1月12日金曜日明け方の午前5時頃、柴犬レンが息を引き取りました。
2011年4月27日生まれ、享年12歳と8か月。
これまでみんカラでは公表していませんでしたが…、
実は一昨年マレーシアに渡る前から肝臓に腫瘍があると診断されていて、掛かり付けの獣医さんからは、
「海外渡航は危ういのでは?」
と言われていました。
しかし、本人はいたって元気な様子なので、カミさんと一緒にマレーシア行きを決断!?
渡航申請の健康診断や、飛行機搭乗前の農林水産省検疫所の検診も難なくクリア。
滞在した1年2か月の間、時々体調を崩して現地の動物病院に通っていたものの、元気にマレーシア暮らしを堪能して、昨年10月には無事に帰国できました。
帰国時も出国と同様ですが、航空会社は体調の悪い動物の搭乗を断りますし、空港検疫所で検査不合格となると渡航や入国許可が下りません。
だから、お腹に爆弾を抱えた状態で無事日本に帰ってこられたのは、とてもラッキーだったと思っています。
帰国後も普通に散歩して、食事ももりもり食べ元気に過ごしていました。
しかし、肝臓の腫瘍は徐々に、確実に大きくなっていて内臓を圧迫していたようで、
年末12月26日から体調が急変…。
2日間、食べ物も水も全く受け付けず、夜はもちろん昼間も横になるばかり。
その後、水を少し飲むようになり、年末からお正月はどうにか富山の実家で過ごして、
食欲も少しだけ戻ってきて、皆んなでお正月をお祝いしました。
元日夕方に発生した『能登半島地震』のとき富山の実家にいたレン。
震度5強の揺れに驚き、立ち上がって変な声で鳴いていたものの、地震が収まると再び寝るだけの生活に…。
その後、自宅に戻ってから10日余り、まともに飲み食いができず。
日に日に体重も減っていくようになります。
一日おきに動物病院に通い、点滴してもらっていました。
1月6日からの三連休。
お正月には地震の影響で帰省できなかった息子に、
「とにかく一旦帰ってこい」
と連絡。
自宅に家族全員が集まり、レンと過ごせたのは良かったです。
レンも皆んな一緒なのがうれしくて起き上がり、ちょっと食欲も戻ったようでした。
1月11日木曜日、
動物病院で点滴を続けるも、獣医さんからは、
「もって今週末かも」
と言われての、『翌朝』…。
1月12日金曜日の明け方、
前夜からこれまで以上につらそうな様子。
もう自力では排泄できないので、身体を支えて用を足させていましたが…。
この時はペットシートの上で用を足した後、身体をきれいに拭いていたところで、
一回大きく咳き込むような息をしたあと、静かに呼吸が止まる。
午前5時、これが最期に。
肝臓疾患の大きな腫瘍を抱えていた割には、苦しむ時間は少なかったのではないかと思います。
柴犬としての威厳と誇りは最後まで失ってはいない姿が、何ともいじらしく映りました。
レンの定位置のソファーに寝かせてあげました。
息を引き取ってから2日後、1月14日日曜日.、うっすらと雪化粧した朝。
ペットの葬祭場へ向かいます。
マレーシア滞在の1年2か月を挟み、12年間住み慣れた我が家と、お別れです。
葬祭場にて、レンの祭壇です。
お花を飾ってあげます。
レンのお見送りの姿です。
今にも目を覚まし起き上がりそうな、安らかないい顔をしています。
人間と同じ、火葬されます。
お骨拾いをして、ちっちゃくなったレン。
「さあ、ウチに帰るよ」
と外に出ると、レンが天に昇るのを迎えに来たような、眩しいくらいの陽の光を浴びました。
我が家に戻ってきたレンちゃんです。四十九日まではここで過ごします。
レンは12年と8ヶ月の生涯を全うしました。
ペットショップで初めて出会ったとき、実は売れ残り犬だったのです。
子犬の頃のレンは喘息持ちで、一番売れ筋となる3ヶ月頃にはお店に出られず、5ヶ月になってようやくお店に。しかし、周りの子犬に比べ明らかに大きい姿にケージが狭く見えました。
1週間後、再びお店にいくとやっぱり売れ残り。
抱き上げるとペロペロ顔を舐めるので、
「覚えていたのか? ウチに来るか?」
という訳で、我が家の家族に迎えることになりました。
運命的な出会いでしたね...。
娘の成人式の記念写真です。
ポーズをとって、ちゃっかり枠に収まるレン、2歳の頃。
私たちはレンからたくさんの元気をもらいました。
ツンデレと言われる柴犬ですが、レンはいつも笑顔を絶やさない印象です。
いくつになってもやんちゃな姿…。
ちらし寿司をねだって、怒られてます。
マリノアシティ福岡(福岡クラシックカーミーティング)にて
旧車イベントにも連れ出しましたが、人と関わるのが好きで、自分なりに楽しんでいたようです。
門司港レトロ(門司港ネオクラ)にて、
勝手にレンちゃん撮影会
マレーシアでは、レストランに行くのが大好き。
『BISTRO FIORE』の常連さまで、このテーブル席がお決まりでした。
お母さんには全身で甘えます。
マレーシアに来た息子とショッピングモールへ。目がキラキラ!?
息子の靴下をイタズラします。
新婚旅行代わりにマレーシアに来た娘夫婦と、ここでもちゃっかり記念撮影。
ペナン島の砂浜にて
マレーシア暮らしを一番楽しんでいたのはレンちゃんかもしれません。
家族はみんなレンが大好きでした。
レンもウチの家族が大好きでした。
「ありがとうレンちゃん」
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それがレンの供養になると思います。
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Posted at 2024/01/16 05:48:07 | |
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