予告編を見たときから
必ず映画館で観ようと決めていたのですが
なかなかタイミングが合わず。
本日やっと鑑賞できました、
「ノートルダム 炎の大聖堂」。(4/27で上映終了)
2019年に起きたノートルダム大聖堂の火災。
あの衝撃から、もう4年も経つんですねー。
尖塔がゆっくりと崩れ落ちていく光景は
今でも決して忘れられません。
日本でも
法隆寺金堂内の
壁画(国宝)が12面焼損したり、
(出火の原因は、壁画模写の画家が使っていた
電気座布団や蛍光灯という説があります)
金閣寺が放火されたり、
(国宝の舎利殿(金閣)46坪が全焼。
創建者である室町幕府3代将軍足利義満の木像(当時国宝)、
観音菩薩像、阿弥陀如来像、仏教経巻など文化財6点も焼失。
犯人は同寺子弟の見習い僧侶。
寺の裏にある左大文字山の山中で切腹するも、
一命を取り留める)
(焼失前の金閣寺)
首里城の火災、
谷中天王寺五重塔内で
男女が不倫関係の清算を図るために焼身自殺を図ったり、と
いろいろと貴重な文化財が失われてきましたが、
ノートルダム大聖堂(1163年着工、1225年完成。約800年前!!)の焼失は
フランスの方々にとっても
心に大きなダメージを負われたことと思います。
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2019年4月15日、パリのノートルダム大聖堂で火災が発生した。
警報器が火災を検知するも大聖堂の関係者たちは誤報だと思い込み、
その間にも火は燃え広がっていく。
消防隊が到着した頃には大聖堂は激しく炎上し、
灰色の噴煙が空高く立ち昇っていた。
複雑な通路が入り組む大聖堂内での消火活動は難航し、
貴重なキリストの聖遺物は
厳重な管理が裏目に出て救出に困難を極める。
消防士たちはマクロン大統領の許可を得て、
最後の望みをかけた突入作戦を決行する。
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信じられないような不運の積み重ね、
吹き抜け構造(煙突効果)による火勢の拡大、
大量に溶け、川のようになって流れ落ちる鉛、
危機的状況でも自分勝手に行動する(一部の)一般市民たち、などなど
絶望的な状況が重なり
息をするのを忘れるほどの緊迫感があふれる映画ですが、
それと同時に、
人間の偉大さ(やさしさ、勇気、知恵 etc.)なども
十分に認識させられます。
(大統領が現場に来ることを知った際の、現場トップのセリフ。
『大統領が来る。ダミー指揮車を用意しろ』には、
クスッとしました。賢い)
軽率な行動をとる、
ミスをするのも、
自分のことしか考えないのも、人間。
己を捨てて
他人のミスをリカバーし、
リカバーする人を
物心両面から支えることができるのも、人間。
いろいろと考えさせられました。
この映画のキャッチコピー。
『嘘のような真実が、794年の歴史を変える―』
本当に「うそでしょ⁉」という
事実(行動・考え)が
いくつもいくつも積み重なり
あんな大惨事につながるんです......。
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Posted at
2023/04/23 23:00:57