下妻ドライブの締めは「宗任(むねとう)神社」。安倍元首相、ゆかりの神社です。鳥居前のスペースは駐車禁止なので境内裏手へ。裏手に行って、大正解!国登録有形文化財「江連用水 旧溝宮裏両樋」とご対面。全国に数ある登録文化財の中でも、農業施設の文化財はかなり珍しいもの。現在残されているのは1900(明治33)年に完成した煉瓦造りの重厚な樋門。東西各長さ3.6m、高さ1.3mの二連イギリス積み煉瓦造樋門と湾曲する煉瓦擁壁が一体となって水量を調整しながら分水できる珍しい構造。江連川沿いを歩き表参道へ。「宗任神社」は平安時代後期に陸奥国で起こった前九年の役(1051~61年)で源頼義の軍勢に敗れた安倍宗任公を祀った神社。ん?んん? 安倍宗任公の家臣が、遺品を持ってこの地を訪れたところ、「天の道、人の道を行くを宗とする意味で宗道と地名を改めれば、人はすこやかに、地は栄えるようになるであろう」とご神託があったと伝えられています。 「霊(みたま)神社」。実はここ。安倍さんが辞職を発表する1週間ほど前にお忍びで来られたそう。安倍元首相は安倍宗任公の末裔で44代目だそうです。(宗任公は伊予から筑前へと流されています)ご冥福をお祈りいたします。