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三河屋ワークスのブログ一覧

2020年10月28日 イイね!

カラカラ音退治、NVCS交換。

カラカラ音退治、NVCS交換。前回のブログの最後に書きましたけどね、14にはやっておきたい作業が幾つかあります。そしてこれ、締め切りがあるんです。出動の予定があるので期日が決まってるんです。だからあんまりのんびりもしてもいられないんです。

と、言いながら実はちょうど1年前からの案件。
NVCSからのカラカラ音退治です。

NVCS。日産バルブタイミングコントロールシステム。SRエンジンとの付き合いももう長くなってきましたがこれが付いてるのって初めてなんですよね。



NVCSって13系には付いていない日産の可変バルブタイミング機構ですよね。初めて14をドライブさせてもらったとき確かに『14ってノーマルでも意外と速ぇーなー』って思った覚えがあります。でも、三河屋さんの14はなーんだかあんまり速くないんですよね。盛り上がり感に欠けるというか。で、スタート時に軽くレーシングするとカラカラン… と。

これ、アカンやつですよね。





でね、NVCS交換かぁー って調べていますと部品の値上がりがまぁ酷いこと。新品なんてとてもとても予算オーバーです。作業もなんだかメンドクサそうだし。(笑) 何かいい方法がないかと色々調べていましたら隣にいる油圧のソレノイドの交換で直る可能性あり。







新旧の比較。



オイル漏れも酷そうだし、これで直ってくれたらなー と思ったのですが… 
残念、殆ど症状は変わりなし。
しょうがない、NVCS交換しかなさそうですね。







NVCSはこの中にいます。もっと言えばインテーク側のカムシャフトの先端に付いていますので、まずはタペットカバーの取り外しからスタートです。ブローバイホース、イグニッションコイルハーネス等をタペットカバーから外し、固定用の10㎜のボルトを外していけば特に問題もなく外すことが出来ます。





と、いう事でオープーン…



あぁ、やっぱりそんな感じだよね。
期待を裏切らない栗皮茶です。(笑)





うん、ここまで来たら美しさすら感じるよね。







さて、冗談ばっかり言ってないで交換に入ります。
夕方までには終わらせて晩ごはんの準備に入らなければならないですから。

タペットカバーを外したらNVCS手前のカバーを外してNVCSを固定しているボルトを外すためのスペースを作ります。そして圧縮上死点を出した後、カムスプロケの合いマークとタイミングチェーンにマーキングをし、後でコマずれ防止のためにエキゾースト側のカムスプロケとタイミングチェーンをタイラップで括っておきます。







NVCSの固定ボルトを緩めるためにはカムシャフトにモンキーを咥えさせて回り止めとするのですが幅が薄めのモンキーでないと入りません。しっかり咥えれたらあとはエイッと。







ここまできたらチェーンテンショナーを抜きNVCSの固定ボルトを外せばNVCSは外れてくれます。







用意した中古のNVCSにもマーキングしてタイミングチェーンの合いマークに合わせ仮留めします。クランクを少し回してチェーンに張りを出した後、チェーンテンショナーを組み付けます。チェーンテンショナー縮めてフックを掛け、Oリングとガスケットも交換します。







NCVSの固定ホルトを本締めし括っていたタイラップを外したらクランクちょっとだけ逆回転させます。そうするとチェーンテンショナーのフックが外れます。今度はクランクを正回転させるとカチカチとチェーンテンショナー伸びて正規の位置に戻ってきます。









あとは元通りに戻していくだけですが最後の最後で問題発生。タペットカバーパッキンが外れる外れる。日産純正ベンガラを忘れてトヨタ純正シールブラックを使ったので機嫌を損ねたのか後方の半月部分がハマんないでやんの。何気に狭いしパッキンが直ぐ外れやがる。13の時にはこんなに苦労した覚えは一度もないぞ。(涙)

格闘すること10数分。なんとかタペットカバーも元に戻してホースやハーネス類も戻していきます。ちょっぴりドキドキしながらキーをひねるとエンジンは無事に始動。油圧が掛かってしまえはカラカラ音も無くなりました。うん、よかったよかった。





ボロいなりにも正常な状態に戻ってくるのは嬉しいものです。
スッキリするというかなんというか。

これで初めて14に乗った時の
『へー、14ってノーマルでも意外と速ぇーじゃん。』
ってとこまで戻ってくれればいいんだけどな。








Posted at 2020/10/28 23:23:26 | コメント(0) | トラックバック(0) | 14 の小部屋 | クルマ
2020年10月26日 イイね!

バッテリーボックス 変更。

バッテリーボックス 変更。少しづつですが個人的にはひと段落してきた感じのある最近。今がチャンスと、溜まりに溜まった手付かずの案件をどれからこなしていこうかとあれこれ思案中です。


と、言いながら休みの日に暇を見つけては復活した白でプラプラと裏山にお出掛けしたり。やらなきゃと思っていることより、目先の楽しい事に現を抜かすのは相変わらずな感じです。(笑)







ただ一応楽しいからってだけでなく、新しい白との距離感を確認するのになるべくたくさんの時間を掛けたいと思っているんです。早く以心伝心の関係に戻りたいのですが、やっつけ仕事でこなしてはただ時間を無駄にするだけ。少しづつでいい。新たな顔や、今まで気付かなかったことをキチンと知りたいと思うんです。





で、そうやって今までより多くの時間を一緒に過ごしているとホントに少しづつ走りの方はシンクロしてきた感があるのですが、ハード面では気になる部分も出てくるんですよね。例えばバッテリーボックス。もう記憶の彼方くらい昔にバッテリーを後方に移設したのですけど、使用状況の関係から実はもう10年程前くらいからバッテリーボックスを変更したいなぁ… と、思っておりました。



今まで使っていたのは TAYLOR社のアルミバッテリーボックス。当時ショップオリジナルの物も無くはなかったんですが、コゾーだった頃の三河屋さんはアメリカンな感じに何となくヤラれてしまいまして。(笑) いや、雰囲気あっていいんですヨ。今でもカッコいいなー、って思いますし。でも、通勤に使わなくなってからの白はバッテリー上がり防止のためマイナス端子を外すことが多くなり。そうすると、あの蓋んトコの蝶ネジが段々とめんどくさくなってきてしまって… あれが武骨な感じでカッコよかったんですケドね。





そうは言っても勝手が悪かったらしょうがない。
昔の自分とは考え方が変わることだってあって当然ですし。
取り敢えずサクサク外していきます。



TAYLORのバッテリーケースはサンドイッチ構造になっていて蝶ネジを緩めフタを外すとあっという間にここまでバラけます。2本の長い棒ネジでケース、バッテリーを同時に抑えているという非常にシンプルな構造です。





底蓋を外すとフロアが結構乱雑な感じになってしまってます。



バラしながら気付いたんですが20年前の自分の作業って結構ハズカシイものがあります。アンダーコートを剥がした時にフロアを傷だらけのベッコベコにしてしまっているし、塗装もバッテリーケーブルやハーネスにペタペタと付着してしまっているし。とても納得出来る仕事じゃあないです。作業は質よりスピード。おんなじ事すんなら仕上がりを少し落としてでも早い方が偉い。当時そんな風に考えていたんでしょう。もちろん機能上問題なければ、の話ですが。





なので取付穴加工をするついでに多少お化粧直しをしておこうと思います。20年後、今の三河屋さんはこーゆーのが許せない心小さな大人になってしまったので。(笑)



うん、遠目にみれば合格でしょう。





今回はボックスのみの交換ですからのんびりやってもそんなに大して時間は掛かりません。最初に移設する時の方が何かと気をつけないとイケナイ事がたーくさんありますモンね。作業自体はさほど難しいワケではないのですがひとつ間違えたら大変な事になりかねません。若いときはそんな事なーんも考えずにやってましたが、いま見ると結構ヤバい部分を見つける度にドキドキします。ホント、シロートって怖い怖い(笑)







今回変更したバッテリーボックスは以前銀にも使ったのと同じモノ。メーカー品でもショップオリジナルでもなく、プライベートで作ってみえる方に再度お願いしました。サイズ的に丁度いいってのもあるのですが、仕事がね丁寧なんです。手造り感はあります。機械で生産されたモノの方が仕上がりはいいかも知れません。でも、あなたが作ったモノを自分のクルマに使いたい。そう宣言してお願いしたモノを使いたい。そういうのって最近の自分には凄く大事な部分なんです。





自分でも自覚があるんですけどね、最近今までにも増して拘るポイントがメンドクサくなってきてます。ホントにね、いろいろと思案してると時間が幾らあっても足りません。でもね、そこをどーでもよくしてしまったら白と以心伝心の関係は成り立たない。そう思うんです。プライベートには終わりがない。自分の気の済むまで幾らでも。そう、ゆっくりと じっくりと。







あー、そう言えば14もそろそろ始めないと。
こっちは締め切りもあるのでヤバいっすね。(笑)


Posted at 2020/10/26 21:48:57 | コメント(1) | トラックバック(0) | ガレージライフ | クルマ

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「山頂付近はすっごい濃霧。ハードだわぁー」
何シテル?   08/04 05:46
三河屋ワークスと申します。 とにかく走るのが好きで気付くと30年超…  未だに悪い病気は治る気配はなさそうです。 峠、草レース、タイムアタック...
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