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2021年04月30日 イイね!

昔ながらなデザインだけど凄いスペックしてるな

昔ながらなデザインだけど凄いスペックしてるな1000kg以下の車体にV12を搭載! オリジナルスーパースポーツ「GTOエンジニアリング スクアーロ」デビュー

GTO Engineering Squalo

GTOエンジニアリング スクアーロ

イタリア語で「サメ」を意味するスポーツカー

英国・バークシャー州トワイフォードを拠点に、クラシック・フェラーリのレストア、整備、パーツ供給、イベントサポートなどを行う「GTOエンジニアリング(GTO Engineering)」が、現在開発中のオリジナルスポーツカー「スクアーロ(Squalo)」を公開した。

車名の公表に合わせて、市販化に向けた最終的なエクステリアデザイン、搭載される4.0リッターV型12気筒も初めて公開されている。

GTOエンジニアリングは、1000kgを切る車重にV12エンジンを搭載した新型車のコードネームを「モデルナ(Moderna)」としていた。今回、フェラーリ 250 SWBを思わせるエクステリア、獰猛な性能、そして抜群のスピードから、イタリア語でサメを意味するスクアーロというネーミングが採用された。

美しさと性能を兼ね備えた4.0V12エンジンを搭載

現在、GTOエンジニアリングは量産化に向けて、開発のスピードをさらに加速させている。ドアハンドルやミラーなど、重要なディテールのデザインが決定したほか、18インチの特注アロイホイールも開発。また、大手タイヤメーカーと共同でスクアーロが履くタイヤも開発中だという。

スクアーロの開発においては、コンセプト発表時点での理念が貫かれている。それは、車両重量が1000kg以下、マニュアルギヤボックス、1960年代のスポーツカーにインスパイアされたエクステリア、そして現代の技術とマテリアルを採用すること。その心臓部には、GTOエンジニアリングが開発したV12エンジンが搭載され、エンジンとシャシーの両方が同社の英国ファクトリーで製造される。

エンジンはクアッドカム4.0リッターV12を搭載。大幅な軽量化に加えて、ボンネットを開けた時にバルブトランペットがよく見えるようにレイアウトを変更するなど、様々なアップデートが施されている。エンジンの詳しいスペックは2021年5月にも明らかにされる予定だ。

2023年には生産1号車のデリバリーを予定

今回のアップデートは、2020年11月に発表された初期のレンダリングを踏襲しながら、現実的な車両に発展させたものとなった。また、2023年には最初のカスタマーにスクアーロのデリバリーを行うことも発表されている。

GTOエンジニアリングの創業者であり、マネージングディレクターを務めるマーク・ライオンは、現在の開発状況について次のように説明した。

「V型12気筒エンジンを搭載し、60年代の雰囲気を持ちながらも現代的な信頼性と楽しさ、そして製造品質を備えた1トン以下のスポーツカーを私たちが本当に開発しているのかという、懐疑的な意見もありました。あらためて、ここで実際に実現していることをお伝えしたいと思っています」

「このクルマに対する発表当初からの理念と、生産時期の約束も守っています。また、すでにお客様からもオーダーを頂いています。私たちのビジョンとビジネスを信頼していただいたことに、感謝しています」

「自動車の開発に関しては、小さなパーツにこそ長い時間がかかるものです。今、私たちは市販化に向けたプロトタイプを英国で作成している段階にあります。まもなくエクステリアやインテリア、ホイールやタイヤなどで協力している技術パートナーを発表する予定です。自動車業界で長年仕事をしてきましたが、今ほど、デザインや開発における創造性の深さに興奮したことはありません」
Posted at 2021/04/30 22:01:50 | コメント(1) | トラックバック(0) | 自動車業界あれこれ | 日記
2021年04月30日 イイね!

ショートパーツって専門用語になるのか…概算見積もりじゃないんだから正確に全部書けよって言われたらそれまでなんだけど…

ショートパーツって専門用語になるのか…概算見積もりじゃないんだから正確に全部書けよって言われたらそれまでなんだけど…車検や修理の請求で「謎の記載」! 「ショートパーツ」って何の代金?

 工賃に含めるか必要経費と捉えるかは業者次第

 車検や修理をお願いしたときに出てくるのがショートパーツという言葉。ショートパーツという名前のパーツがあるわけでなく、取るに足らない、ショートなパーツという意味だ。具体的には定義はなくて、ボルトやナット、ピンなどの小物パーツやパーツクリーナーや潤滑剤などのケミカル類、それを拭くためのウエスなどを指すこともある。

 ユーザーに対しての請求についても、する場合もあるし、しない場合もある。請求する場合はいちいち数えるのは面倒なので、一式としてまとめて1000円といったような場合もある。一方、作業をするのに必要なパーツではあるので、工賃に含まれるという考え方や業者の必要経費という捉え方もあって、この場合は当然、別途請求されることはない。

 ただ、数があまりに多かったり、特殊な形状の場合にはサービスできないため、部品代として計上されることもあって、これはユーザーとしても納得できるのではないだろうか。また、使用している見積もりシステムによっては細かく設定することができるので、ショートパーツの類も細かく請求されることもある。

 なかでも知らないと驚くのがパーツクリーナーで、見積もりや請求書をよく見ると、パーツが並ぶ最後のあたりにパーツクリーナーと書かれていたりする。しかも簡単な作業なのに1本丸ごとを定価で請求してあったりして、慣習的に請求するものとはいえ、今やホームセンターでも激安で売っていたりするので、釈然としない点ではある。

 一般的な仕事では、書類製作のためのポールペン代や紙代を請求することはないだけに、自動車整備業界の慣習を知らないとトラブルになりかねないし、よくわからなかったり、釈然としない場合は、説明をしてもらうようにしたい。
Posted at 2021/04/30 21:59:12 | コメント(2) | トラックバック(0) | 自動車業界あれこれ | 日記
2021年04月30日 イイね!

あくまでもベースは964だけど外観は911風味なのね

あくまでもベースは964だけど外観は911風味なのね空冷ポルシェ911が最新デバイスを備えて蘇る! テオン・デザインが964ベースのコンプリートカー「HK002」を公開 【動画】

Theon Design HK002

テオン・デザイン HK002

英国を拠点に空冷911をレストアするテオン・デザイン

英国・オックスフォードシャー州デディントンを拠点に、空冷ポルシェをベースとしたコンプリートカーの製作やレストアを行う「テオン・デザイン(Theon Design)」が、フルレストアされたポルシェ911(タイプ964)をベースとした「HK002」を公開した。

HK002は、テオン・デザインが手掛けた3番目のコンプリートカーであり、香港からのオーダーとしては2番目の車両となる。メーカーOEMレベルのデザイン、品質、製造技術に加えて、テオン・デザインだからこそと言えるディテールへの拘りを兼ね備えている。

今回テオン・デザインは、ポルシェが誇る伝統、開発手法、エンジニアリング精神に敬意を表し、空冷911のエッセンスを抽出して強化。ドナーカーをより軽く、よりパワフルに、より直感的にドライブできるように改良を加えている。

エアバス A380もデザインしたアダム・ホーリーが設立

テオン・デザインは、カーデザイナーとして20年以上も活躍してきたアダム・ホーリーにより、2016年に設立。ホーリーは、BMW、ジャガー・ランドローバー、レクサス、ロータスなどでコンセプトカーや市販モデルのデザインを行った他、エアバス A380のデザインを担当した経験を持つ。

テオン・デザインはこれまでデザイン主導のアプローチをモットーに、空冷ポルシェ、特にタイプ964をメインに手掛けてきた。アダム・ホーリーはテオン・デザインのコンセプトについて次のように説明する。

「私はいつも、みんなとはちょっと違うポルシェ911を所有したいと思っていました。自動車業界で過ごした20年間に身につけたデザイン、マテリアル、設計のスキルを活用し、そんなクルマを作りたいと思っていたのです」

「私たちの目標は、クラシック・ポルシェを強化することにあります。可能な限り最高の品質と仕上げを保証するために、CAD技術を用いたOEM製品的なアプローチを採り入れました。そして、シュトゥットガルトの伝統とエンジニアリングの精神に敬意を表し、軽量構造、強化された性能、超精密で魅力的なドライビングダイナミクスに焦点を当てています」

空冷ポルシェ 911への強い拘り

ホーリーは、ポルシェ911 SC(Gシリーズ)に993のレース仕様エンジンを搭載した初のプロトタイプを開発。この911 SCが高い評価を得たことを受けて、ホーリーは世界中のカスタマーに向けてポルシェ・ベースの優れた特注モデルを製作すべくテオン・デザインを設立した。テオン・デザインの社名は、ホーリーの末っ子である「テオ(Theo)」にちなんで付けられている。

テオン・デザインが所在する英国・オックスフォードシャーとミッドランドにまたがる地域は、「モータースポーツ・バレー」と呼ばれている。ここにはメルセデスF1、マクラーレン、レッドブル・レーシングなどがファクトリーを構えるなど、英国モータースポーツのメッカ。この地域にテオン・デザインは、優秀なエンジニアやメカニックによる少数精鋭部隊を構えている。

新旧ポルシェからインスピレーションを得たデザイン

これまでテオン・デザインが手掛けてきたオーダーメイド車両と同様に、HK002はフルレストアを行ったポルシェ911(タイプ964)をベースに製作。ポルシェの豊かな伝統に敬意を表し、過去や現在のラインナップから様々なインスピレーションを得ている。

レストアと改良作業においては、テオン・デザインが掲げる「Purity of Purpose(目的達成のための純粋性)」という理念が堅持された。ホーリーが率いるチームは、空冷モデルの特徴をさらに引き出しながらドライバビリティやハンドリングなど、すべてのパラメーターを向上させている。

各パーツはデジタル化され、3Dデザインソフトウェアでモデリング。このアプローチにより、精度とパネルの適合性が最大限に高められた。また、デザインや仕様に関する柔軟性も確保されており、オーナーが求める仕様に合わせて細部を調整することも可能になった。

HK002のフォルムには、初期型911のロングフードと、ワイドボディを持つGシリーズや964からインスパイアされたフェンダーアーチが組み合わせられた。変更されたボディパネルはすべてハンドメイドで完璧に仕上げられている。スチール製ボディは、カーボンファイバー製バンパーやスポイラーで補強。また、カスタマーが希望すればボディ全体をカーボンファイバーで製作することも可能だという。

最高出力371bhpを発揮する3.8ボクサーNAを搭載

搭載されるパワーユニットは、3.6リッターから4.0リッター、自然吸気かターボチャージャーなど、幅広い選択肢からチョイス可能。HK002では3.8リッター水平対抗自然吸気ユニットを搭載し、最高出力371bhp、最大トルク300lbftを発揮する。

993からフルリビルドされた「G50」6速マニュアルギヤボックスで後輪を駆動し、KW製ダンパーを足まわりに採用。これによりって964 RSよりもさらに高いトラクション性能が確保されている。

オリジナルの964に搭載されていたエアコンとパワーステアリングユニットは、より電力効率の高い仕様に交換。また、これらのコンポーネンツをリヤ・エンジンルームから、フロントの低い位置に搭載場所を変更したことで、ほぼ理想的な50:50の重量配分を実現している。さらに燃料満タン状態で1248kgという軽量化も実現した。

「お客さまに最高のドライビングエクスペリエンスをお届けするために、車両を構成するすべてのパーツを精査しています。その結果、性能、品質、洗練性、美しさ、すべての面でベースモデルから向上することに成功しました」と、ホーリーは胸を張る。

クラシックにモダンが自然に溶け込んだコクピット

コクピットは、オーナーの要望に応じて細部まで丁寧な作り込みがなされた。レカロ製フロントシートは、グリーンのセミアニリン・レザーにスピニーベック織とコントラストの効いたイエローストライプを組み合わせた。さらに、室内各部にコントラストの効いたカーボンファイバー製エレメントも採用している。

カーボンファイバーを採り入れたセンターコンソールはレザーで覆われており、一部にカーボンパネルが露出してよりレーシーな雰囲気を醸し出す。ナルディ製ステアリングホイールは、このクルマのインテリアに合わせてナルディによってカスタム・ステッチが施されている。

室内の美観を損なわないよう、さりげなく便利な機能も組み込まれた。例えば、リバースギヤを入れると映し出されるリヤビューカメラのスクリーンは普段は隠されている。また、ダッシュボード後方に取り付けられたマグネット式ワイヤレス充電器は、スマートフォンをシームレスに接続。スマートフォンを介して、ナビゲーションシステムを利用することも可能となっている。

テオン・デザインによる911コンプリートカーの価格は、30万ポンドから。それぞれの車両の製作には18ヵ月を要している。





【376psの空冷フラット6】ポルシェ964型911をフルレストア 細部に現代的アップグレード 英国

世界にただ1台だけの911

text:Felix Page(フェリックス・ペイジ)

translator:Takuya Hayashi(林 汰久也)

964世代のポルシェ911をフルレストアし、軽いアップグレードを施した「HK002」なるモデルが、英国のTheon Designという会社から登場した。「純正レベルのデザイン、品質、製造技術、細部へのこだわり」を約束している。

自動車デザイナーのアダム・ホーリーが設立したTheon Designは、オックスフォードシャー州を拠点とし、ポルシェのレストア、特に964の「再構築」を得意としている。今回の車両は、同社にとって3台目のオーダーメイドであり、香港の顧客に向けた2台目の製品であることから、HK002と名付けられた。

HK002のベースとなっているのはオリジナルの964型911で、修復した後にデザインやパワートレインにアップグレードが施されている。

ポルシェらしさとオリジナリティ

デザインは歴代の911により近いものに微調整され、「ポルシェの豊かな伝統」に敬意を表したものとなっている。Theon Designによると、コンセプトカーをはじめ、過去と現在のさまざまなポルシェからデザインのヒントを得たという。

ボディシェルは、デジタルスキャンで独自の型を作成したオーダーメイド。「ロングフード」は初期の911から、ワイドフェンダーは後期のモデルからインスピレーションを受けている。

ほとんどのボディパーツは手打ちのスチール製だが、バンパーとスポイラーは「F1サプライヤー」から提供されたというカーボンファイバー製だ。将来的には、シェル全体をカーボンだけで作成することも可能だという。

デザインで注目すべきは、電動調整式のアルミ製サイドミラーで、これは2018年に限定販売された991型911スピードスターからインスピレーションを得たものだという。

ワイヤレス充電器など最新装備も

Theon Designは、3.6~4.0Lのエンジンを用意しており、ターボチャージャーのオプションも選ぶことができる。HK002に搭載された3.8L空冷フラット6は、強制吸気を行わず、オリジナル仕様の964エンジンを大幅に上回る376psと41.4kg-mのトルクを発揮する。

独立したスロットルボディ、ポート加工のシリンダーヘッド、軽量化されバランスのとれたボトムエンドなどのアップグレードが施されている。バレルとピストンはマーレ製のパフォーマンスアイテム、ロッドとカムシャフトはキャリロ製のカスタム品を使用している。

993世代以降の911に採用されている6速MTを搭載し、KWパフォーマンス・サスペンション・パッケージにより車高を下げた。また、パワーステアリングやエアコンシステムなどを低い位置に配置することで、50:50に近い重量配分を実現している。

室内にはレカロ製のスポーツシートやカーボントリム、ナルディ製のカスタムステッチ入りステアリングホイールなどが採用され、標準的な911とは一線を画している。レトロなデザインでありながら、バックカメラ、ステレオユニット、ワイヤレス充電器などの現代的な装備もダッシュボードにさりげなく組み込まれている。

Theon Designによるレストアおよびカスタムの価格は30万ポンド(約4500万円)から。1台ごとに設計が異なり、製作には約18か月を要する。
Posted at 2021/04/30 21:56:27 | コメント(0) | トラックバック(0) | 自動車業界あれこれ | 日記
2021年04月29日 イイね!

直4を中国向けに用意しているってこと?単なるライターが無知なだけ??直6の4.0が〜なんて本文にあるし水平対向エンジンをご存じないのだろうか

直4を中国向けに用意しているってこと?単なるライターが無知なだけ??直6の4.0が〜なんて本文にあるし水平対向エンジンをご存じないのだろうかポルシェ 718スパイダー、直4バージョンを世界展開か?

ポルシェは上海モーターショー2021にて、2.0リットル直列4気筒バージョンの中国向け『718スパイダー』を発表したが、これがグローバルに展開されるかもしれない。ニュルブルクリンクに出現したプロトタイプから予想する。

ニュルで捉えた直4バージョンは、バンパーのエアインテークがコンパクトに修正されているほか、リアバンパーを微調整、センターのデュアルエキゾーストパイプは中国版を反映しているが、やはり最高出力420psを発揮する4.0リットル直列6気筒バージョンほど攻撃的ではいエクステリアが見てとれる。

またパフォーマンスでは、0-100km/h加速4.7秒でPDKを搭載する6気筒バージョンより0.8秒遅くなっているほか、最高速度も270km/hに抑えられる。

ニュルで高速テストを開始したということで、中国だけでなく欧州、北米での発売が濃厚となってきた直4バージョン。日本ではMT車が1289万円、PDKが1337万円というプライスだった6気筒バージョンに対し、4気筒バージョンは1000万円前後と予想される。スパイダーのブランド力、コスパを見れば、グローバルで高い人気を得る可能性もありそうだ。
Posted at 2021/04/29 18:24:11 | コメント(1) | トラックバック(0) | ポルシェ | 日記
2021年04月29日 イイね!

やっぱり911は最新が最良って事なのかもな〜GT3の新型が先代GT3RSよりも3馬力劣る程度って…

やっぱり911は最新が最良って事なのかもな〜GT3の新型が先代GT3RSよりも3馬力劣る程度って…【新次元の992型GT3】ポルシェ911 GT3へ試乗 510ps Fサスはダブルウイッシュボーン 前編

510psのフラット6 NAに5kgの車重増

text:Andrew Frankel(アンドリュー・フランケル)

translation:Kenji Nakajima(中嶋健治)


最新の992型ポルシェ911 GT3が発表された。スペック表を見ていると、既視感がなくもない。新しく就任したボスは、以前のボスと似た人柄のよう、とでもいえようか。

近寄って見てみても、強い新鮮味はないかもしれない。少し車重が増え、少し馬力を増している。水平対向6気筒エンジンにはターボが載らず、ペダルは3枚か2枚が選べることは以前と同じ。かなり高額になっているのだが。

もちろん、この情報だけで最新のGT3を判断するのは間違い。実際に運転すれば、今までで最も大きな進化を得たGT3だと気がつく。

初代となった996型のGT3から2代目の997型GT3への進化も、大きなものだった。だが今回の992型は、筆者がこれまで運転してきたGT3の中で最も感銘を受けた1台となった。

触れるべき内容はかなり多い。手短に確認していこう。

4.0Lのフラット6には10psが追加され、最高出力510psを獲得している。馬力で比べれば、先代の991型のGT3の500psと、最終進化形のGT3 RSの520psの間に相当する。

車重は先代から5kg増えている。むしろ、40kg近く増えていた可能性があるところを、積極的なダイエットで5kgのプラスに留めたといった方が正しいだろう。

具体的に見ていくと、エンジンの軽量化で6kgのマイナス、エグゾーストシステムで10kg、電装系用にリチウムイオン・バッテリーを採用し10kgを削減。さらに薄いガラスを用いることで4.7kgを削っている。

ダウンフォースは最大で385kg

ほかにも軽量なエンジンマウントの採用で3.5kg、カーボンファイバー製のボンネットで2.5kg、防音材の削減で1.9kg、リアデッキの変更で0.5kgなど、細かな部分も抜かりはない。鍛造ホイールは1.3kg軽いという。

オプションのセラミック・ブレーキやカーボンファイバー製のシートとルーフを選べば、一層の軽量化も図れる。ただし、この3つのオプションを加えると、GT3への支払金額が10%以上高くなるから、見積もりの際は気をつけたい。

空力的な改善も大きい。最新型は、ポルシェが詳細な数字を明らかにしたいと思えるダウンフォースを生成する、初めての911 GT3ではないだろうか。

特に、高くそびえるスワンネックと呼ばれるステーで支えられる、大きなリアウイングが目新しい。空力的な役割を果たすのは主にウイングの下面だから、上から支えることで面を平滑にし、ダウンフォースを高める機能がある。

フロントスポイラーも新形状。ボディの下面にはディフューザーが内蔵され、ホイールハウス周辺の気流を調整し、リアウイングとのバランスを取るように設計されているそうだ。ジャッキアップしてフロントタイヤを外さないと見れないが。

これらが組み合わさり、最大で385kgのダウンフォースを生成するとポルシェは説明する。先代のGT3より、150%以上も大きい数字となる。

史上初のダブルウイッシュボーン

それ以外、見た目の進化はわかりにくい。しかし、大きなホイールを外すと最大の変更部分が顕になる。58年間の公道用911の歴史上初めて、フロント側のサスペンションにダブルウイッシュボーン式が採用されたのだ。

もし992型のGT3以外でダブルウイッシュボーンが与えられた911を運転したいなら、ル・マン仕様のレーサー、RSRを選ぶ必要がある。値段は、100万ポンド(1億5000万円)くらいは必要だろう。

フロント側の変更に合わせて、リア側のマルチリンク式サスペンションも当然ながら再設計を受けた。加えて四輪操舵システムも備わり、新しいサスペンションと連携して機能することになる。

進化内容の確認はこのくらいにして、運転席に座ってみよう。走り始めてすぐ、駐車場を出る前に新しいフロント・サスペンションが生む変化に気づいた。ステアリングホイールを左右に動かすと、GT3は即時に正確に反応する。

まるでボールジョイントで可動するレーシングカーようだ。操舵感が今までの911とは異なり、少し戸惑うドライバーもいるかも知れない。ステアリングホイールは想像していたより軽い。筆者はパワーアシストの効きを弱くした。

乗り心地もソフト方向へ調整した。先代のGT3の挙動を反映してか、フロントスプリングのレートは2倍に引き締められている。ただし先代はマクファーソンストラット式で、今回はダブルウイッシュボーン式だから、直接の比較はできないだろう。

この続きは後編にて。


【新次元の992型GT3】ポルシェ911 GT3へ試乗 510ps Fサスはダブルウイッシュボーン 後編


新次元といえる落ち着きと精度

text:Andrew Frankel(アンドリュー・フランケル)

translation:Kenji Nakajima(中嶋健治)


少なくとも、郊外の道を快走するであろう多くのドライバーにとって、最新992型ポルシェ911 GT3のサスペンションは硬い。さらに締め上げることも可能だが、ユーザーフレンドリーな乗り心地の方が好まれるだろう。

まだポルシェは明らかにしていないが、GT3のツーリング仕様も出てくるようだ。引き締められたスプリングには、150%も増したダウンフォースを受け止める役割も担っている。ツーリング仕様なら、強い下向きの力を支える必要がなくなるはず。

とはいえ、最新のGT3は長距離移動もこなせるほどに洗練されている。低回転域で車内に響く共鳴音さえ気にしなければ。軽量化のためにガラスを薄くし、防音材を削ったことによる影響だろう。

そんな耳障りな音を気にせず速度を上げると、驚嘆の走りが待っている。オーマイゴッド、と叫びたくなるほど。

新次元といえる、落ち着きと精度が明らかになる。より正確にラインを狙えるから、GT3がひと回り小さく感じられてくる。

標準装備されるタイヤは、ミシュラン・カップ2。オプションでカップ2Rも選べる。少なくとも路面が濡れていたり路温が低すぎなければ、ヤケを起こさない限り公道でグリップを失うことはないと思う。

さらに今回のようにサーキットへ持ち込めば、GT3はさらに次の領域を見せてくれる。エンジンは、完璧な雄叫びを上げ続ける。これまで通り、美声を磨いた天才ユニットだ。

格段にシャープでグリッピーなフロント

試乗車のデュアルクラッチ・オートマティック、7速PDKも、シフトノブがステック状になったことを除き、不満を感じる余地は一切ない。

強さを増したダウンフォースが、高速コーナーの路面へGT3を押さえつける。確実な感覚が、ポテンシャルの高い911を存分に楽しもうという自信へつなげてくれる。驚くほどの安定性で、英国ベッドフォード・オートドロームのコーナーを抜けられる。

新しいGT3の水準を完全に引き上げているのが、ダブルウイッシュボーン式になったフロント・サスペンション。格違いと感じさせるほど。歴代の911 GT3を楽しみ、特性を理解する幸運なドライバーは、運転スタイルを少し変える必要があるかもしれない。

今までは、仮に無意識だったとしても、主にフロントノーズへ集中力が向かっていた。パワーが有効な状態にある限り、リアタイヤはそのまま制御下に留めておけた。

しかし最新のGT3のフロントは、モンスター級。格段にシャープでグリッピーだ。ポルシェ911のバランスを作り変え、ニュートラルな操縦性を獲得し、はるかに高速なクルマへ進化させている。

ニュルブルクリンクの周回タイムが18秒も速くなったと聞いて、オプションで装着できるカップ2Rタイヤのおかげだろうと考えていた。しかし実際にGT3を体験すれば、新しいフロントサスが同じくらい重要な役割を果たしていたことが理解できる。

これまで以上にサーキット志向なGT3

バランスが見直されたことで、911 GT3のセットアップはより高速走行に最適化されてもいる。まだテールスライドはする。かなり。しかし、今までより自然にスライドへ持ち込める感覚は減っている。

一部のドリフトマニアにとっては悲しい事実かもしれない。だとしても、992型のGT3は確実に進化を遂げている。お遊びの少しの犠牲と引き換えに、一層高い戦闘力を獲得している。

振り返ると、先代のGT3とGT3 RSとの中間に位置するのば510psの最高出力だけでなく、クルマとしてのキャラクターも当てはまりそうだ。これまで以上にサーキット志向なGT3だといえるだろう。多くのドライバーにとって、歓迎できる内容だと思う。

英国での価格は、2017年に発表された先代のGT3より1万6000ポンド(240万円)高い12万7820ポンド(1917万円)から。それでも、このドライビング体験を考えれば笑顔を抑えきれない。最新の911 GT3に匹敵するマシンは、ほかに思い浮かばない。

今回は、一般道での挙動は確認できていない。よりソフトなツーリング仕様の方が、より筆者好みかもしれない。そうだとしても、筆者は最新のポルシェ911 GT3に満点を与えたい。新次元の進化形だ。

ポルシェ911 GT3(992型/英国仕様)のスペック

英国価格:12万7820ポンド(1917万円)
全長:4519mm(標準911)
全幅:1852mm(標準911)
全高:1298mm(標準911)
最高速度:318km/h
0-100km/h加速:3.4秒
燃費:7.7km/L
CO2排出量:293g/km
車両重量:1435kg
パワートレイン:水平対向6気筒3996cc自然吸気
使用燃料:ガソリン
最高出力:510ps/8400rpm
最大トルク:47.8kg-m/6100rpm
ギアボックス:7速デュアルクラッチ・オートマティック




ポルシェ 911 GT3 RS が60ps超のパワーアップ!? ニュルで最終テスト

ポルシェの代名詞である『911』は、992世代に刷新してからも「タルガ」、「ターボ」、「GT3」などラインアップを拡大し続けている。「オールラウンドモデル」の登場もささやかれる中、頂点に君臨するハイパフォーマンスモデル『911 GT3 RS』新型の最新プロトタイプをカメラが捉えた。

約半年振りに聖地ニュルに帰ってきたプロトタイプは、巨大なリアウィングを装着。トラックに焦点を合わせたモデルが、そのダウンフォースをテストするには最適の場所といえるだろう。

ボディの大部分がまだクラッディングで隠されているが、ボンネットには先代同様に大きなNACAダクトを隠すカモフラージュを装備。まるでレース専用車のようにも見える武装だが、フロントガラスの下隅にナンバープレートとドイツの排出ガスステッカーが貼られていることから「911 GT3 カップ」の可能性は排除していいいだろう。

トラックに焦点をあわせた市販型では、より大きなブレーキとより剛性が高く軽量なシャーシも備えている可能性がある。フロントフェンダーは大幅に更新されており、おそらくリフトを減らすことでエアロダイナミクスを改善していると思われる。

パワートレインは、4.0リットル水平対向6気筒エンジンを搭載、最大9000rpmで、最高出力は573ps以上を発揮するとみられている。これは先代の513psから60ps以上のパワーアップとなる。0-100km/h加速は3.0秒以下となる可能性もありそうだ。

911 GT3 RS新型のワールドプレミアは2021年内とも伝えられていたが、2022年初頭あたりに遅れそうだという。
Posted at 2021/04/29 18:21:16 | コメント(0) | トラックバック(0) | ポルシェ | 日記

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「買い物行ったらレヴォーグの隣がたまたま空いていたから止めて、買い物から戻ったらこうなっていた〜」
何シテル?   04/27 19:18
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