本日は
向島文化サロン
【吉原開基400年 花開く遊郭文化の光と影】に参加するため
東武博物館ホール@東向島へ。
講座は14時からなので、
まずは事前に予約しておいた
「セイコーミュージアム」に行きます。
東向島駅を出て、
「向島百花園」の脇を通り
江戸庶民に人気の桜の名所だった
「旧墨堤の道」を歩いて......
(かつてここには
8代将軍 吉宗により
道の両脇に桜が植えられ、
花見や
七福神めぐりの行楽客で
大いに賑わっていたんだなぁ~~)
十数分で着きました。
「商館時計」。
「日本初の目覚まし時計」。(1899年)
日本で初めてテレビCMを行ったのは
SEIKO さん。
「恩賜の時計」に採用!
「国産初の腕時計」。(1913年)
国産では初の「鉄道時計」に指定。
伊藤博文さんの書。
「精巧をもって東洋に冠すべし」
「和時計コーナー」が
一番の目当て!!
「二挺天符目覚付袴腰櫓時計」。
(動力は錘で、昼用・夜用の二つのテンプ(二挺天符)が
明け六(むつ)、暮れ六(むつ)時に自動で切り替わる機構を備える。
一挺天符では、一日二回明け六と暮れ六時に、
テンプの分銅の位置の掛け替えが必要だったが、
この自動切り替え装置によって、
テンプ分銅の掛け替えを
一年に24回(24節気:1節は約半月)で済むようにした画期的な機構。
時打ち機構と目覚しが付いている)
「改暦弁 」(1873年)。
(福沢諭吉が著した改暦の解説書。
この年、旧暦(太陰太陽暦)から新暦(太陽暦)へ、
不定時法から定時法に切り替えられた。
これにより
定時法による西洋式時計への需要が生まれた)
「忠臣蔵八景 二だん目の晩鐘」。
「尺時計形矢立と根付日時計」。
(尺時計を模した矢立〈筆と墨壺を組み合わせた携帯用筆記用具〉は
真鍮毛彫で、割駒飾りは銀製。
割駒飾りのある胴内に七つ道具が入っている。
七つ道具は、毛筆、磁石、ものさし、はさみ、耳かき、爪やすり、ナイフ)
「べっ甲蒔絵枠時打印籠時計」(左)。
(水戸藩主・徳川斉昭〈1800-1860〉の所持品と伝えられている。
枠は総べっ甲で全面に蒔絵が施されている。
円テンプに冠型脱進機、時打ち機能付き。
ヨーロッパでは洋服のポケットに収納できる
懐中時計スタイルが普及したが、
日本では和服に都合がいい印籠時計が考案された。
美術的にも評価が高い)
江戸時代最高のからくり機械技術書、
「機巧図彙」(1796年)。
犬山城天守閣にあった
「大型一挺天符台時計」。
江戸城・時計の間にあった
「大型一挺天符櫓時計」。
「須弥山儀」(1850年)。
(「からくり儀右衛門」、晩年には「東洋のエジソン」とも云われた
東芝の創業者でもある田中久重により製作された天体時計。
胴部に不定時法の割駒式文字盤。
天蓋部に、24節気を表示する指針がある。
その下の全面ガラス張りの所に、
仏教の天動説でもある須弥山の周りを
太陽と月が回転して運行する様子が表示されている。
西洋の地動説が広まることにより
仏教の権威が失われることを恐れた天台宗の僧円通が、
インド起源の仏教の天動説である須弥山宇宙説を
目に見える形で広めるために考案したのが「須弥山儀」。
円通の弟子が久重に製作を依頼した。
そのうちの一つは、熊本市「時計の大橋」が所有し、
セイコーミュージアムに寄託され常設展示されている)
「一挺天符枕時計」(左)。
(大名や豪商などが使用した高価な時計。
大名時計とも言う。
動力はぜんまいで、真鍮の側板に手彫が施されている)
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Posted at
2018/12/16 19:40:31