この記事は、
丘を越えてについて書いています。
本日から全国交通安全運動です はっきり言って某も皆様もいざと言う時の保険支払いは
揉める事が必至のクルマばかりです お互い優先権なぞふりかざさず気をつけて参りましょう
さて 今日からはこちら
オートザム レビュー 出てきたのは平成二年
総理大臣は海部俊樹 東西ドイツが統一した年ですね そしてそのドイツのクルマ以上に
ドイツ風のプリメーラが大ヒットで日産が粟だらけの濡れた手を叩いて笑い死にしていた頃です
その日産から甦ったGT-Rを撃破すべく 三菱は闘将GTOを投入 アンフィ二RX-7と三つ巴の
激戦 当時の映画「天と地と」そのままの自動車業界総出の華絵巻 その中でひと際キレキレの
舞いを舞っていたのが我らがマツダ 五家体制を敷いて総動員で攻め手に出ます レビューも
その血煙の中でオートザム家の専売車として開戦初期から陣営に轡を並べる事になります
この時期 コンパクト界を仕切っていたのが日産のマーチとあの悪名高き三河の蛸蟹三兄弟
マーチはその愛らしいスタイルを武器に大旋風 とかく生活臭のするコンパクトカーの有り様を一変
「きゃ~ マーチ様ァ!お愛しやあ!」
「押さないでください 注文書は充分にございます 押さないでください どうか御静まりを!」
村娘や町娘の黄色い声を浴びて販売店は押すな押すなの大盛況 後にカーオブザイヤー総なめの
好評ぶり そのかみにはフィガロで抽選会までやっています 買うのにくじ引きですよ?
「い、一度でいい 一度でいいから あんな風に愛されてみたい(TдT )」
と言う当時のマツダの嗚咽が聞こえますか?(T T )
そして三兄弟は腰巾着として参戦以来野火のように広がるとその勢力下の村々に押入っては
「オヤジ!お前の娘は十八になったそうだな!フレッシュマンフェアだぎゃ!分かってるんだろうな!」
「ごほごほ お許しくだせえ まだ学費もあるし オラのVLエクストラの五年払いもやっと・ごほごほ」
「なにい!?ならば父娘ともどもあと五年払えるっちゅう事だぎゃあ!印鑑出さんかい!」
「ひいい~ ごほごほ・・・ぐわっ お慈悲で お慈悲でございます」
「お父っつぁん!」
「おお!?こりゃあ上玉ずらあ!どうだ 働き口なら下請けがようさんあるでよう!うっきっきっ」
「な、なんて奴らだ!許せん!斬る!p(o¥oメ)」
本来小型の強い筈のスズキ スバルの手に負える状態ではなくなってしまっています
しかもこの乱戦に更にシャレードやらミラージュやら 若い女人を巡って熾烈な争奪戦が始まります
動力性能が殆ど問題にならないこの陣場 硬派気取りではやっていられない
この難局を打破すべく マツダはオートザム家よりレビューが初陣する事になります
前置きが長くなりましたが開いてみます
難しい話は後回し とにかく見てください と言わんばかりに写真が続きます 御承知のように最大の
特徴は何よりその見た目 そしてセダンだ と言う事 女性とコンパクトと言うとどこも申し合わせた
ようにハッチバックになりますがマツダはセダン仕立てで個性を主張してきます
こちらがそのトランク 確かにハッチバックに比べると容積は大幅に制限されてしまいます
が
諸将方 街中で、特に女性が日常的に満載状態でクルマを走らせているのを見るものでしょうか?
実際殆ど荷物なんか載せてやしないのが実態だと思います 勿論載せるのならば是非もありま
せん が そうで無いなら 居室と荷室を分離する と言うのは快適性に於いて大きな利点の筈です
荷物がガタガタ聞こえるのも大幅に減退できるし 見た目もすっきり それに小柄な女性にとっては
手元でパッと開いてパッと積み下ろしができるセダンの方が絶対に便利 雨天なんか歴然
4ドアなのだから手荷物はリアにポイッ 大きいのはトランクにポイッ 殆ど問題無い筈です
写真見るとわかりますが 間口もヒンジのないダンパー付きでで少しでも大きくしようとしていますね
これ 当時はアウディが採用していた方式だと思います 今はアクセラもですがまだ珍しいですね
そして90度以上で開きますがこれが水が中に入らずに雨の日や雨上がり最高なんですよ
今の嘘800では水がボタボタ流れて正直ブチ切れかけました くそ ユーノス何してる 高家気取り
が庶民派のオートザムに遅れをとるとは(-皿-メ)
左上の図は気流の流れ こんなの載せるなんて珍しいですね
この形状の方が空力上 窓が汚れないと言う利点を説明しています
中身が一杯詰まった傑作セダン オートザムレビューをしばらく話題にして行こうと思います
可愛く 楽しく 個性的 そして隠れた実用性 これいい ホント良いですよ(^ ^)