浄土真宗の開祖、親鸞聖人が布教や『教行信証』を執筆しながらご家族と穏やかに暮らした稲田の地。先日お参りした「西念寺」さんから真東へちょうど1kmの場所に親鸞さんの奥様であった玉日姫(恵信尼)の廟があります。ここは、ナビで近くに来られても見つけるのは難しいと思います。近くにクルマをとめて歩いていくのがベスト。長い参道の先に。親鸞聖人と20年もの間、この地で過ごした玉日姫が眠っていらっしゃいます。玉日姫は関白・九条兼実の末娘で、1232(貞永元)年親鸞さん60歳の時、京都へ旅立つまでの約20年間をこの地で共に過ごしたといいます。親鸞さんが去った後もこの地に留まったとのことですが諸説あります......。明らかに周りとは違った気が流れています。この「玉日姫廟」は親鸞さんの頂骨を収めた「御頂骨堂」がある稲田御坊「西念寺」と向かい合うようにして建てられています。長い年月、地元の方々に大切に守られてきた、ということが伝わる聖地。なんか、字が書いてある。