• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+
イイね!
2022年10月20日

ヒト・モノ・カネ から考える、GR GT3 Concept の海外参戦

ヒト・モノ・カネ から考える、GR GT3 Concept の海外参戦 今日はGR GT3をネタに妄想してみますw

トヨタの噂が噂を呼ぶ、謎のGT3マシンですw
マツダの例のラージなのか?それとも純粋なトヨタ?
これはナニモノなんでしょうね?w

どんなクルマかは、こちらの過去ブログを。
GT3って何だっけ?を思い出してみた。

GT3でレースというか、まずはレース参戦するには何が必要か、考えてみましょう。

そうすると、やはり、ヒト・モノ・カネ なんですよね。

やはり、ここでも過去ブログで、おさらいです。
富士24時間耐久、トップを走るTeam HIRIX Racingを調査してみた。
alt

このチームの場合・・・
ヒト:由良さん所のムンクラの実働を分離した、クインゲルト
モノ:どいつのAMGとコネを作って買ってきた、AMG GT3
カネ:石川の建設会社のシャチョーさん

国内レースに参戦するわけで、こんな感じでヒトモノカネが集まったわけです。

では、日本メーカーのGT3が海外レースに参戦する場合、何が起きるか考えてみましょう。

まずは、ヒトから。
国内から海外参戦する場合、最大のネックが、この部分です。
トヨタの海外レースは社員を、バンバン送り込んでるんで、あまり参考にならないので、
最近、プライベーターで海外参戦した例として、KONDOレーシングを見てみましょう。
いろいろ記事を読むところ、海外のチームとジョイントしてます。
難しいのが、その時だけ日本から行って仕事できるかと言えば、なかなか難しい。
かと言って、日本では日本のレースがあるので、海外でレースを続けるのも、ハードルが高い。
となると、やはり海外の実働隊とジョイントが現実的な線なんですね。
トヨタのLeMansも、3年ぐらい前まではオレカが実働隊でしたし。
alt

童夢がLeMansにチャレンジしていた頃も、やはり国内レースとのスケジュールでメカニックの
融通が利かないというのが、課題で、みのタンもよくブログで愚痴ってましたねw
最終的には、ペスカロロとジョイントして参戦してましたもんね。

なので、ヒト:課題アリ

では次、モノに行きましょう。
私が、以前から調査してきた、R35 GTR GT3で見てみましょう。
R35 GTR GT3についてSTAY HOMEで、まとめてみよう。

R35のGT3には、初期型MY13と、後期MY18そしてMY20EVOがあります。
基本的にはGT3である限り、ホモロゲーションが必要で、同じモデルでも変更内容が、
それなりに大きくなる場合は、新たな認証番号が必要になります。
R35の場合は、記憶に頼ればMY13、MY18、MY20の3世代あったと思います。

大きく分けて、ほぼ駆動系は純正を踏襲する前期型


エンジンをドライサンプにした事で別物になった後期型


では、何が違うかというと、前期型は海外とジョイントして作成されてるんですね。
当時、海外の日産ワークス格だったRJNですかね。
動画の中で、マシンを組み立て作業してるメカニックも欧米人ですしw


それに対して、後期型は日本で組み立てられているんです。
場所は大森なのか、間違いなく作業してるのは東洋人なのは間違いないですw


このようにマシンの制作場所が異なると・・・
何が起きるかというと、スペアパーツを、どのように供給するかという事です。

何年か前に、鈴鹿10時間を見に行って、パドック裏で撮影した写真。
鈴鹿10時間耐久レース パドックの様子

最初からマシンを壊すつもりでレースしてるチームもないでしょうけど、レースをすれば
マシンは破損しますし、接触が無くても距離を走るライフで交換が必要な部品もあるわけです。
その部品を、どのように供給するかというのも、レーシングカーのポテンシャルですね。


そう考えると、R35の前期型は海外のレーシングカーコンストラクターとジョイントして、
海外で製作されたので、海外レースに参戦する場合、部品供給が非常にスムーズです。
だからこそ、MY18が出る前のR35 GT3は海外でそれなりに走っていたのかなと。

それと比べると、エンジン搭載位置から駆動系まで一新して、戦闘力が大幅に上がった、
後期型のR35 GT3の海外でのレース参戦が極端に下がった事、これを想像するに・・・

海外にパーツ供給拠点が無いので、KCMGは非常に苦労してたと想像できます。


まあ、KCMGは童夢とコンポジット会社をごにょごにょしてたぐらいなので、
もしかしたら、R35 GT3のパーツなんかも、もしかしたら作ってたかも?なんて妄想もw

じゃあ、逆に日本国内で、ポルシェを使う場合はどうなのよって、なりますよね。

それは、さすが国内でもレースを見ると、国産並みに走ってるポルシェ、理由があります。
それが、ポルシェカップを主催しているCOXの存在です。


911のGT3は、走ってる台数も多いのには、こんなバックアップも手厚いのも大きいんでしょう。


マシンだけ、戦闘力がある車を作っても、レースで活躍できるかというと別問題なんですね。
しっかりとした、バックアップ体制も含めて用意できてこそのレーシングカーなんです。

なので、モノ:課題アリ

では最後の、カネに行きましょう。
ここも残念ながら、明るい話題では無いのですが・・・
最近は、老舗というレーシングチームも、あまり良い話題が無いのが現実です。
SGTでチャンピオンを獲得したチームルマンが・・・になってしまったり。

そして、そんなレース業界に新しい勢力として現れたのが、ディーラ系チームですね。

GT300を走らせる、トヨタで言えば緑色のチームとか、日産で言えば赤いチーム・・・
まあ、赤いチームはもういなくなっちゃいましたけど。緑のチームも大変そう。

そんなわけでレース参戦資金も、今の株式会社では社長の一存で動かすのは難しい世の中です。

株式会社は誰のモノ→社長では無く、株主のモノ。というわけです。

レーシングチームで異色の存在、RedBullです。
このRedBullが、好き勝手出来てるのは、非上場企業なんですよね。ポイントはそこなんです。

そうなると、海外チャレンジするようなチームは、なかなか大変なのが現実なんですよね。

なので、カネ:課題アリ

という事で、なかなか国内メーカーのGT3が海外チャレンジするのは、ハードルが高そうです。
とは言え、そこはトヨタの事なのでTMGも、ルーキーレーシングもあるし、マシンが優秀ならと、
国内からもプライベーターによる海外チャレンジが活発になると良いですよね!

話をGR GT3に戻すと・・・
K-tunes、将来的な『GR GT3 Concept』でのスーパーGT参戦計画を明かす。

次世代のGT3車両は『GR GT3 Concept』をベースにすると語っており、一部の市場ではそこにレクサスのバッジネームも付けられるだろうとほのめかしていた。影山監督は新車の投入時期については断言できないとしながらも、最短でも2024年になるだろうと話した。「GR GT3は今ニュルブルクリンクでテストをしています。準備ができれば我々もそのマシンでレースをする予定です。走れるようになるのが楽しみです」「開発の進捗次第にはなりますが、(投入は)再来年か、もしくは3年後くらいになるかもしれませんね」

というわけで、ニュルを走ってるという事は、これが怪しいよねーって話ですw
実際に、GR GT3の形で走ってれば、早々にスクープされるでしょうし、そんな話は無いので。


そして、いまドイツのDTMがClass1から逃げ出してGT3を走らせてるので大盛況です。
これ、ただでさえマシンの高騰が問題になってたのに、開発競争も更に凄い事になってるようで。


そんな盛り上がってるなら、日本もGT500もGT3で海外参戦も見据えちゃう!?
なんて思いますが、Class1の顛末を見てると、本当に日本は規格作りが下手ですよね・・・
というか、本当に欧州は、好き勝手やって自分が不利になると、まじで手の平クルクルですよねw

なかなか、難しいよねーって思います、いろいろとw
ブログ一覧 | 海外レース | 日記
Posted at 2022/10/20 22:55:18

イイね!0件



タグ

今、あなたにおすすめ

関連記事

鈴鹿サーキット 2&4🏁レース
ライダー☆さん

最近、オモロ無いのが多い…😣
ヒロさん(旧サラヒロ)。さん

2023 AUTOBACS SUP ...
こう坊wさん

#NISSAN 901 / vol ...
Nジャン(N-JUNKIE)さん

恐らく初?ゴルフ(Ⅷ)GTIベース ...
たく:ぶろぐさん

最下位独占のホンダ
音速のベタ踏み爺いさん

この記事へのコメント

2022年10月21日 3:05
こんばんは^_^
冷静に考えてなかなか難しいですね。
国内資本だとこの円安が続けばまず無理なきがします。
GRがTMG製作でサポート体制が充実すれば海外チームがクルマ使う可能性があるかな
それでも今まで実績も販売ルートもないGRは苦労しそうです。
コメントへの返答
2022年10月21日 8:10
おはようございます!
GT3に関して、ずっと書きたいと思ってたのもあり、まとめてみましたw
トヨタに関してはTMGがあるので、欧州でのレースを考えると、かなり有望ですよね。
あとは、実績と販売ルートの部分なんですよね。

結局は欧州メーカーも有力チームと組んで中身は開発から委託してたりするので、日本の内製主義だと、世界を戦うとなると、なかなか難しいのが現実なんですよね。
R35 GT3がまさにそんな感じで、そこそこのチームと組んだので販売は良好だった前期型、でも開発競争で伸びしろが無く日本主導で開発したので日本では無双するも海外で不便になった後期型かなーと。

そうなると、トヨタはヒト・モノはTMGで何とかなるので、あとは国内からチャレンジするチームがあるかという感じですよね。
CARGUYとかD STATIONとジョイントがあると面白そうですけどねー!
2022年10月21日 14:39
どうもです。

現在のGT-RのGT3が世界でどれだけやれるのか観たいですが、それも叶わぬ夢ですかね。
市販車も欧州で販売が中止となっておりますし、マーケティング的に意味がないのでしょうが。
ルマンはGT3が熱くなりそうなので、日産には2015年の汚名返上をしてほしいなと思いますが、タイミングがかなりずれてしまいましたね。
コメントへの返答
2022年10月21日 22:35
こんばんは!

R35 GT3の最新モデル、かなり戦闘力が上がってるのに本当に国内だけでしか走らせないのは、本当に惜しいですね。
マッチのニュルブルクリンクも当初は3か年計画でしたが、コロナのせいで初年度で終わってしまった感じですね。マッチ自身の週刊誌ネタでチームのスポンサーも減ってしまいましたし、再開は難しそうです。

LeMansのGTEに出ていたチームもGT3にコンバートしてるようですし、日産も走らせるマシンが無いわけじゃないので本当に2015年の悪夢を払拭してもらいたいですけど、シューマサシさんも書かれてるようにR35は欧州での販売も終わってますし、難しいでしょうね。
2022年10月23日 18:03
こんにちは!
GT3、日本メーカーとしてはいろいろ難しいですよね。

GT-R NISMO GT3 に関してはまだRJNでのサポートがあった頃のMY13でも「部品供給が悪く使用をやめた」なんていう話がドイツの方であったらしいので、支店が現地にあるだけでもダメなのかな?とも思います。
逆に日本国内でのサポートはニスモがあるおかげか、トップクラスで充実しているらしいですが…

AMGなどは日本国内からパーツをネット注文したらすぐ届くなんて言われてるようで、日本メーカーが世界で活躍するGT3を作るなら「単に勝てるクルマ」というだけではなく、このレベルのサポート体制を作らないとダメそうです。
トヨタは「サポート体制含めて研究をしている」とのことなので、そこは少し期待ですかね。

とはいえ規格作りもそうですが「日本国内」というのはそれだけでいろいろと不利な条件ですよね。
ハコ車の本場がどうしてもヨーロッパの諸国家となってしまう以上、
遠く離れたアジアの一国だけでは物理的にも政治的にも限界があります。これを言ってしまったらおしまいですが…
コメントへの返答
2022年10月24日 22:33
こんばんは!
GT3について海外に目を向けると、どうしてもネガティブな内容になってしまいますねーw

やっぱりニスモにしても国内の自動車メーカーにしても、ワークスのレーシングカーを作る事が出来ても、市販するレーシングカーを作った事が無い、これが課題なんでしょうね。
童夢の林みのるさんが、ずーっと言ってた事ですが、市販レーシングカーのコンストラクターが日本には無いので、その辺のキモになる部分のノウハウも無いのかなー、なんて。

R35は、RJNが欧州販売窓口してたMY13でも、部品の供給はイマイチだったんですねー。

数年前、BMWがシュニッツァーを切ったように、ドイツ勢も意外とGT3は内製主義では無いので、日本勢も欧州のファクトリーと組んでやればって思いますが、そうすると、本当にソレって日本のGT3なんだろうか・・・って考えてしまうんですよねー。非常に複雑な感情ですw

でも、やっぱり色々考えてると、ゼクセルさんも最後に書かれていますが、主戦場から遠く離れたアジアの片隅という立地が日本の足枷ですね。

でも、ギョーカイ最小最弱の50号車のAMG-GTを見てると、ホントに部品のデリバリーはスムーズですもんね。こんな僻地でもしっかり部品が届く実績があるわけで・・・乗用車の部品番号とかでBENZの部品供給に乗せてたりするんですかね?

そう言うの見てると、R35の今の熟成具合を見ると、なかなか悔しいものがありますね。
2022年10月23日 21:13
こんばんは。

ヒトで言うと、国内はレースカテゴリーが少なく若手の活躍の場にも問題があると思います。かと言って欧州で若い頃参戦しても芽が出なかったり。。。

でもやっぱりカネかなぁ。。。メーカー系はともかく、それ以外は単なる金持ちの道楽みたいになってますからね。長年参戦し続けてメーカー系に匹敵とかもないですし( ̄▽ ̄;)

Class1規定は。。。
今度欧州とやる時は、罰金制にすればいいと思います!!!欧州が止めたって言ったら1億ユーロ課す!!!
コメントへの返答
2022年10月24日 22:44
こんばんは。

レース業界は人口減少で、ドライバーも減ってしまったので、カテゴリーが減っても、それなりに回ってしまってるのが・・・w
あとはメカニックも少ないのが販売店だけでは無く、レース業界も同じく、なんですよね。
スーパーフォーミュラはタイヤ交換の人も少なく、忍者スタイルなんて言ってましたが・・・

お金持ちのレース参戦も、それが無くなってしまうと華が無くなってしまうので、それはRQも同じで、大切な存在ですねw

Class1は、とっととドイツから部品を買うのを止めないとですね!なんで、日本でドイツの部品メーカーを支えてるのかw
ホント、罰金払ってもらいたい酷さですね!w
2022年10月23日 22:31
我々日本人って、『真面目だけど融通か利かない』人種なんだと思います。自動車に限らず、世界のいわゆるスタンダードを遵守する力は凄いけど、スタンダードがもし変わると、『え?????、どうすんの?(汗)』
となる傾向がとても強いですよね。

真面目が故に柔軟性が欠如してるし、ハンコが大好きな人種だから、ハンコを並べないと先に進めないしでw

あっ、話が脱線しましたwww
そもそも、モータースポーツは欧州のスポーツって事で、日系さんには不利なんでしょうね・・・。

しかし、最近の童夢・・・・・・(汗)
コメントへの返答
2022年10月24日 22:55
EVで、日本の充電インフラがぜい弱で、なんでそんな事にってのを調べると、実は法律があって、自動車メーカーではどうにもできない壁が有ったりするんですよね。

そういうのって、バカでも死なない安全な社会を、そう意識させずに実現してるんですよね。きっと、そんな土台を作った過去の日本人は本当に優秀だったんだろうなーって思うんです。
でも、それが社会の変革のタイミングでは、足を引っ張る事になってるんですよね。考える事なく、真面目に融通利かす事無く愚直に守ってきたので、本質を見失って守る事が全てになってるw

童夢と言えば、話題に上がる事も無くなり、ホントに存在が感じられませんね・・・

プロフィール

「優勝争いがあるレースはやっぱり面白いね!角田は、またもポイント獲得で素晴らしい!でもヒュルケンに絡まれた事で上位と戦うレースが出来なくなったのが残念。下から絡まれるレースになると順位確定しちゃうからね。どうやって上と戦うポジションへ行くか。だけど、それはRBには高望みか・・・w」
何シテル?   05/19 23:32
車は純正がイチバンと思っています。 ですが、ナゼだか残念な事に、愛車スカイラインはノーマルとは、 程遠い姿になってしまっています・・・w ブログは、も...
みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

<< 2024/6 >>

      1
234 5678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
30      

リンク・クリップ

ぶらり中国ドライブパスが最高だった件 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2022/10/21 00:22:00
[トヨタ スープラ] ボディーカバー装着前のクリーニング 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2021/08/09 21:12:36
エンジンオイルの油膜強度ランキング 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2021/05/22 08:37:33

愛車一覧

日産 NISSAN GT-R 日産 NISSAN GT-R
2018年12月:購入希望提出 2019年1月:購入枠確定 2019年3月末:納車予 ...
日産 リーフ 日産 リーフ
3台目のLEAFで、3台目のAUTECHです。 40kWhから60kWhのe+に買い替 ...
日産 リーフ 日産 リーフ
2020年1月18日、霙まじりの冷たい雨が降る中での納車でした。 GTR購入までの繋ぎ ...
日産 リーフ 日産 リーフ
2018年3月に、15000km走行の中期型を中古にて購入。 エアロスタイルで、NOT ...
ヘルプ利用規約サイトマップ

あなたの愛車、今いくら?

複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!

あなたの愛車、今いくら?
メーカー
モデル
年式
走行距離(km)
© LY Corporation