペタと歩いて感触を確かめます。
前日にも降雪があったのでそこそこ雪が積もっていてスノーシューが無いと沈みます(汗

そう、スノーシューは雪深くて体がズボっと埋まらない為の浮力を出すギアなのです。
これがないと蔵王とか何メートルも積雪のある場所を歩けませんからね。



で、美ヶ原のランドマークでもあるアンテナだらけの王ヶ頭まで来たところでランチタイム~!

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寧ろ、実はコレを目的に来てるんじゃねーか!と言われかねない王ヶ頭ホテル名物。
このビーフシチューがやたら美味しい。マジで美味しい。コレのために来ても惜しくない(笑


とびきり美味しいビーフシチューを堪能したところで、美ヶ原の最高峰、王ヶ鼻へ。

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ここまで来ると長野市内や松本市内などが一望出来るので結構な高さを感じます。
勿論、八ヶ岳や富士山、南アルプス、中央アルプス、北アルプスまで見渡せますしね!


そしてこちら超望遠で狙った富士山。実に120キロくらい離れてますが近くに感じますね!

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手前には富士山に飲み込まれそうになっている霧ヶ峰、車山の観測所も見えてますね。
いや~、これだから圧縮効果はやめられない(笑


そんなこんなで下山します。普段は立ち入り出来ないところも積雪期は入れます。
なので、極力凹凸のあるところやフカフカな雪上とか、いろいろ歩いて感触を覚えます。

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因みにスノーシューの下…登山靴じゃありません。実はこれ、ワークマンのブーツです(爆
どうせスノーシューとかアイゼンしっぱなしならワークマンの2~3000円のブーツでも良くね?
って思ったんですよね、実際そうしてみて…特に問題ありませんでした。寧ろ快適なくらい(笑

まさかそんなワークマンのブーツで雪山に登る人、いないだろうなぁ…(^^;



さらに時間が経ち、気がつけば日没時間が迫ってます。
今回、登り始めた時間はお昼前でした。大抵は朝早くから登るものなのですが今回は別。

ちょうどお昼にビーフシチューが食べたかったからでしょ?との声もありますが、違います。
確かに王ヶ頭ホテルのビーフシチューはお昼しか無いし数量も限られてますが。


美ヶ原をうろうろすること2時間…随分太陽が低いところまで来ました、いよいよです。

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そう、自分はどうしてもコレが見たかったのです…

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ドォーン!!もう全く狙い通りになってくれたので嬉しくて思わず1人で声が漏れちゃいました。

美ヶ原のシンボルでもある美しの塔、これを主題として雪山の夕景を撮りたかったのです。
日が陰り始める頃に気温が下がっていくと同時に雪山ではガスが湧いてきます。
この極寒でのガスが太陽光に当たって不気味なくらい周囲をオレンジ色に染め上げるんです。


さらに嬉しいことに、この日は太陽フレアが活動期で、かなり大きな黒点が出現するというのを
天体観測仲間から教えてもらっていたので、ひょっとすると見られるかも!?とのことでしたが、
まさかの絶妙なガス効果で何らフィルターなどを使わなくても肉眼で黒点が観測出来ました(爆

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知らない人だとこんなのノイズじゃね?汚れじゃね?って思うかもしれませんが、黒点です。
天文台が発表していた黒点と位置もサイズも全部同じだったので確証持てました。

今年一番の感動だったかもしれません…写真下手すぎて伝わらないと思いますが(汗


そして登山口へ戻る頃には太陽は沈み、薄暗くなっていました。再びビーナスラインを下ります。



スタックやスリップすることなく無事に山麓まで戻ってきたところで本日ラストはこちらへ。

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これもちゃんと見て見たかった1つ、松本城のレーザーマッピングのライトアップショー。
フツーのライトアップでもきれいですが、レーザーマッピングってのもなかなか面白いですね。
写真にするとまた不思議な感じです。夜には風も穏やかになってリフレクションもバッチリ。


この日はほぼ日帰りスケジュールでいたのでこのまま帰路へと着きましたが…
相変わらずお腹いっぱいなイベント尽くしでありました。勿論、温泉とグルメも堪能しました(笑


ってなところで、文字数制限もあるのでここでおしまい、1月後半は次回へと…つづく!!


Posted at 2023/05/16 16:00:38 | コメント(1) | トラックバック(0) | スポット | 旅行/地域
2023年05月08日 イイね!

2022年秋のおさらい~九州編(後編)

2022年秋のおさらい~九州編(後編)










さて、ようやく後半。2022年秋の話だって言うのにね(汗


今回の約1周間に渡る7年ぶりの九州遠征、これだけ長い期間だとさすがに天気が…
と思いきや、7年前と同じく…全日ぶっちぎりで晴天続き。しかも九州全土晴れマーク(爆

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昔は決まってイベントの日は雨になってた雨男っぷりでしたが、ここ7~8年は超晴れ男。
ここ5~6年で旅行に出かけて雨になるのは100分の1くらいの確率。要するにほぼ晴天。

登山を始めてから5~6年になるけど、これまで300座以上登頂してきて雨が降ったのは
青森県に遠征して仕方がなく強行した岩木山と八甲田山くらい。八甲田山は山頂だけ。
あと、山陰地方を旅行中に登った伯耆大山でも山頂だけ雨に当たられたこともあったかな?
なので、300座以上のうち、小雨も含めてたったの3座。自分でも恐ろしい確率だと思います(笑

今回も当然、1ヶ月以上前から有給休暇を取得しての遠征なので、天気なんてわかんないけど
いつも山登りの時もそうですが、過去天気と天気図の指向性とか色々研究するようになったので
特に悪天候とか人混みとかは吃驚するくらい避けられるようになったのは間違いないですね。



というワケで、前回の続きから。

イッシーくんのいる池田湖を過ぎればもう翌朝登る予定の開聞岳は目前。
ってことで、山麓にある道の駅で車中泊。この日の夜の鹿児島はウソみたいに暑かったです(汗


それでも何とか快眠(というか膨大な移動量と運動量で)、爆睡出来たのでアッちゅー間に朝。
たった数時間でも寝れたらラッキー。そして目が覚めれば眼の前にはコスモス畑と開聞岳。

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それほど標高の高い山ではないけど、海抜ほぼ0mの海から登るので登り甲斐はありそう。


というワケで、山麓から見た通り…登り始めからジャングルのような樹林帯をひたすら登坂。

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うーん、これが春や夏だったら絶対死んでただろうな、暑さと虫と湿気で(汗


しばらく登っていくと樹林帯の隙間から煙を上げる島が見えてきたので、もしかして…
あれが数年前に大噴火してニュースになった口永良部島かしら?と思いきや硫黄島でした。

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硫黄島と言うと小笠原諸島の硫黄島しか知られてませんが…鹿児島の硫黄島は凄いです。

こちらはガイド本の写真なんですが…硫黄島というだけに、もはや海岸に硫黄が流出しまくり(爆

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しかも山は桜島同様に一生登れないほど常に小噴火状態。もはや日本じゃないみたい(笑
今登っている開聞岳から直線距離で50キロ南にありますが、交通の便が良いワケもなく、
最低でも鹿児島から2泊3日かけないと渡れないらしい。定年退職したら絶対に行きたい!


因みに、方角的には見えると思ってた屋久島はうっすらと微かに位置が判る程度でした(汗
それもそのハズ…屋久島はここから100キロも離れてるんですよね、太陽の位置関係もあって
そりゃハッキリと見えるワケがないわな、と。見たいなら早朝か夕方か冬だなぁ…

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なーんて火山島を見てワクワクしてると今いる薩摩半島の反対側、大隅半島も見えてきます。

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どうやらあの先端が佐多岬みたいですね。直線距離にして約25キロくらい先になります。


そして、ついに山頂目前!鹿児島県がまるっと見えてきます。これが見たかった!!

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いや~、最高!!九州最南端の日本百名山、誰もいない開聞岳の山頂から超パノラマ!

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約50キロ離れた桜島も肉眼でしっかり見えてました。今回の桜島は噴煙が出てて良いですね!


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そして開聞岳の山標も。これでようやく日本百名山への登頂も50座以上になりました。


それにしても…麓から見てた通り、独立峰で何にも囲まれていないだけに、パノラマ絶景!

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あまりの高度感に恐怖心が失せてしまうという謎現象もありますが、滑ったら即死確定です(汗


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登ってきた登山口から駐車場あたりまでよく見えてます…よくまぁ登ってきたもんですな。

この後も写真撮影したり、後から登ってきた人と談笑したり食事したりでマッタリ過ごして下山。

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休憩時間約1時間チョイなので、標準タイムのほぼ倍速、1時間半で登って1時間で下山(笑
疲労困憊すぎてテンション上がってたので結構な速度が出ました。本来は6時間の山です(汗

気温が山頂でもかなりの爆風で涼しかったとは言え15℃と暑く、樹林帯は湿度高くて大変。
とんでもない汗ダクでビショ濡れになりながら駐車場まで戻って温泉まで我慢出来ずに着替え。


そして、温泉は…指宿市に来たのにも関わらずまたしても砂風呂に入ることなく露天風呂へ(汗
今回は泉質抜群の開聞温泉ではなく、圧倒的な広さと眺望重視でたまて箱温泉へ。


右手に開聞岳、左手にスヌーピー山を眺めながらしばし癒やしの時間…。

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ほんと、スヌーピー山ってスヌーピーそっくりですね~。(本当の山名は竹山)


で、下山して汗を流して休憩したところでまたまた大移動。最南端からバキューンと鹿児島市へ。
開聞岳から鹿児島市内までだけでも60キロくらいあるんですよね…鹿児島県広すぎ!

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鹿児島市へ入ったら一目散に桜島フェリー乗り場へ。フェリーの本数も多いので手続きも迅速。
アッちゅー間に誘導されて一番先頭へ陣取らせてもらったのでフェリーから桜島がドォーン!!


フェリー乗船は15分足らずで桜島に上陸。VWゴルフで7年前に来た時とまるで同じ感じ。


で、下船したらこれまた一目散に湯之平へ移動。とりあえず展望所から桜島を見届けます。

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相変わらず迫力ありますね!やっぱ火山は楽しい。生きてる感じがするからね。


そして湯之平を離れたら今度は反対側からも。こちらからは噴煙がよりよく見えますね!

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桜島を後にしたらさらにさらに大移動。志布志湾岸を通って日南フェニックスロードをドライブ、
そして都井岬まで行って日没後は宮崎名物を食べてさらに霧島神社へ、約230キロの道程(汗

もう自覚はしてるんですが…距離感が完全にイカレてます、ええ(爆


しかし、さすがに日も短いこの時期に都井岬で日没を見届けられるワケもなく…

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都井岬の手前、志布志湾で夕焼けを見届けることにしました。いや、十分美しいです…(涙
日南フェニックスロードはみんカラやってる人なら知ってますよね、日本百名道の1つです。
それだけに、最高に気持ちの良いドライブになりました。百名山も良いけど百名道も大事。


それでもせっかくなので薄明かりの中、都井岬まで行ってみました。野生の馬だらけでした(笑

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これ、実は数年前までよく知らなくて…サファリパークか何かと勘違いしてました。
マジで野生化した馬がフツーに暮らしてるんですね、この岬一帯に(汗


なので、この岬一帯に入る唯一の道路には手動ゲートが設けられてました。

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因みにこのゲートの真横にもフツーに馬が野草を食べてました。車を気にしないんですね(汗



そして岬を離れる時には完全に真っ暗になって、宮崎県内で夕食を済ませた後、こちらへ。

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はい、もうコレ絶対にネタでしかないでしょう!っていう…
志布志市志布志町志布志にある志布志市役所志布志支所ですね。渋々来ちゃいました(爆


そんなこんなで気がつけば九州遠征の旅も明日でおしまい。明日には仕事なので帰らないと。
たった1日で百名山を登って温泉入って300キロ近く一般道を移動して神社や公園、岬へ行き、
こんな運動量を既に7日も続けているのでいつ死んでもおかしくなさそうな感じではありました(汗


そして車中泊最終地は、7年前に初めて夫婦で九州旅行した際一番思い入れが強かったであろう
霧島へ向かいました。そう、ここで見た夜空の美しさと山の圧倒的なスケールで人生観が激変。

何が激変って…ここを訪れたのをキッカケにカメラを買ったし、山に登るようになりましたしね。

霧島神社あたりへ到着した時にはこれまた雲ひとつない快晴で、既に夜空がとんでもない状態。

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そして7年前にも訪れていた道の駅で寝床をセットして眠くなるまで夜空を撮影。

正直、道の駅だし、本格的に撮影するなら街灯の一切無い山奥へ移動すべきでしたが、
さすがにそこまでの気力と時間も無いし、翌朝は名古屋へ帰らないといけないので無理はせず。
とは言え、こんな照明が煌々としている道の駅の駐車場からスマホ撮影だけでもご覧の星空。

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信じられないほど天の川がハッキリ写ってます。スマホで三脚も何もなく適当に撮っただけで(爆

霧島が如何に夜空が美しいかを如実に物語っていますよね。それもそのハズ、霧島って場所は
日本でも数少ない光害が少なくて誰でも車で訪れることの出来るスポットなのでした。

これだけの条件が揃うのって、本州だと奈良県の南部にある十津川村や岐阜県の揖斐川町、
長野県の阿智村くらいしか無かったりするんですよね。あとは北海道くらい。九州は霧島だけ。
この辺は天体観測してる人やカメラ好きで天体撮影してる人には当たり前のようですけどね。


で、ミラーレスで撮影してみた1枚がこちら。

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カメラ初心者なので、あくまでスナップ写真にすぎません。それでもこれだけ撮れるんです。
ほぼ肉眼で見たまんまの写真、画像。天の川を中心に確実に狙って撮ればもっと凄いでしょう。



こんな美しい夜空に囲まれながら入眠。そして気がつけばもう朝になってました(汗

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ちょうど霧島連峰の肩、宮崎市方面から太陽が昇ってきたのでしばらく眺めてました…


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遠くには昨日訪れた朝焼けの桜島もよく見えてます。軽く朝食をとったところで登山口へGO!


九州上陸から1周間が過ぎて、いつの間にかこちらでも紅葉になっちゃいましたね(笑

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今回登るのは思い出の霧島連峰は霧島連峰でも、以前登った韓国岳ではなく高千穂峰。
終始天気に恵まれ無事に登山も観光も出来てこんなに楽しめたのだから感謝しないとね!
ってことで、九州の神様のいる高千穂峰にお参り登山。山頂はあの火口の奥にあります。


天気は快晴でもやはりそこは山…海も近いので結構ガスってる時間も多かったです。
それでもお鉢はしっかりと拝めました。阿蘇山と同様に大迫力ですね!

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そして無事に山頂へ到着。九州へ上陸してから1周間、実に20座目の登頂です。
しかし、山頂では再びガスが上がってきて周囲がハッキリ見渡せなくなりました…

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が、それでも奇跡はおきます。


最後の最後、登頂して下山を始めた直後、神様が現れてくれました。もう半泣き状態です(涙

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これまで幾度となくブロッケン現象は見てきてますが、こんな間近に出現したのは初めて。
まさかの場所でまさかの出現に慌ててスマホをかざして撮りましたがすぐに消えてしまいました。

九州へ上陸した初日も由布岳でガスが上がってきてブロッケン現象が発生しましたが、
今回の九州遠征はブロッケンに始まってブロッケンに終わりました。もう神様信じちゃいますよ(笑

そして今日は昨日と違って比較的のんびりと歩きました。お参りも出来て無事に下山。

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7年前の思い入れもあって本当に良かった…

因みに7年前に訪れた時に登山の「と」の字も知らず、朝食前の散歩がてらに登った霧島山。
その際は霧島連峰最高峰となる韓国岳で、嫁さんと2人で深夜3時に手ブラで登りました。
山登りなんて経験無いので登るのに2時間以上かかってご来光直後にようやく登頂でしたが、
それでも圧倒的な美しさにただただ呆然となるだけでした。こんな光景あるんだな、って…。

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これは7年前の時の写真ですが、この一番奥に見えてるのが今回とうちょうした高千穂峰。


これでもう遠征の日程全て終えてしまってなんだか帰りたくなさすぎて辛かったです。
と同時に、今鹿児島県にいるんだけど翌日には仕事が待っているという現実が受け入れがたく。

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下山後は霧島連峰をグルリと巡り…思い出の韓国岳をバックに長旅のお供の愛車をパシャリ。

霧島を後にしてからはえびの市内でランチを済ませ、北九州へ向けてバキューンと大移動。
その距離約350キロ。午前中登山をして午後はひたすら九州を縦断。夕方にはフェリーで帰路へ。
もうめちゃくちゃなスケジュールですが、北九州~大阪間がフェリーになって楽になった方です(汗

で、今回の九州遠征の軌跡がこちら。これにフェリー往復+大阪~名古屋間の移動もあるので
車での移動は約2000キロ、フェリーの移動が約1000キロ。合計3000キロになりますね(^^;

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夕方、無事に何とか北九州のフェリー乗り場に間に合いました。帰りは少しだけ贅沢します。

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旅行支援の助成金が8000円頂ける分、ファーストクラスにしました。
往路と同じエコノミーだったら実質4000円くらいになるようでしたが、長旅の疲労もあるし、
普段あまりに貧乏旅行ばかりだし、フェリーが到着した数時間後には出勤でもあったので(爆
それでも12000円ってめちゃくちゃ安いですよね?車両積載して入浴も出来てゆったり寝れて。
寝てる間に大移動出来るので大助かりですしね。おまけに土産代のチケット1000円分もある(笑

大阪~九州のフェリーは会社によっては3~4万円とかするそうなので、今回利用したフェリーは
その中でも特に格安らしい。そんな事全然知らなかった。この値段なら甘んじて利用しますよ。
元々は名古屋から高速道路で九州まで移動する予定でしたが、それ以上に安く上がりました。


船旅は多分初めてなのでよくわかんないですが、こちらがファーストの寝室。まんまビジホ(笑

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起きたらそのまま出勤なので頑張って寝ました。そして翌朝…

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瀬戸内海でこれまた美しい朝焼けを迎えました。ほんと、最初から最後までこんなんばっか。


こちらはミラーレス版。最高ですね、明石大橋。その先に微かに大阪市なんかも見えてます。

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そんなワケで、これでもめっちゃくちゃ割愛しまくってますが、去年10月の遠征備忘録でした!

因みに7泊8日の九州遠征ですが、一番信じられないのはその旅費でしょう。
世間一般の人が同じような旅をしたら20万円以上かかると思うんですが、自分の場合は…

大阪~九州フェリー往復賃:23000円
桜島フェリー片道運賃:1400円
ガソリン代(約2000キロ走行):20000円
高速道路代:7000円
食費(8日分):10000円
飲料代(8日分):3000円
温泉入湯料:2000円
その他雑費:2000円

お土産代を含めても7万円足らずでした、車中泊×軽自動車×一般道は最強(爆
1日たった8000円くらいでこれだけのボリュームで遊べたら言うことなしですね。


というワケで長々と失礼しました!いずれ現像出来たらミラーレス版の写真も投稿します(^^;

めちゃめちゃ慌ててザックリ書いて投稿してるので誤字脱字とかあっても勘弁下さい(汗
Posted at 2023/05/09 03:08:20 | コメント(1) | トラックバック(0) | スポット | 旅行/地域

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