
羨ましいじゃないか!!!
ま、辛坊氏に関してはブーメランとか、
いろいろ言われてますけど、命も助かって
US-2に乗れるなんて、素直に羨ましいw
今回の救助でUS-2の素晴らしい
性能の高さも、自衛隊の活躍もアピールできたし、
結果的に良かったんじゃないでしょうかw
そんなUS-2の活躍祝いに、わたしの撮影したUS-2の写真を載せます!
ちなみにUS-2の手前のヘリコプター、普天間の265飛行中隊「ドラゴンズ」の機体です。
ここはいま、左翼の皆さんに目の敵にされているオスプレイを運用していますw
US-2も、こんな大活躍をしてしまうと、左翼のターゲットにされないか心配しちゃいますw
さて、このUS-2という飛行艇は、短距離離着陸機(STOL)であるという特徴があります。
これ、境界層制御が使われていますが、最近のレーシングカーでも注目されていますね。
航空機は、翼の上側と下側の空気の流れの速度差で揚力が発生します。
その揚力のおかげで、金属の塊である航空機は、空を自由に飛べるわけです。
速度が同じだと仮定して、その揚力を増すには、迎角を大きくとる必要があります。
しかし、あまり大きな迎角は空気がきれいに翼に沿って流れなくなり、ストールします。
ストールしてしまっては翼の本来の性能を発揮しない為に、迎角の限界があるのですが、
境界層制御を使うと、ありえない角度の迎角でもストールする事無く、揚力を発生する
ことが可能になるんですね。そうすると、その大きな揚力で短距離で離陸できると。
素晴らしい!!!
迎角(wikipedia)
では、境界層制御とは何かというと、翼の上面にエンジンで圧縮した空気を流して、
無理矢理、翼上面の空気の流れの速度を上げて、ストールさせる事無く、大きな迎え角で
揚力を発生させるという制御なのです
。(本当はもっと深いんでしょうが、素人の理解の限界ですw)
旅客機の離陸が、向かい風で滑走路を運用するのと同じですw
言ってみれば境界層制御は、ハイパー向かい風みたいなモノですwww
10年までF1でも使用されていたFダクトというのは、航空機とは逆さで翼の下側の空気の
流れが速く、下向きの揚力(ダウンフォース)が発生していますが、航空機とは逆に、
空気の流れが速い下側の空気の流れストールさせて、リアウィングの効率を落とし、
揚力(ダウンフォース)の発生を減らして、最高速度を上げるための装置でした。
F1のウィングで使われる3枚翼、これも迎角を大きくとりつつ、1枚、1枚の翼の迎角を
小さくできることで、ストールしにくいという効果もあるのです。
そう言われてみれば、なるほど!って思いますが、こういうのって最初に気がついた人、
すごいですよね。まあだから、そういう人は天才って言われるんでしょうけどw
秋の鈴鹿、日本GPだとホームストレートが季節的に追い風になり、レブリミッターに
当たるんじゃないか・・・なんて川井ちゃんのスタート前レポートがあったりしますが、
あれも、飛行機の離着陸、追い風、向かい風運用と同じ話なんです。
F1と飛行機というのは、非常に近い存在なんですね。
もっと勉強して飛行機業界で働いて、F1界に転進したかったなー、なんつってw
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カメラ?飛行機? | 日記
Posted at
2013/06/22 10:46:01