
今日のブログは久々にデータで見るF1です♪
昨日のベルギーGP、本当に面白かったですね!
角田も久々の10位に入賞でしたし、
チームメイトになったリカルドに勝ったのも良い!
とは言え10位入賞は、もっと上を目指せなかったのか?
そんな部分をデータから見ていきたいと思います♪
今回のレース、序盤はウィリアムズのアルボンとの、6位争いでした。
そしてレース終盤は、オコン&ガスリーのアルピーヌの2人、アストンマーティンのストロール、
この辺との4つ巴の混戦バトル。
というわけで、今回の角田は誰か1人と戦うマッチレースというわけでは無く、
密度の濃い過密ゾーンで戦っていたというのが、レースの難しさを表しています。
これがフェルスタッペンであれば、ライバルはペレスのみ、レースの展開も非常に単純ですw
では、後半のバトルに影響を及ぼす事になる、まず序盤のアルボンとのバトルを解説します。
スタートの混乱をタイトにインからスルリと回避してポジションアップした角田です!
6位を走る角田に対して、7位のアルボンは早めに8周目でタイヤ交換に入ります。
そうです、ライフの先食いアンダーカットを仕掛けてきたのです。
カウンターで角田も早めにスタートタイヤのミディアムから2セットめのミディアムに。
結果的に、アルボンのアンダーカットは成功しますが、コース上で抜き返します。
これは何を意味してるかというと、今回の角田のパフォーマンスで言えば、ウィリアムズを
カバーする必要は無かったという事なんです。
こちらのタイヤ履歴を見るに、ガスリー以下の順位を見るとソフトタイヤでスタートして、
スタート早々に1回目のタイヤ交換した組は、この辺に固まってるので失敗組みというのが分かる。
その中にいるアルボンに仕掛けられて、角田はスタートで履いてたミディアムを、
そんなソフトスタート組に付き合って捨ててしまったのが、失敗なんですよ。
とは言え、ウィリアムズは調子あげて来てるし、アルファタウリとしてもアルボンは無視できない。
この辺が、誰をターゲットにレースをするか!?というストラテジーの難しさですね。
次は2回目のタイヤ交換のタイミングを。
23周目、角田より前方を走っていたストロールが1回目のタイヤ交換に入ります。
2ストップ組の角田に対して、1ストップのストロール、ここは順位関係がどうなるか!?
と、ここで角田もストロールのアンダーカットにカウンターで3セット目のソフトに!
同時に、角田の後ろを走るオコンは・・・タイヤ交換せずにオーバーカット狙いです!
レース終盤のタイムを見ると、オコンが速いですね。
これを見ると、オコンを今回の角田が抑え続けるのは無理だったと思います。
それに対して、ストロールとは終盤のタイム差を見ても角田が負けてるとは無い。
そして、序盤に争っていたアルボンは、順位を落としているのを考えると・・・
今回のレースで角田がターゲットにすべきだった相手は、ストロールだったんです!
こうやってレースが終わって情報を整理していくと、誰と戦うべきだったかが浮き出てくる。
でも、現在進行形の中で誰をターゲットにレースをするか、これは本当に難しい!
今回、角田とほぼ同じタイヤストラテジーのアロンソと見比べると・・・
デグラの傾向は同じですが、傾きが右寄り、右寄りに居るので、タイム落ちが少ないのが分かる。
こんなマシンがあれば角田のレースも簡単になると思いますが、そうじゃない。
というわけで、いまのAT04でも、誰と戦うかを間違えなければ、9位は可能だったと思います。
ですが、今のマシンでは、そこが限界かな。6位キープは夢のまた夢。
というわけで、ほぼほぼベストなレースが出来ていたと思います!
AT04が、飛ぶように速かったとレース後に語っていた角田、やったぜ!!!
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F1_2023 | 日記
Posted at
2023/07/31 23:13:52