テールエンダー1978-3

あまり裕福な家でなかったので
小学5年生で新聞配達を始めました。。。
毎月お給料をもらった後の楽しみが、
雑誌「オートスポーツ」を買う事でした。。。😎

アメリカのアンドレッティチームが、F1に
参戦するのでは？との憶測が流れていますね。。
現代のF1は新規参入のハードルがあまりに高く
今後どのような展開になるか注目しています。。。

現在よりはるかに敷居が低かった1978年当時の
フランスから新たなチームがF1に参加しました。。。

オートモビルズ・マルティニ。。。

1975年77年とF2チャンピオンを獲得したチームが
F1にステップアップするのは、ある意味必然でした。。。

参入の2年前からマシン製造を開始、ドライバーには
77年チームとともにF2チャンピオンを獲得した
ルネ・アルヌーを擁し準備万端での参戦でしたが。。。

出来上がってきたマシンは、マルティニMk23。。。

当時の典型的なキットカーで、マクラーレンM23の
コピーでした。カラーリングも以前参戦したペンスケ
PC3にそっくりで、最初見た時にペンスケ復活か？
なんて思いました。。。

時代はすでにロータスの発明したウイングカーが
異次元の速さを魅せていた時、彼らのマシンは
新車でありながら時代遅れのマシンとなるのです。。。

当時のオートスポーツ誌にオーナーでデザイナーの
レナート・チコ・マルティニがインタビューに応じ

「このマシンの重量はまだ計測していないが、それほど
ひどいオーバーウェイトにはなっていないはずだ。まあ、
多少重いマシンになっていても、むしろ頑丈なマシンと
いうことで初挑戦には好都合というものだ」

なんて答えています。。。おいおい、重量測ってないんかい！

どこといって悪いところの無い（良いとことも無い）マシンで
チームはこの年全９戦に参戦、完走3回（9位、14位、9位）
リタイヤ1回、予選不通過3回、エントリー拒否2回に終わり、
シーズン途中で撤退となります。。。いい話だなぁ。。。


👆ちなみにこの年のビルボード年間No.3です。。。