アナログ

たまたまある記事に目がいった


イギリスのものだが
今 イギリスではある問題が持ち上がっているという


『時計の文字盤が読めない』


だそうな


え？
そうなるよな


時計の文字盤…すなわち
短針 長針 秒針 1～12の文字がラウンド配置されている


極々一般的なあれだ
それがイギリスの学生達の間で
読めない人が増加しているんだそうな


にわかには信じられない話
でも事実…


デジタルに表示されれば時間は即座に読める
そりゃあまぁ…数字が直接表示されているんだもの


時計において 文字盤式のメリットは何だ？となる


簡単に言えば 感覚的に時間がわかるという事だわな
午前11時15分に出発して
午前11時47分の電車に乗る
午後1時18分に到着して
午後1時30分に友達と合流…


こういうの文字盤で感覚的にやると
わかりやすい
デジタル表示だと1分単位まで正確にわかるが…
今自分が時間の流れのどの位置にいるか
一瞬ではわからないのだ





端的なのが車のメーター
大多数は文字盤式を採用するだろ？
一瞬にして 自分がどの程度速度を出しているのか
感覚的にわかる


デジタル表示は確かに格好いいが
一瞬の感覚で58㎞と表示されても
瞬間的に理解できなかったりする


針で示されると
針の上がり具合で 何となくスピード出てんなぁ…ってわかるんだよね


正確に何㎞なんて分からなくていいの
大体60㎞でいいの
50㎞制限で針は60近辺にある
明らかに制限速度オーバーだなぁ…ってね


58㎞である！
と わかっても大体60㎞かなぁ～
でも オーバーしている事には変わりはない


瞬間的にわかりやすいのは
絶対文字盤なんだよ




デジタル表示が本当に人良いなら
みんなこぞって採用しているだろう



忘れてはならない
人はアナログな生き物であると
この世はアナログな世界である


人はデジタルを使うが
アナログな存在


くだんのイギリス…
学校から文字盤式の時計が撤去され
デジタル式が増えているという


イギリスにはビッグベンという
文字盤式時計がある塔があるのに…
あれがデジタル表示になったら
風情もなにも無くなるわな！


文字盤が読めないというのは
由々しき事態なんだがね