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レッズレノンのブログ一覧

2023年07月17日 イイね!

「地図を眺める楽しみ ~茂木浩介さんの観光案内・沿線案内コレクション~」

「地図を眺める楽しみ ~茂木浩介さんの観光案内・沿線案内コレクション~」



大正~昭和初期に起こった大観光ブームの中、

日本内外の旅行パンフレットに鳥瞰図を取り入れたのが

「大正の広重」と呼ばれた吉田初三郎






京都生まれの初三郎さん。

最初の鳥瞰図『京阪電車御案内』(大正2年)が、

修学旅行で京阪電車に乗られた

皇太子時代の昭和天皇から

「これは奇麗で解り易い」と賞賛されたことに喜び、

生涯に1600点以上もの

作品を描いたと言われています。



「吉田初三郎式」として人気を集めた

彼の鳥瞰図の最大の特徴は

極端なデフォルメで、

大胆な構図と鮮やかな配色による

豊かな表現に彩られ、

今日と比べても遜色ないほどの

詳細な情報が盛り込まれた

旅行案内が多数出版されました。




野田市郷土博物館

一気にその旅行案内を

味わっちゃいましょう!


*********************************

令和5年度企画展・市民コレクション展
地図を眺める楽しみ~茂木浩介さんの観光案内・沿線案内コレクション~

日時:令和5年4月29日(土祝)~7月17日(月祝)

今回の市民コレクション展では、
市内在住の地図コレクター・茂木浩介さん
観光案内・沿線案内コレクションを紹介します。

ボーイスカウトの活動をきっかけに地図と出会い、
地形図から鳥観図などへと蒐集の幅を広げていった浩介さん。

主に大正~昭和期にかけて全国各地発行され、
横長の紙面にその土地の魅力がめいっぱい描かれた
観光案内・沿線案内は、
眺めているだけで楽しい気分にさせてくれるといいます。

みなさんも素敵な地図の魅力を味わってみませんか。

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「成田山、宗吾靈堂及び香取、鹿島、健歩案内」


「鎌倉江の島名所案内」(昭和13年)


「長瀞案内」


「秩父観光案内」



これはダイナミックな構図!

「大銚子遊覧鳥瞰図絵」


「会津若松市」(昭和8年)


「京王電車沿線案内」(昭和12年)

「沿線案内」(小田急電車・昭和12年)


「東武電車沿線案内」(昭和6年以降)


「野田市清水公園鳥観図」(昭和30年代)


「奈良春日神社図絵」


「宇治川ライン 探勝遊覧案内図」


「草津名所図絵」(昭和8年)


「日光中禅寺名所案内」(昭和3年)




「富士登山と五湖めぐり」(昭和4年)


「前橋市」(アップ)


「徳島市」(昭和10年)

昭和十年三月十六日 由良要塞司令部検閲済 の文字が!


その詳細さから、軍部からは目を付けられていました。




どうでしたか?


ごくごく一部しかご紹介できませんでしたが、

わたしのような、地図大好き人間

旅行大好き人間ならば、

自分の地元、好きな場所の地図を

じっくり見てみたくなりませんか?


そんな方に、

見つけました。

このサイト。「吉田初三郎式鳥瞰図データベース」!!


※上記のサイトを見ていたら

わたしが好きな地図、

相当なインパクトを受けた地図が載っていて

ビックリ!!!


「関東御聖跡案内 : 見眞大師二十四輩」



実際に自分が住んでいる場所、

お参りした場所の数々を

考えもしない角度から描いた

衝撃の1枚に再会!!


あなたもぜひ

鳥になってみては⁉



Posted at 2023/07/17 23:03:01 | コメント(1) | トラックバック(0) | 博物館 | 日記
2023年07月17日 イイね!

キッコーマン創業者の邸宅、「旧茂木佐平治邸」へ。

キッコーマン創業者の邸宅、「旧茂木佐平治邸」へ。


近世より醤油産業の中心地であった、野田

この地に残る「茂木佐平治」さんの邸宅へ。





佐平治さんは

野田や流山の醤油醸造家一族とともに、大正6(1917)年の

野田醤油株式会社(キッコーマン株式会社の前身)の設立

関わっています。



「表門」

かつては特別の来客や行事のときのみ開けられた門。

(年に数回のみ)



塀はベンガラ塗り

とっても美しい。

「ベンガラ」
インドのベンガル地方産の赤い顔料で、
格式の高い屋敷に使われる)



表門をくぐった先には「客用大玄関」





この屋敷は

皇族(東久邇宮盛厚王・三笠宮崇仁親王)方も

お泊まりに。



かつてこの場所には

15畳2間の

幻の書院が。


もちろん、最上級の来客の接待・宿泊用!



(専用の浴室には、当時としては珍しい洋式のバスタブ、
シャワーがありました)


庭に降りるための踏み石の大きさが

往時の書院の規模と豪華さ

雄弁に物語ります...。

(ここに来るといつも、かつての豪華な書院の姿を想像し
この踏み石の上に立ってしまふ)





「主屋」



木造平屋建瓦葺、寄棟造の家屋で、大正13(1924)年に完成。



庭園に囲まれた純和風の趣きのある邸宅は、

大正期の和風住宅の好例で、大変貴重









明治初期の「茶室・松樹庵」














享和元(1801)年の道標

『東 さんがお ふせ 道』



『南 ながれ山 江戸 道』って

書いてあります。


こういうくずし字

普通に読めるようになってきました。




この日のメインは、実は

野田市郷土博物館で開催中の企画展、

『地図を眺める楽しみ

~茂木浩介さんの観光案内・沿線案内コレクション~』


拝見すること。



「大正の広重」と称された

吉田初三郎の鳥瞰図を堪能するには

またとない機会!!





(続く)



Posted at 2023/07/17 16:15:30 | コメント(0) | トラックバック(0) | 歴史 | 日記
2023年07月14日 イイね!

一度観ただけでは整理できない。「君たちはどう生きるか」。

一度観ただけでは整理できない。「君たちはどう生きるか」。


スタジオジブリ・宮崎駿監督の

10年ぶりの新作映画となる

「君たちはどう生きるか」

本日が公開日。





「風立ちぬ」から

10年かー。


あの作品が

宮崎監督の最後の作品になることは

自分の中では納得していなかったので

新作が完成してよかったです!


“宣伝をしない宣伝”

そして

公開まで内容・キャスト・スタッフなどの

情報が伏せられていること


今回大きな話題となりました。


さて。

映画を観ての感想は

ジブリの世界にどっぷり浸れた―、という快感と

一度観ただけではすぐには理解できないテーマ、
(わたしだけかもしれませんが)

と、いろいろな感情が自分の中で

渾沌としています。


宮崎監督の描く建物、クルマ

風景、人物の動き・しぐさ、表情、

色合い、空気感...。


どれをとっても

観て損はない

すばらしいものでした!!



ポスターの鳥のキャラクター

実は〇〇だったなんてっっっ!!!



Posted at 2023/07/14 18:44:00 | コメント(1) | トラックバック(0) | 映画 | 日記
2023年07月09日 イイね!

「茂木本家美術館」の裏庭を味わう。

「茂木本家美術館」の裏庭を味わう。

美術館・カフェを堪能したあとは

裏庭へ。




















茂木本家の「稲荷神社」へ。





境内に一歩足を踏み入れると。



その、独特の雰囲気に



ゾクゾクっと

します。







入って右手にある

手水舎の屋根の下には

「きつねの嫁入り」が彫られています。

(籠の中まで精密な彫刻が!)















さすがは創業家の屋敷神。

すばらしい彫刻群。





写真では明るく映ってますが

こぢんまりとした境内にもかかわらず

昼なお暗く、

「怖い」と感じる方もいるでしょう。





今まで味わったことのない空気感。





なぜかレンガ塀出現。





外からはこんな感じ。



敷地内は神社だったとは!



(ちなみに
茂木佐平治家
稲荷神と龍神を祀るために建立された
「金福宝龍金寶殿本社」
こちらも
小さいけれど重厚なお社。
さすがは創業家!!)



帰路には、

野田に来るたび

ずーっと気になっていた

「坂倉味噌醤油㈱本店」でお買い物。

創業は享保2(1717)年!!

(道路を挟んで向こう側は
「野田醤油発祥の地」







Posted at 2023/07/09 21:59:40 | コメント(1) | トラックバック(0) | 神社仏閣 | 日記
2023年07月07日 イイね!

(続)「北斎の冨嶽三十六景 ―赤と青―」展。

(続)「北斎の冨嶽三十六景 ―赤と青―」展。




茂木本家美術館にて開催されていた

「北斎の冨嶽三十六景―赤と青―」展









肝心かなめの

「神奈川沖浪裏」

通称「赤富士」と呼ばれる「凱風快晴」

「黒富士」と呼ばれる「山下白雨」の3図

鑑賞の記録を残していなかったので

メモメモ。




まずは、「山下白雨」



白雨とは夕立のこと。



山頂は快晴、

山麓は漆黒の闇と

その中を強烈に走る稲妻。



お次は、「凱風快晴」



凱風とは南風のこと。



画面下には樹海、

空にはいわし雲。

富士の山頂には雪渓が残ります。



お次は、

現存する図は7点しか確認されていない

「青富士」と呼ばれる

「凱風快晴」の藍摺版



版木の擦り減り方から

「赤富士」のあとに刷られたようです。

(この版木は複製)





さてと。

いよいよご対面。


浮世絵を展示するために特別にデザインされた

「ギャラリー3」の奥に鎮座まします

「神奈川沖浪裏」



『富嶽三十六景』の中でも

やはり群を抜いています。

(版木の摩耗状態から見て、
当時から人気が高かったようです)



最初の印象は、

背景の色が「写楽」の

銀色交じりのグレーに似ていて

いかにも「曇天」「荒天」といった

図なんだなー、というもの。



そして

グレーの背景の中、

波のしぶきが

輪郭なしに

非常に多く描かれているのが

とっても印象的。


刷った当初の色で

ぜひぜひ見てみたいところ。

北斎の意図が見えてくるはず。



北斎が1803年に制作した『賀奈川沖本杢之図』
(同じ神奈川沖合の波と船という題材)


北斎が1805年に制作した
『おしおくりはとうつうせんのづ』。
(押送船と波という題材)




そして、1831年頃の作。

北斎さん、なんと71歳。

(本人は納得しないでしょうが)
常人から見れば、構図から何から
もう「極み」に達しちゃってます!)


cf.) ハイスピードカメラでとらえた波の写真。

北斎の、真実を見抜く目はもう、神レベル。



北斎は90歳で亡くなりますが、

そのときの様子は次のよう。

「死を目前にした(北斎)翁は大きく息をして
『天が私の命をあと10年伸ばしてくれたら』と言い、
しばらくしてさらに言うことには
『天が私の命をあと5年保ってくれたら、
私は本当の絵描きになることができるだろう』

言吃(ことども)って死んだ」。


最後に

図中の三艘の船の件。


これらは

押送船(おしおくりぶね)と呼ばれ、

江戸周辺で漁獲された鮮魚類を

江戸へ輸送するために使用されたもの。





帆走・漕走併用の小型の高速船なので、

浦賀奉行所などの警備船としても使用されたそう。

(1847年には、7隻の押送船が浦賀奉行所に配備。

黒船来航時にも警備に出動して、

アメリカ艦の艦載カッターを上回る高速性能を発揮




本展で

「ベロ藍」(プルシアン・ブルー)の美しさも

しっかーりと

己が眼と心に

焼き付けましたよ。




Posted at 2023/07/08 00:43:34 | コメント(0) | トラックバック(0) | 美術館 | 日記

プロフィール

「念願の「赤松宗旦 旧居跡」へ! http://cvw.jp/b/861852/47669302/
何シテル?   04/21 13:42
サッカー、フットサル、浦和レッズ、ジョン・レノン、キャンプ、ドライブをこよなく愛する50代です。
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