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2023年07月02日

江戸の浪漫、感じまくり! 「北斎の冨嶽三十六景 ―赤と青―」展。

江戸の浪漫、感じまくり! 「北斎の冨嶽三十六景 ―赤と青―」展。
人間はやはり、

定期的に芸術作品に触れ

自分の感性に

刺激を与えてあげないといけません。



日々の忙しさに流されて

見失ってしまったもの、

見失いつつあるものが

確実に取り戻せます。



ではでは、

「茂木本家美術館」

浮世絵を展示するために特別にデザインされたスペース

「ギャラリー3」に入って、

北斎や彫師、摺師たちの

卓抜した技術


間近で鑑賞するとしましょう!

(フラッシュ無しの撮影は、なんとOK)



作品の保存のために

他のエリアとは

遮光カーテンで区切られ暗室となっており、

入室すると照明がつきます

(ただし、一つの図の前で立ち止まり
ずーーっと見入って鑑賞していると
照明が切れてしまうのが、タマニキズ...。)
最初はビックリ!)


「東京では、こうはいきますまい」といった

北斎ワールドを独り占めの贅沢空間!

(ここに住みたい...)




************************************************

「北斎の冨嶽三十六景―赤と青―」展

2023年5月17日(水)~7月2日(日)

本展で展示する《冨嶽三十六景》は、

葛飾北斎(1760~1849)によって描かれた

富士山を題材とする浮世絵で、

北斎の代表作ともいえるシリーズです。


出版当初は36図でしたが、

人気のため10図が追加され全46図となりました。


世界的名作で'Big Wave'として知られ、

新千円札のデザインになる「神奈川沖浪裏」

通称「赤富士」と呼ばれる「凱風快晴」

「黒富士」と呼ばれる「山下白雨」の3図は、

三役とよばれ、

本シリーズのなかでも

とりわけ芸術性の高い作品として評価されています。


本展ではこの3図のほか、

現存する図は7点しか確認されていない

「青富士」
と呼ばれる

「凱風快晴」の藍摺版も展示します。


今回は

「赤富士」と「青富士」を見比べてご覧いただく

貴重なチャンスです。


ドラマチックに赤く染まった富士と、

清々しく透き通るようなブルーの富士、


江戸のロマンを感じながら、

様々な趣向が凝らされた

《冨嶽三十六景》の豊かな世界を

どうぞお楽しみください。

************************************************



以下、

印象に残ったものの

ごく一部をご紹介。



「五百らかん寺さゞゐどう」




深川(江東区大島3丁目)にあった

五百羅漢寺の三階からの眺め。



螺旋状の階段を登ることから栄螺堂と呼ばれ、

その眺望は人気があったといいます。


人々の視線や手のしぐさ、

床の板目や屋根の勾配など、

西洋の遠近法でいうところの

消失点が富士に集中しているところは、

いかにも北斎らしい試み。


左端の老人が背負った風呂敷には、

山型に巴紋の永寿堂の家紋が。





これを見ているとき、

「なに、なに?」と目の前の参詣客の中に

自ら歩み寄ろうとしている自分がいて

一瞬、タイムスリップした感覚を味わいました。

(周りの喧騒も聞こえた感じ)


これも、

この静かな空間を独占できたおかげか??


(江戸名所図会「五百羅漢寺 三匝堂」を見ると
西側が田んぼで開けているのがわかりますね)


(絵本江戸土産の「五百羅漢さゞゐ堂」)



本所(ほんじょ)立川(たてかわ)

この図、初めて見るかも。

(あとから10枚追加で出版された「裏富士」だから)


線描の美しさに、お口あんぐり!

本当にきれいな線の数々!!






「従千住花街眺望(せんじゅはなまちよりちょうぼう)ノ(の)
不二(ふじ)」




「千住花街」とは、

「吉原」ですね、たぶん。




これも初めて。

「甲州(こうしゅう)三坂(みさか)水面(すいめん)」



この図、不思議ですよね?






先日、この現場に行きました。

「常州牛堀」






これ、昔の多摩川



「武州玉川」



昔の江の島






この図、お気に入りになりました!



「御厩川岸ゟ(おんまやがしより)
両國橋(りょうごくばし)夕陽見(せきようをみる)」



1日の仕事を終えて

家に帰るのでしょうか。


船の上の人物のしぐさが印象的です。


うっすらとピンク色の夕陽に染まった

向こう岸に見える窓の明かりに

心が惹かれますー。



昔の「佃島」

佃煮発祥の地。

家康公ゆかりの地でもありますね。



「武陽(ぶよう)佃嶌(つくだじま)」




これは、昔の原宿周辺!!



「隠田(おんでん)(の)水車(すいしゃ)」



ここ、なんと

東京ドームのすぐそばですよ。





「礫川雪(こいしかわゆき)ノ(の)且(あした)」





ここ「ギャラリー3」の奥には。



北斎、最高傑作の



あの図がっ。





(...つづく)



ブログ一覧 | 美術館 | 日記
Posted at 2023/07/02 18:45:29

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