• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+

BNR32と銀の林檎のブログ一覧

2020年04月27日 イイね!

天国と地獄? イタリア(6)2016

天国と地獄? イタリア(6)2016長年クルマで仕事場へ通っていた生活から
STAY HOME の自粛生活になり1ヶ月半。

免疫力アップの食事で体重も2kアップ。
運動量を測るためにも万歩計は大切。
ん?・・700歩ということは
ずっとPCに貼りついていたということデス
歩かなきゃ!



4月28日

さて予定のカプリ島2泊を1泊にして、もう少しナポリを楽しむことに。

少し足を延ばし、カプリ島へのフェリー乗り場を確認し、
今日は美味しいナポリのシーフードを食べたい。


京都にも1日500円で市バス乗り放題のチケットがあるが
気ままなナポリ歩きを便利にしてくれるのがウニコチケット。
この優れものチケットは1枚で、メトロ、バス、ケーブルカー、トラム共通。
images[6]



さて、メトロへの入り口はどこ・・
チケットを買って、すぐ横のベンチにいた男性に尋ねた。
男性は、隣の若い女性に聞いていたが二人とも英語がわからないらしい。

すると端に座っていた学生風の女性がすっと席を立ち、
英語で案内をしはじめた。 

おー!きれいな英語・
慣れた様子で案内してくれる。
メトロ入口は駅構外にあった。


IMG_1346 (450x338)

”ありがとう。” と私。
ところが彼女は鞄からチケットを取出し自分も改札の中へ・・・

この女性は一体…何が目的・・・・

英語が堪能な彼女は法律学校の学生。
英語はアメリカ映画などで独学。(ひゃ~信じがたい)

彼女いわく
”イタリアの若者は英語が話せない。
ドイツやフランスなどの若者はみな話せるのに・・(確かに・)
それが恥ずかしい。” 
”ナポリというと人は皆、スリや詐欺で治安が悪く、
汚い町を想像する。そんな風に思わないでほしい。”
と。

すごく説得力がある。

しか~し!!
私の頭は疑心暗鬼でいっぱい。 
頼んでもいないのに電車に乗って見ず知らずのガイコクジンを案内?
ひょっとすると彼女は新手の con artist (信用詐欺師)か。
あとで案内料を要求されるかも、

と悪い想像が頭を駆け巡る。


電車を降りナポリ湾を望むサンタ・ルチア地区へ。
説明しながらウンベルト一世のガレリア、王宮あたりを案内してくれた。
カプリ島、イスキア島、ソレントなどへ出港する船でいっぱいの
フェリー乗り場もおさえた。


IMG_1329 (500x375)
IMG_1335 (500x375)
ガレリアアーケード下はショッピングモール

あまり好意に甘えるわけにいかない。
それにまだ一抹の疑惑も・・


”ありがとう。ここからは一人でぶらぶら歩いてみるけれど、
どこかで軽い食事かスウィーツでもご一緒にどう?”

というと、

”ダイエットしているのでスウィーツは避けてるし、お腹もすいていないので。”
とにっこり断って、

IMG_1300 (300x225)


帰り道を説明してくれ、手を振って遠ざかって行った。

ありがとう、ベネディクタさん。 
最後まで疑心暗鬼だったおばさんを、ゆるしてね。 

彼女のおかげでナポリの好感度はさらにアップ。 





IMG_1303 (450x338)

IMG_1321 (450x338)

ヌオーヴォ城あたりをぶらぶらと見て回る。

サンタ・ルチア地区海側は、
ナポリ湾を望むうつくしいエリアだ。

そぞろ歩きをしている恋人らしいカップルも多い。 


フェリーのチケットウィンドウは出航直前でないと開かないようだ。
一人の女性が売り場の男性ともめていた。
問題があったらしい・・・・・
しかし何があろうと明日は当たって砕けるしかない。 

すぐ前にバール(カフェと雑貨)があり、中に入ってコーヒーとスウィーツを頼んだ。
ゆっくり座れるのと、何よりOOO個室があるのがありがたい。

IMG_1311 (320x240) IMG_1306 (320x240)

ツァーでの観光客は、全ておぜん立てされているので
何の心配もなく移動できるが、一人旅で一番の困りごとは
OOO問題と言っても過言ではない! 

初めてイタリアを訪ねた際は
フィレンツェでバスのチケットの買い方が分からず、
乗れないまま帰国した経緯がある。
市内チケットと長距離チケットの買い方もわからなかった。
今回は大前進で満足―。 

改めてガレリアあたりを散策。

入るともなく、ふらーっとサンカルロ歌劇場の中へ。
”オテロ”の垂れ幕を見て、もし上演中なら見たいと思った。

IMG_1327 (450x332)


と、いかにも映画に出てくる執事風の男性が

”何かお探しでございますか、マダーム。”
”ええ、オテロをやっているのなら見たいと思って。”
”オテロの上演は明日のみでございます、マダーム。”
”明日はここにいないのよね、残念。”
”それでは、カフェでお飲み物などいかがでしょうか、マダーム。”

と、、シアターからカフェへの仕切りを開けてくれたが、
別に無料のサービスがあるわけではない。
自費です!

カフェはなかなかいい雰囲気で、コーヒーを頼みしばらくそこにいた。
カフェ出口横にはとても素敵なOOOがあるのでますます気に入った。

IMG_1330 (320x240) IMG_1324 (320x240)


なんだか甘いものを食べ、飲み、OOOの事ばかり考えているようで・
こ・・これではいかん。

せっかく一日券を持っているのだから、と Toledo まで足を延ばした。

IMG_1342 (320x240)

ダンテ広場 (ダンテの像) に別段興味があったわけでなく
ただ時間があったので。

しかし トレドメトロ駅構内が印象的!
アーティスティック!


天国への階段のよう・・

toledo[1] (500x333)
まだ行きたくないけれど・(写真お借りしました。)
アートを施したメトロは他にもあるらしい。



その後メトロでガリバルディ―駅に戻ると、
突然2,3人の男性が改札口に現れた。
ひぇー、抜き打ちの検札ー!


IMG_1345 (450x338)

ドイツやイタリアでは厳しいことを聞いていたが、
経験するのは初めて。
悲鳴を上げている人、電話で連絡している人、無駄な弁解をしている人・・・・・

私は地獄のそばを通り過ぎた。

そして今日のフィースト。

”地球を歩く”のリポート欄で知ったレストラン、エットーレ。
普段ならまず入らない駅近くの普通のレストラン。
しかし中は地元グルメの常連客でいっぱい。

IMG_1355 (450x338)

IMG_1354 (450x338)
grigliata pesce 海老、サーモン、イカなど。

IMG_1353 (450x338)
antipasti サーモンとタコのマリネ。

いやいや・味は最高!!

天国ー。







Posted at 2020/04/27 16:18:17 | コメント(5) | トラックバック(0) | 海外一人旅-イタリア | 旅行/地域
2020年04月22日 イイね!

ポンペイへ・あきれたオジーちゃんと怪しいモンク イタリア(5)2016

ポンペイへ・あきれたオジーちゃんと怪しいモンク イタリア(5)2016みなさまお元気でしょうか。
在宅ワークで頑張ってらっしゃいますか。
感染予防策を講じながら通勤されてるのでしょうか。
あの方は、この方はお元気かなあ…と心配になります。

私はフリーランスの仕事が全くない状態が続いています。
長期戦、長丁場になりそうです。
コロナとの戦い、生き残れるか、今はひたすら我慢しかありません。

日記は書くのも読むのも好きではありませんが、
ときどき冒頭に 小さなことばを添えたいなと思います。

*****


さて 4月26日 (2016)

一時間半の列車の旅
バーリ着。

駅を出るとものすごい雨で路肩はプール状態。
薄い防水コートのフードを目深にかぶり、バス発着所を探した。

駅前のアーケード下にバックパッカーが一人・・・

IMG_1250 (450x338)

また一人と・・・・よかったー。

IMG_1251 (450x338)

”ここですよね”
お互いに場所を確認しあった。

しばらくしてやってきたバスに乗り込む。
座席番号 37,38・・・・あら?・・・・・
私の席40番にはすでにシニアのカップルが・・

私の席にちゃっかり座って
”あんたの席はずーと後ろ” などと嘯(うそぶ)いていたおジイちゃん
どうやら、隣席の ”昔カルメン” だったような
おばあちゃんの跡を追ってきたらしい。

とにかくドライバーがチケットを確認後、席をかわってあげるから、と移動を促した。
一般に交通機関の検札は厳しく、長距離バスのチケット確認も例外ではない。

ドライバーが彼のチケットを見てしきりに、 NO (ノ)を繰り返していた。
チケットは持っているがこのバスのではないようだ。 つまり彼の席はない。

チケット検札後席を譲ってあげたが
当然後から乗り込んだ乗客は、
”あ、ここ私の席・・”  ”この席たしか僕の・・”
と、順繰りに同じ現象が。

そのたびにジイちゃんは、
”ドライバーがいい加減なんだ。皆好きな席に座っているんだよ” とか
”きっとダブルブッキングしているんだ、空いてる席に座れば”

などと勝手な説明をしているらしい。
が、皆 ふんふんと納得している・・・・
(ふたたび)・なんなんだこのいいかげんさはー

ナポリにつくまで、昔カルメンの手を握り、頬を寄せ、
耳元で何事かささやいていた。
いやはや あきれるばかりの情熱・



ナポリまで3時間のバスの旅。

ところで私の隣に座っているのは、一人のモンク(修道士)。
長身痩躯を包む長い黒衣、、首から下がるロザリオ。
縄のベルトと、少し色あせたた黒衣が厳しい禁欲生活の象徴のよう・・・ 

前席背もたれのドリンクホルダーを使うときは、さっと広げてサポートしてくれたり、
顔が合うとニーッと微笑んだり、穏やかな表情、物腰やわらか~~。

ところがナポリも近くなった頃
携帯を取り出し誰かと話し始めたかと思うと、突然

”アーんだって!
待ってるっていったろーが
なにOざけたこと言ってんだーよっ!”


(今まで聞いたことのない言語で、翻訳の責任は負いかねます)

声は荒くだんだん大きくなり、まわりの注意を引いているがお構いなし。
わたしは ・・・・・・・・・・・・・・・・
しゅ・・修道僧がこんな言い方するだろうか・・


ナポリバスターミナル着。


IMG_1252 (450x338)
IMG_1253 (450x338)


大型二階建てブルマンは荷物収納庫も大きく
バス会社の男性二人が中に入り
ドライバーは荷物を一つずつ受け取ると、持ち主を確認して手渡す。

と、突如かのモンクはつかつかと前に出て、収納庫へ身を乗り入れ
手当たり次第、ぼんぼんと他人のーツケースを横へ放り投げ始めた。
信じられないその行状にドライバーはじめ皆あぜん・・目が点・・。  

しばらく声を失っていたドライバーは我に返り

”何やってるんだあんたは!
急いでるのはわかるがみんなきちんと順番を待ってるんだ。
ましてあんたは修道士じゃないか!”

とお説教。

彼は細い体を二つに折って、面目なさげに叱られていた。
モンクが文句を言われている図なんてめったに見られるもんじゃない。

ほんとにモンクだったのか、どう考えても怪しい・・

今夜のホテルは前もって場所を確かめておいたルナ・ロッサ。
駅まで歩いてすぐの裏通り、何かと便利な位置だ。
時間はだいぶ早いが荷物をホテルにあずけ、 いざ雨の下町へ!

IMG_1255 (450x338)

大道芸人が ”コンニチワ” と声をかける。

賑やかなメイン通りに沿って歩くと右手がスパッカナポリ。
雨に濡れた石畳は足裏に酷だけど、歩いているだけで楽しくなる界隈。


右に折れるとガイドブックでおなじみの行列ができるピッツェリアはすぐそこ。
番号札を持った大勢の人であふれていた。

IMG_1409 (450x338)


その店を横目に、静かで大人の雰囲気のあるレストランへ。

IMG_1259 (450x332)

本場のピッツァ。
まずは、ピッツァ・マルゲリータ。
美味しかったのは言うまでもない。

なんとナイフとフォークを使って食べるのが地元の人の食べ方。 
巨大なピッツァと格闘することしばし。

IMG_1257 (450x338)

レジのおばさんが
”バッグは上着の下に隠すのよ”と注意してくれる。
ありがとう・



4月27日 ポンペイへ

ポンペイ観光は、ナポリに近いし時間があるので、というのが正直なところだった。

旅が目的なので観光地は、私には到達点でしかない。 

たどり着いた先に感動するものあれば、それはご褒美と思っている。  


ポンペイの名を初めて知ったのは、今から何十年も前。

当時、ギリシャ、ローマの戦記、神話、史実をもとにした本や映画にはまっていた。
映画 ”ポンペイ最後の日” の主演女優、クリスティーネ・カウフマンはとても愛らしく、
今でもその顔をはっきりと覚えている。
男優の方はまったく記憶にアリマセン。

その頃(小学、中学時代)はギリシャやローマにとても憧れ、いつか行ってみたい、と夢見ていた。

現在これらの場所は多数の人が徒党を組んで押し寄せる観光地となり, 
私のロマンチックな憧れは記憶の彼方に押しやられていた。

せっかくここまで来たのだから、と出かけた。

ナポリ中央駅、入ってすぐ右手にあるヴェスヴィオ周遊鉄道入口。

IMG_1263 (450x338)

いかに方向音痴の私でも迷うことなく発見。


IMG_1265 (450x338)

チケットを買い、ホームへ。
ホームにいるほとんどがポンペイ観光目的の、一人旅、カップル、友達づれなど。
国籍も、 ”多国籍”。

目の前の相手がきれいな英語を話すと思ったらオーストラリア人・・・・
英語圏の旅人に逢うのは今回の旅で初めて。
普段苦労している英語なのに  懐かしくほっとする響き。

まわりはポンペイ行初めての旅行者ばかり。
こんな場面ではいつも束の間の連帯感、仲間意識が芽生える。 

三両編成の汚れた列車が来た。

”多分これだね。” 
”確かね?”
”たぶん…もし違ったら一蓮托生だあ。”

みんなで乗り込んだ。

と、乗り合わせた地元の人がこの列車は違うから乗り換えなさい、と注意してくれる。
つなぎの駅で全員、別の車両からも降りていた。

IMG_1266 (450x338)

”ごめんねー、間違って”、と向こうで手を振っている。
全員の間違いだから、 ノープロブレム。

そういえば汚い列車だった・・・。
と思ったら、やってきた列車も負けず劣らず汚かった。 ・・・


スカーヴィ・ヴィッラ・ミステリ駅で降りると遺跡入口はすぐ。


IMG_1291 (500x375)


IMG_1293 (500x369)


IMG_1276 (500x375)

アポロンの像(レプリカ)

天駆ける太陽の車を御し、銀の矢を射るアポロン・・・・にしてはちっちゃすぎる・・・・

勇壮かつハンサム・・
抱いていたイメージが一挙にちぢんで・・・
ショックで、その後の観光はあまり覚えていない・(なんとフマジメナ)


IMG_1288 (500x375)

IMG_1270 (500x375)

IMG_1274 (500x375)


無類のお城好きのメンバーさんがいる。 崩れかけた石垣のなごりも好き・・と
何ゆえに…と問えば
じーっと見ていると当時の様子がまざまざと目に浮かぶ、と。

映画や小説、コミックに毒されてる私にはむりか~






Posted at 2020/04/22 17:45:32 | コメント(4) | トラックバック(0) | 海外一人旅-イタリア | 旅行/地域
2020年04月17日 イイね!

チャオチャオ石のまち イタリア(4)2016

チャオチャオ石のまち イタリア(4)2016 4月24・25日

日本から、かよわい (かわいい?) 女の子がたった一人、 
大きなスーツケースをひきずってやってくる、とおもいきや・
煮ても焼いても・・・・・・・会ってビックリ  
期待外れでごめんなさい。


宿オーナーのミモさんからは駅まで車で迎えに行くから
と出発前に 3通のメールをもらっていた。

気ままな旅、時間は確約できない、と2度断り3度目には返事しなかった。


家族経営ミモさんのホテルは、もともと彼のおばあちゃん所有の一棟。
空き家になったトゥルッロを買い足し、
手直しして現在の数にしたもの。

当時貧しかった多くの人がトゥルッロを捨て、町を出て行ったらしい。
こんなお話を聞けるのも、ホテルが家族経営なればこそ。

IMG_1099 (320x240) IMG_1090 (320x240)
とんがり屋根の不思議なマーク。

宿に着くとまず ”ウェルカム・ドリンク” がある。(ワインです) 
何かあれば相談に乗ってくれる。
場所移動時、荷物を運んでくれる。
帰りのバーリからのブルマンのチケットはミモさんが手配してくれた。


街の建物全体がユネスコ世界遺産に指定されていて、
世界遺産に泊まれる数少ない場所の一つ。

IMG_1234 (640x480)



イタリア人とフランス人観光客が多く、
数人の日本人に会った他はアジア人を全く見なかった。

お店がならんでいる辺りを歩くと、
”こんにちは。””どうぞ見ていってください。”
とあちこちから日本語で声がかかる。


ポポロ広場に面したレストランでランチ。

IMG_1117 (500x375)

IMG_1114 (320x240)

IMG_1109 (320x240)

IMG_1110 (210x158)

スープはひよこ豆のズッパ、おいしかった。
イカスミのパスタはちょっと苦手。


メイン通りを入った所に、ガイドブックにも載っているヨーコさんの店がある。


IMG_1214 (210x158)
IMG_1218 (210x158)
IMG_1217 (210x158)
ヨーコさんのお店とにゃんこ

ヨーコさんは すらっと背の高い美人、
それになかなかのビジネスウーマン。


IMG_1216 (320x240)

旅の最後にローマで出合う トモコさんにも言えるが、
海外でビジネスを成功させている女性には、
他におもねない一本の芯があり、価値観に ぶれがない。




翌日朝、通りは前夜の宴の後は掃き清められ
水が打たれていた。

IMG_1233 (640x480)

昼、通りにはマーケットが開かれ、大勢の人が行き交う。



アルベロベッロの駅を探して歩いた。
明日は朝早く立たねばならない。


探しあぐね大通りに面したベンチで、人通りを眺めていたが
側におじいさんが座っているのに気付いた。

いい返事など期待しないで聞いてみた。

”駅はどの方角なんでしょう?” 
”駅か、歩いてすぐだよ。 案内してあげよう。”
”え? 
(見た目からこんな返事は期待していない)

”その前にうちにおいで。すぐそこだから。” 

おじいさんはおいでおいで しながら歩いていく。
言われるがままついていくと、なるほど僅か20メートルほど離れたところの家。

おばあさんが ”いらっしゃい” と出迎えてくれた。

IMG_1186 (320x240)

”おじゃまします。” 

家の中をうれしそうに案内してくれる。
今は遠くへ行っている娘さんの部屋は可愛い。
それから屋上へ。
ここからの眺めも素晴らしかった。

IMG_1182 (320x240)


屋上でレモンや花を育てていて、

IMG_1174 (320x240)


”花の種が風にふうわりと飛ばされ・・・
屋根に落ちて
ほら、屋根の上でも咲いているんだよ。”

”ふうわりと・・・・” と、私。

IMG_1179 (320x240)

おじいさんとの会話は
イタリア語、英語、と ????語。

何となく意味が通じると、
実に満足そうに目を細めうなずいた。


間近で見る石造りの屋根。
石をただ積み重ねているだけの屋根。

ここは足元を掘れば石が出るのだ。



IMG_1177 (320x240)


石は大好き。
(河原の石ころではなく・・)

granite や marble、serpentine など
イタリアは美しい石の国。


その後、街へ出て観光スポットを案内してくれた。

IMG_1197 (500x363)

一人であればまず訪ねていない聖所記念堂。


IMG_1200 (500x375)

同じくツーリストが必ず訪れるトゥルッロ・ソヴラーノ。


なぜか道々、倉庫や家屋のカギを開け中を見せてくれる???? 

IMG_1208 (320x240)

実は彼は借家の管理人さん。
不法侵入かな~ 

駅はあっけないほど近くにあった。
地図を見ながらあれだけ探したのに・・

おじいさんの 旅人へのおもてなしの心。
ありがとう。

お礼を言ってヨーコさんの店へ。 
おすすめのレストランを聞き、行くことにした。

一般住宅として人々が住んでいるピッコラ地区。
レストランは狭い裏通りが入り組んでいる一角にあった。

IMG_1228 (500x375)

IMG_1223 (320x240)

IMG_1226 (320x240)

IMG_1220 (320x240)

パスタはボンゴレ・ビアンコ

温野菜は ほうれんそうのリパッサート?アグロ?
ゆでた野菜をさらにオリーブオイルで炒めたもの。

オイルでこてこてに見えるが意外とあっさり。
温野菜をたくさん取ることができる。

付け合せの野菜はサービス。
スタッフはフレンドリーでとてもいい雰囲気。
もちろん味も合格。




IMG_1246 (450x338)
かわいいアルベロベッロの駅

翌朝 早く出立した。
さよならアルベロベッロ。

IMG_1242 (210x158)IMG_1240 (210x158)

滞在中遊んでくれた、親子のにゃんこ チャオチャオ・・



******
”ぼくは弁護士になって人の悩みを聞くより
旅人の楽しい話を聞く人生のほうが好き”

流ちょうな英語を話すミモさん、お元気なことを祈ります。
(2020)


 



Posted at 2020/04/17 07:52:38 | コメント(4) | トラックバック(0) | 海外一人旅-イタリア | 旅行/地域
2020年04月14日 イイね!

誰もいないところへ・

誰もいないところへ・だ~れもいないところへ

DSC_0350 (600x402)

DSC_0349 (600x402)


DSC_0353 (600x402)

DSC_0351 (600x402)

たったひとりで行って

DSC_0354 (600x402)

DSC_0357 (600x402)

DSC_0362 (600x402)

DSC_0364 (600x402)

DSC_0366 (600x402)

誰にもあわずに

DSC_0372 (600x374)

DSC_0369 (600x402)

DSC_0374 (600x402)

かえってきました


Posted at 2020/04/14 20:21:49 | コメント(5) | トラックバック(0) | その他 | 趣味
2020年04月11日 イイね!

ナポリからアルベロベッロへの旅 イタリア(3)2016

ナポリからアルベロベッロへの旅 イタリア(3)20164月23日(’16)

ナポリ滞在中ほとんど雨に降られた。 

意外に、皆一様にしっかりと傘をさして歩いている。 
当たり前でしょ、と言われそうだが、アイルランドで傘をさしていたのは私くらい。
東洋人が一人、傘をさして歩いていると奇異の目で見られた。

以来長い間、国外へ傘を持って行ったことはない。
ナポリでは逆に、雨の中傘もささず、ずんずん歩いている東洋人はじろじろ見られた。

IMG_1042 (310x233) IMG_1045 (310x233)


ナポリで宿の場所を尋ねると
お店などで2,3人集まって考えてくれたり、
誰かに聞きに行ってくれたりする。
南イタリアでは何度かこのような経験をした。 
下町風というか、他の国ではなかった経験だ。


バーリ行きのバスは午後出発。 
朝食後ホテルに荷物を預け、少しくらいの雨は何のその、
スパッカナポリにむかった。

スパッカナポリは、ナポリでも旧市街地で最も混沌とした下町。
日本人には、汚く危険というイメージが定着していた。
そこへ行きたかった。


IMG_1047 (310x233) IMG_1046 (310x233)

道中、雨だろうがいたるところに店が出ていて、新鮮な果物や魚を売っていた。
活きのいい魚の写真も撮りたかったが、おじさんたちが威勢よく、
プレーゴ!プレーゴ!、(らっしゃい!らっしゃーい!)
と声をかけてくるのでさすがに撮れなかった。



IMG_1048 (310x233) IMG_1052 (310x233)

賑やかな通りの隣にはこのような裏通りがある。

バイクに乗ったひったくりの注意が、ガイドブックやブログに出ていたので、
バッグを壁側にさげて歩き、後ろからバイクが来ると、
背を壁につけてやり過ごした。
ひったくられることより、それで転倒することの方が怖い。

油断は禁物だけれど、別段怖い雰囲気もなく、
さらに下町へと歩いた。

IMG_1049 (400x300)


それからあっちへうろうろこっちへうろうろ。
折り紙つきの方向音痴なので、どこへ向かっているかわからなくなった。

と、突然、狭い路地が大勢の人であふれている教会前に出た。

IMG_1053 (400x300)


フランス人のシニアカップルに (フランス人の旅行者が多かった)

*なにゆえあんなにも大勢の人が集まっているのでしょう。
*あの教会はかの有名なOOOOなのです。
*はー・・・・・・
*あなたはどちらから?
*日本から。
*そうでしょ、そうでしょ。日本は好きです。
*いらしたことが?
*ありません。でもフランスには日本の会社がたくさんあります。

終始ニコニコ笑顔の感じのいいシニアカップルだった。

スパッカナポリにはたくさんの教会があり、レストランも多い。

IMG_1058 (310x233) IMG_1056 (310x233)

教会(サン・ロレンツオ・マッジョーレ) すぐ近くのジェラッテリアで食べたジェラート・・・・・
ほっぺが落ちるほどおいしかった。
スパッカナポリの雰囲気はカジュアルで、フレンドリー、食べ物は美味しい。
旅の終わりに再度訪ねたほど。

午後

午後いちのバスは1時半に出発。 駅へ急いだ。

IMG_1059 (400x300)


バスターミナルには数社のブルマン(長距離バス)が並んでいた。
予約したバスは ”地球を歩く” にも載っていたMARINO社の赤いバス。
全席指定で私の席は2階最前列。


IMG_1060 (310x233) IMG_1069 (310x233)

ヴェスヴィオ火山はあいにくの曇り空にけぶっていた。


もっとも見晴らしが良い席なのに・・・・・

ローラーバッグはバス収納庫の中、
大切なものは懐深くしまってある。

ということで、3時間の道のりをほとんど爆睡。  

” バーリ、バーリ!” 
ドライバーのおじさんの大声で気が付くと
乗客は殆ど降りていて、もう少しで乗り過ごすところだった。

ここからは列車になる。
駅一番奥にある、スッド・エスト鉄道へ。
小さな駅舎でチケットを買い刻印。

まもなくやってきた列車に乗っているおばさんに、ア
ルベロベッロへ行くか尋ねるとうなずいた。

即、その車両に乗ってしまったがこれが間違い。


IMG_1074 (310x233)
スッド・エストの車内。

一時間ほどして、ユネスコ世界遺産になっているトゥルッロの、
かわいい屋根がぽつぽつと見え始めてきた。

もうそろそろかな、と思っていると列車はぱったり止まってしまった。
残りの乗客もすべて降りてしまった。
しまった・・・・・・・・・

ガイドブックに連結編成の後方車両が切り離されることがある、と載っていた。
 
まさにその、OOOどまり、に乗ってしまったのだ。

駅舎の中でだべっている数人の駅員に尋ねるも、とにかく英語が通じない。
あと一時間待て、といってるような・・・
そんな悠長な・・まってられません!  
(大体へらへらしている彼らを信用していない)

駅を出てタクシーを探す。

・・・・・・・なにもない。

と、
男の子を連れたじいちゃんらしき男性が、葉巻を燻らせながら人待ち顔で立っていた。
おそらく私のような慌て者目当てのアルバイトか。

アルベロベッロまで10ユーロで行ってくれるという。
乗っかった。

10キロの道のり、乗ってすぐ

”タバコすってもいい?”  と彼。

だめ!ワタシ、タバコノケムリキライ!”

彼は少しの間我慢していたが、
結局ハマキを取り出しずっと吸っていた。

なんなんだこのいいかげんさはーー。


IMG_1077 (350x263)
葉巻をもったまま・・


宿着
憧れのアルベロベッロに泊るならもちろんトゥルッロでしょ!
ということで伝統的なトゥルッロを予約していた。  


IMG_1080 (600x450)



私が泊まったのはダブルベッド、シングルベッド各一つ、
ダイニング、キッチン、シャワー室、それにブレックファストつきで、
一人には広すぎるくらいのトゥルッロ。
税金を含め57ユーロ。

宿は家族経営。 おもてなしの心いっぱい。

オーナーに聞いたレストランへと夜の街へ。

IMG_1132 (210x158) IMG_1144 (210x158) IMG_1131 (210x158)





Posted at 2020/04/11 21:17:58 | コメント(4) | トラックバック(0) | 海外一人旅-イタリア | 旅行/地域

プロフィール

「「ちひろ」に会いに http://cvw.jp/b/3154101/47757254/
何シテル?   06/02 07:01
7~10日程の峠ロングツーリングをします。 時には車中泊をしながらの 下道オンリー峠メインの旅です。 みん友さんとはブログでの相互交流(イ...
みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

<< 2020/4 >>

    1234
56 78910 11
1213 141516 1718
192021 22232425
26 27282930  

リンク・クリップ

2022 春の峠ツーリング(4)理屈なんて無用なのさ 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2024/05/13 10:18:39
4年ぶりのオフ2024.4 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2024/05/03 05:07:28
ツーリングに参加(^^) 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2024/03/10 09:04:53

愛車一覧

日産 スカイラインGT‐R 「R」または「32」- 2号 (日産 スカイラインGT‐R)
R32GT-R (H6 / 1994) 後期最終型です。 納車時(2018/02)20万 ...
ホンダ アコード アコード SiR (ホンダ アコード)
’07年購入時交換 ホイール・DogHouse 17インチ タナベ車高調キット マフ ...
日産 スカイラインGT‐R 32ー1号 シルバー (日産 スカイラインGT‐R)
一台目R32です。時々エアコンが不調になるほか、面倒をかけることはほとんどなく、レイズの ...
日産 サニー 日産 サニー
過去所有のクルマ サニー・クーペ1200GX。 2代目サニーのスポーツグレード。直列4気 ...
© LY Corporation