先の記事で経過を書きました。
その後のDPFの様子です。
あれほど完璧だと思った洗浄ですが、まだまだ抜けが悪いのではないかと考えています。
廃液がまだかなり茶色に染まるのです。
これはコア内にまだ硬質カーボンがあることを示唆しています。
また、石炭クズのようなカーボンも出ています。
現在のメイン洗浄液は日本油化工業のハイカーボン。
整備工場と提携してDPF洗浄を行なっているとのことですから効能に偽りはないと思います。
が、CX5のDPFは業者曰く「油分が多い」とのこと。
これがやはり洗浄液の効能をスポイルしているんだろうと感じています。
メタルクリーンで、カーボンと油分を除去したつもりですがまだまだ含んでいるのではないか?と思ってます。
ここでDPFへの堆積物の溜まり方を考えてみました。
正確とは程遠いと思われますが。。。
1.新車時はおそらくスカイアクティブDオイルを使用していただろう。
2.新車時は排気抵抗もインマニ堆積物も少なく、油分は燃えてアッシュとなりDPF壁面に堆積していく。
(大丸DPFクリーナーでの溶解液でしっかりと白濁するので)
3.排気抵抗が増えるに従ってPMも増えインマニに堆積していく。
同時に堆積PMに油分が浸透していく。
インジェクター先端部にも堆積し燃焼悪化。さらにPM発生とスパイラルにハマる。
4.油分が堆積物を飽和させ、脱落PM塊となり燃焼室にて燃え残りがDPFに堆積、白煙をあげる。
または油分が燃焼室に入り燃え残りがDPFに堆積する。
(アッシュ壁の中に硬質カーボンがプラグ化する)
故に洗浄液は硬質カーボン内部にはなかなか至らず外壁から少しずつ溶解または熱を加えて炭化させてハイカーボンにて溶かすしか方法がないのではないか?と思ってます。
切断逆洗ならば壁面が溶解すれば塊で抜けてくるでしょうが、非脱着洗浄ではそもそも洗浄液の量が少ないことに加え、洗浄液循環は抜けの良いコアを抜けやすく、詰まっている抜けの悪いコアは洗浄液が入り込みにくい可能性が大きく、また、コアを抜けた堆積物はDOCの目以下の大きさでなければ排出されない弱点があります。
2.7の差圧が物語っていると思います。
現在のところこの方法は私以外行われていません。
既にこの洗浄方法に慣れている私は作業が苦ではないので問題はありませんが商業ベースでは繰り返し作業になるので成り立たないなぁと思ってます。
無念じゃ。
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2023/10/14 13:03:18