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三河屋ワークスのブログ一覧

2023年05月24日 イイね!

ギリギリメンテ、14編。

ギリギリメンテ、14編。『バイクばかり乗っているとダメな大人になる』

何かでそんなセリフを読んだことがある。
確かにね、最近の三河屋さんはバイクにハマっているのでヤバい傾向だと自覚してます。

なので今回はシルビアも触っています。気付くとイベントも近づいてますので。まぁ、対象が25Rかシルビアかってだけで大差ないような気がしますが。(笑)





前回の走行会の時に ”土屋”よーいっちゃん と話していたんですよ。もう次はヤバいよね、って。何がヤバいかって言いますと、ラジエターのアッパーホースがパンパンになってしまってハジけちゃいそうなんです。前回は2月だったのでまだよかったけど、今回はもう暑くなってきたのでトドメを刺してしまいそうな気配がしてます。オマケにいつ換えたか分からないベルトも鳴き出してきてるので一緒に交換してやらないと。そう思ったのが2月の末。やっぱり直前までなんにもしませんでした。(笑)







今回はラジエターホースとベルトを一緒に交換しますので作業スペース確保のためラジエターも外します。三河屋14はアルミ3層の物を使ってるのですがカップリングファンを外さなくてもギリギリ抜き取れます。これがねー、白だと抜き取れないんですよ。だからカップリングファンを外して一緒に抜き取らないとイケナイからメンドクサイんですよねー







ラジエターが居なくなると作業スペースがこんなに確保出来ます。







ただね、アカン物も見つけてしまいました。パワステのベルトを張る時のロックナット居なくなってるんですヨ。そりゃベルトも緩んで鳴き出すワケです。三河屋さんの手元に来てからは一度も交換してないので、前回の交換作業は前のオーナーの方の作業となります。と、責任逃れをしておきます。(笑)







と、いう訳でベルトを交換し、張り具合の調整をしてやって無事交換修了。







タイヤを外して整備してましたらパッドが終わってることを確認。残量だけでなく、剥離も始まっていました。結局、どこのパッドだったんだろう。キャリパーを買ったときに付いてヤツでバリ山だったから捨てるには勿体なくてそのまま使ってたけど。(笑)







用意したのは安定のプロミュー。パッドはね、ホントいろんなメーカーのいろんなグレードのパッドを使いましたが最近の定番です。これでちゃんと使えるブレーキになるかな。







なんだかんだでギリギリにはなってしまったけど、取り敢えず準備は完了… かな。ホントはもう一つ予定メニューがあったんですけど、やりたい事を言い出したらいくら時間があっても足りなくなってしまうし。走れないと意味ないし。

次こそは早いうちから準備進めておかないと、ですね。
毎回同じことを思ってる気がするケド。(笑)
Posted at 2023/05/24 00:03:33 | コメント(0) | トラックバック(0) | メンテナンス | クルマ
2022年08月11日 イイね!

夏の集中メンテ。

夏の集中メンテ。仕事柄、世間さまと同じように長期連休が取れないんですよ。人さまがお休みの時こそ働けってお仕事なので。

その代わり少し時期をズラして先に3日間お休みを頂いたので最近乗りっぱな白を集中メンテする事にしました。

エアコンレスの白でも夏も乗るんです。主に明け方になりますけど。だけどやっぱり夏以外の方がメインになりますので時間の掛かるような作業は夏場にしてやろうとね。





まず最初にオイルラインの見直しをしました。今まででも悪くはないハズなんですが、ちょこちょこっとね取り回しを変えてやりました。性能的なところは何も変わんないと思うんですケド、ちょっと気になってたもんですから。それにフィッテングのところからすこーしですが滲みもあったんで組み直そうと。







移動式のブロックは大森のモノ。CAの頃から使ってるのでもう30年近く前から使っています。これねー、フィッティングは削り出しの一品ものなんですよ。当時、大森~アールズの変換が無くて某社長のところで作ってもらったんです。『無いものは作ればいいんですヨ』って。未だに現役で頑張ってます。こういうのスキだなぁ。







シリンダーブロック側は、純正のフィルターブロックを取り払い 東名のN2ブロックを使っています。純正よりすっきりしてていいんですが、それでもアクセスするにはオルタが邪魔になります。で、バラす方はいいんですケド組む時がもう大変で大変で… ベルトを張るための機構を組むのにせっかく組んだオルタをもう一度外してステーを緩めて遊びを作ってやったり、大径ウォーターポンププーリーのおかげでベルトを掛けるのにひと苦労したり… 厚いラジエターのせいで作業スペースも制限されちゃうしね。これだけで丸一日くらい費やしましたわ。(汗)





リヤのアーム類もチェックを兼ねて組み直したんですが、新調した工具が大活躍。ロングストレートのメガネと、本締め対応のラチェットコンビ。特にトラクションロッド前側はいろんな工具を駆使しながらちょっとづつ回してたのが楽々アクセス出来るようになって感激。いつもここ触るのって気が重かったんだけど、これからは楽しみになっちゃうくらいです。









パワステのベルトも少し伸びてきてたので張り調整をしてやって







最後の仕上げはオイル交換。安定安心のモチュール。オイル自体は今までと同じ300Vですが、今までのクロノから新シリーズのコンペに変更。特に不満があったわけではなく新シリーズに移行したのでオイル粘度はそのままでの交換です。









ガレージ三河屋が移転して3年。
兼業農家の稲作を手伝いだして3年になります。



手に入れたもの、背負うもの。続けること、教わること。

知ろうとしなければ分からないことだらけ。
でもそれは答えを出すために必要なもの。


自分で決めたことだけど、簡単じゃないよね。










Posted at 2022/08/11 20:46:18 | コメント(1) | トラックバック(0) | メンテナンス | クルマ
2019年04月17日 イイね!

銀、クラッチ系総O/H。

銀、クラッチ系総O/H。三河屋さん、クルマ3台持ってんですヨ。
イイでしょ~、20年も30年も前のクルマばっかりですケド。(笑)

でもね、この3台が先週まで全部不動車になってたんですね。(涙)



まぁ、FCはナンバー無し車ですし、白は必要な時のみのクルマですからいいんですケド、銀は普段使いのクルマですから不動になってしまうと一番困ってしまうんです。





事の始まりは2カ月前。走行会直前にクラッチフルードがホースのカシメから漏れてるのを指摘され部品だけは調達しておいたんですヨ。滲み程度だったんでそのまま放置してしまってたんですがそろそろ直さなきゃな~ と思ってクルマの下に潜り。





そんなに難しい作業では無いですし、三河屋号は基本的にクラッチダンパーはレス仕様になってますのでエア抜きにハマることなくサクサクと終わって。





さて、これで気持ち良くと思ってクルマを動かそうとしたら…
『ギギギギッ…』

あれれ? 
どうやらエア抜きでオペのシールが逝ってしまったようです。





ある程度年式の古いクルマでこういう事はあるあるな話しで、しゃーねーなー。オペのO/Hキットを頼んどかなきゃと思いながら出勤してますと…
『ギッギギッツ、ギギギ…』

マジか!? 不動車になっちまうぞ。
音だけでなく引っ掛かりまで発生してきてしまいました。(涙)







今回は諸事情により作業を後輩に託すことになったのですが、どうせならということでオペだけでなく、マスターのほうもO/Hしてもらうことに。







後輩は三河屋さんと違って(笑) ホンモンの整備士さんなので任せて安心。
夕方には終わってるだろうと連絡をまってたら…

『三河屋さーん、直んないですヨ これ。お釜中で何か起きてます。』と。
えーっ、マジで~! ミッション降ろしか~!!







まぁね、そのままにもしておけないので取り敢えずミッションを降ろします。と、言うか、どうにも時間が取れずに今回は降ろしてもらいました。カバーの溶接が飛んじゃったか、ダイヤフラムにクラックが入っちゃったか、クラッチ操作は比較的優しくしてるつもりですが負荷の少ない乗り方とは よう言わんので。でも、見た感じ決定的におかしな感じはありません。





フォーク側の方もそんなに変な感じはないのですが念のため ディスク、カバー、スリーブ、ベアリングは交換しておきます。だってせっかく降ろしたのに、また降ろさなきゃならないってコトになったらイヤですもん。





組み直してもらったらフツーに戻ったのですが、クラッチの当たり面や、ダイヤフラムの当たり面はやっぱりちょっとおかしい感じでした。ディスクの反りか、ダイヤフラムの高さが不均一だったのか。あとはスリーブのグリスが不足してたのか。まぁ、前回の三河屋さんの作業が一番アヤシイのは言うまでもございませんが…







クラッチホースの交換から始まって、結局クラッチ系統は総O/Hとなってしまいました。修理の期間中 最近のクルマを貸してもらってたのですが、銀が帰ってきますとやっぱりこっちの方がしっくりくるな、と。使い勝手の良さや安心感で言ったら雲泥の差だし、人さまには絶対新しいクルマをおススメしますけどね。(笑)






Posted at 2019/04/17 17:52:11 | コメント(1) | トラックバック(0) | メンテナンス | クルマ
2017年07月06日 イイね!

“Shock” in The Dark.

“Shock” in The Dark.思い込みで実力以上のモノや、潜在能力を発揮するなんてことはよくあること。例えば自転車の補助輪を外す時の 『持ってるよ~ 持ってるよ~ 』 ってあれですね。


先日、久しぶりに訪れた1号線。ご一緒したことのある方ならお分かりかと思いますが、いきなりトップスピードまで達し 延々と下るコワイとこ。そんなコワイところではあるのですがリズム的には自分に合うんでしょう、実は2号線と並んでお気に入りトコなんです。







いつものように 1、2、3、4、とアクセルを気持ちよく開けて下っていき、ググッとブレーキを掛けターンイン。ワルタンに棲むダイソンよりも強力な吸引力&排出力に負けないようバランスを取りながら 『ここがまたシビレちゃうんだよね~』 なーんてノーテンキに思っていると、

『コキン』

え? いまなんか コキンって言った?



その後踏み直してもペダルのタッチにオカシナ感じは無いしフツーに止まるので、気にはなるけど そのまま様子をみながらアタック再開。特に違和感もなくやっぱ思い過ごしかな~ なんて思い出したところ今度は2号線で、

『コキン』

やっぱ言ったよね! いまコキンって言ったよね!







帰り道、裏山カフェにて簡易チェックするも特に問題なさそうなのでそのまま帰ってきましたが 場所が場所だけにちょっぴり気になるトコ。翌日、予定を変更してチェックすることに。

生憎、小雨がパラついてきてしまいましたが そんなことは言ってられないのですよね。タイヤを外してブレーキ周りの点検です。残量はさみしくなってきてるケドもう少しイケるかな? 外したパッドを見ても特に変わった感じもないし。ダストを噛んで変な感じにでもなったのかな、と 念入りにエアブローをしてみると...

あれ、あれれ?



割れてんじゃん。
しかも、何故に純正? (笑)

ブレーキパッドはホントに色んなメーカーの色んな種類のを使いましたが、ここ数年はずっとプロミューを使っています。銀も もれなくプロミューのハズなのに外したパッドはどう見ても純正。ご丁寧にセンサーまで付いています。いつの間に入れ替わってたんだろう… 

三河屋さんの記憶力なんてそんなモンです。







仕方が無いので何か無いかな~ と、ガレージ三河屋内を物色してますとトラストのパッドが何故か2枚。これにそこら辺にあった純正パッドを組み合わせてハイブリッドブレーキシステムの出来上がりです。まぁ、割れたままより良いでしょ。(笑) 



早めにキチンとしたものを用意しなければ…







ピストンは多少動きが渋くなっていましたが特に固着も無く大きめのマイナスでクッっとやってやれば後は手でスルスルと戻ってくれます。ダストブーツもまだまだ大丈夫そうでしたが1ヶ所クリップが外れてしまっていましたのでブーツを被せ直し留めておきました。









しかし、なんで今まで気付かなかったんだろう。白と同じパッドの銘柄が入っているつもりだったんです。確かにちょっとくらいは効きがマイルドかな、とは思いましたが白と比べたら前後ともローター径が小さいのでそんなモンかな~ なんて思い込んでいたんですよね。

純正パッドでもその気になればここまでイケる、と同時に
三河屋さんの感覚なんてそんなモンだった、ということです。





はぁ、
自信なくしちゃうなぁ… (涙)


Posted at 2017/07/06 22:01:27 | コメント(2) | トラックバック(0) | メンテナンス | クルマ
2013年12月28日 イイね!

回遊魚の距離感。

回遊魚の距離感。ウチのスカGくん、たまに機嫌を損ねます。
もうハタチを過ぎたのにまだまだ反抗期なんでしょうか? (笑)


ちょっと前からですね、キレイに吹けなくなることがあったんですよ。なんだか上手く爆ぜてないような感じで。

おやおや!? どうしたんだろ? と、思ってはいたのですけどね。もともと冷間時は安定しないスカGくんだし、暫く走っているとおさまってしまう事もあったので なんとなくそのままにしてしまっていまして… そうしたら今週に入ったあたりからとうとうアカンくなってきてしまって。(涙)


スカGくん、その気になれば頑張れる子に仕上げてきたつもりですが一番の役目は普段のアシなんですよね。自分の中では純然たるストリートカーの位置づけにありますから、毎日フツーに走ってくれないと困るんです。という訳で次の休みまで待ってるワケにはいかず、寒い中 山奥のガレージ三河屋まで籠っておりました。

最初はプラグかコイルか、と思っていたのですが入れ替えたりして様子を見ても症状は変わらず。自分の手元に来てから一度バラして載せ替えてはいるのですが26自体は元々載っていて。逆に言いますとオーナー自身まだよく分かっていないトコもたくさんあるんですよね。 

で、数日間試行錯誤してみたり、症状を細かく確認して自分なりに導いた答えは…
うん、師匠のトコへ持っていこう! と。(笑)





スカGくんのエンジン、基本的にストリートゼロヨンを走らせていた前オーナーの仕様のままですが、制御に関しては師匠のところで一からやり直しております。知り合ったのは20年ほど前ですが、本格的にお付き合いするようになったのは15ほど前。きっかけは仕事関係のお付き合いからなんですよね。老舗のショップなので走り始めた頃から知ってはいたのですが、その頃ショップという存在にどこか否定的な自分がいて。まぁね、ただ世間知らずな小僧だっただけなんですけどね。自分の周りに整備を生業とする人間が多かったため、自分も出来るもんだと勘違いして自惚れてもいましたし。

確かに世の中には整備士というだけでやってる内容がどうなの? と、思わざるを得ない話もありますが、プロの仕事をキチンとわかってなくて。お金を払えばやってもらうのは当然、と言う考えは全くもって嫌いなんですが、高い技術力に対価を払うだけなのか、ノウハウやクルマに対する姿勢に勉強させてもらうのか。ただ、それを見極めるのも自分自身だということに気付くまで時間が掛かってしまい。

警戒心が強く、回遊魚な自分は簡単に人を受け入れることが出来ないらしく、一緒に走ってリアルに感じ、ひとつひとつ実体験していかないとダメみたいなんです。一枚一枚薄皮を剥がすように少しづつ距離を詰めて。でもそうやって時間を掛けて詰めた距離は簡単に壊れるものでもないと思うんです。お互いを認めるということは馴れ合うということとは全く別問題で、時間的な距離が繋がりの深さとも関係はしていないんです。確かにメンドクサイかもしれませんが、自分はコンビニで簡単に手に入る関係を求めているワケではないので。人にもクルマにも。









付き合いだしてちょうど丸5年。未だに普通に乗れるように手直し中ですが、じっくり付き合っていきたいですね。

Posted at 2013/12/28 22:37:58 | コメント(4) | トラックバック(0) | メンテナンス | クルマ

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「山頂付近はすっごい濃霧。ハードだわぁー」
何シテル?   08/04 05:46
三河屋ワークスと申します。 とにかく走るのが好きで気付くと30年超…  未だに悪い病気は治る気配はなさそうです。 峠、草レース、タイムアタック...
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