「荘厳(しょうごん)寺」は
832(天長9)年、
慈覚大師円仁によって開山。
その後、中興の祖・英尊阿闍梨の代(11世紀中期)に
当寺は
大寺院として整備されます。
当初は
「妙法寺」という名称でしたが、
この時に
伽藍が壮大なことから山号を
「大御堂山」に変え、
寺号も
「荘厳寺」に改められました。
境内には十七坊
(別当坊、堂内坊、行正坊、大覚坊、常住坊、大円坊、実乗坊、
西林坊、大乗坊、円融坊、大門坊、前妙坊、正意坊、名本坊、
実蔵坊、覚住坊、用月坊)が甍を並べ、
台密修学の古刹として栄えたと言います。
1051(永承6)年、
前九年の役に出征する源頼義・義家父子は、
ここで戦勝を祈願。
子孫の
源頼朝も
奥州合戦の戦勝を祈願し、当寺を祈願所としました。
(
「山王神社」)
真岡のお寺さんでは
大谷石の瓦を使ったところが
いくつか見られます。
(
「宗光寺」「海潮寺」)
あと、
真岡市の神社、お寺では
参道が昔のまま長ーい所が
多いのもGOOD!!
中世が、確実に息づいています。
1846(弘化3)年と
1906(明治39)年の火災で
堂宇の大半を失っています。(残念!!!)
「不動尊堂」(旧 妙法寺跡)。
お寺の境内にある幼稚園では
今まで見た中で最大の広さ!!
境内には
古来より
源頼朝公の供養塔と称する
鎌倉時代の層塔や五輪塔、
板碑等も。
大御堂や庫裏の裏側には
空掘や土塁もあり
往時の姿をしのぶことができます。
ご朱印拝受。
(真岡の寺社巡り、まだまだ続く...)
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神社仏閣 | 日記
Posted at
2024/02/17 22:37:28