
そろそろ私も人生の折り返しに差し掛かった辺りにいますが、年々、月日が過ぎるのがとても早く感じます。
確か去年の初詣は、BNR32で家族3人で行きましたが、春にナンバー返却してクラウンと共に一時抹消し、BMW5シリーズに乗り換え。そして昨年末に、このメルセデス・ベンツEクラスへの乗り換え。
振り返れば、2012年の1月にBNR32を増車して以降、7年ほどの間ずーっと32GT-R&17クラウンの2台体制を継続してきたことを思うと、昨年たった1年間での乗り換え劇は、後々振り返った時に忘れられない年になっていることだろうと思います。
理由はともあれ、短時間でドイツのプレミアムセダンの2車(BMW F10とメルセデス W212)を通じて得られた経験はなかなか貴重かと思い、感じたことなどを書いてみたいと思います。
まずこの2車で共通することですが、
・ドイツのプレミアムセダン
・クリーンディーゼルターボエンジン
・スポーツデザインモデル
であるということ。
まずはこれらを購入条件としましたが、それでも方向性がそれぞれ異なると言われるベンツとBMW、実際に所有して乗ってみて、やはりその違いはハッキリ感じられます。
先に結論的なことを書くと、世間一般でよく言われている内容通りかな、と今のところ感じています。
どちらのメーカーのクルマも基本的な完成度は非常に高く、そのうえでの違いとして、BMWは走りの楽しさ、スポーティーなデザインに力点を置いているように思います。
一方のメルセデス・ベンツは、安全性、快適性を十分に担保しながら先進性やスポーツ性、ラグジュアリー感などをバランスよく丁寧に造り込んでいると感じます。
エンジンについてはBMW F10 523dは直列4気筒2,000ccディーゼルターボ、メルセデス・ベンツ W212 E350ブルーテックはV型6気筒3,000ccディーゼルターボと、エンジン型式、排気量が違うので直接比較はフェアでないかもしれませんが、やはり走り、質感ともに上なのはE350の方です。
そもそも私が購入条件に挙げている、クリーンディーゼルターボエンジンですが、最初に興味をもったのはW211 E320 CDIが日本に初上陸したころでした。
当時の新車価格が乗り出しで800~900万円程するはずで、当然中古車などは存在するはずもない時期でしたから、全く手が届かない、高嶺の花でした。
それから10数年、長年連れ添った17クラウンから乗り換えを決意し、W211 320CDI、F10 523d、W213 220dを試乗、予算と走りから最初に選んだのはF10 523dでした。
その時の選択肢に、どうしてW212 E350ブルーテックや同E220dが無かったのか、というと、私の周辺に条件に合うクルマが無かったからです。W211 320CDIの試乗は、東京に出向いた際に時間をなんとか都合できたから実現できましたが、そう何社も回る時間もなく、W212は当初から検討対象に入っていませんでした。
選んだBMW 523dは、過去ブログにも書いてあるように、非常に満足な一台で、今振り返っても今のE350とどちらが選べ、と言われると、正直523dを選びそうです^^;それ位気に入ってました。
そんなお気に入りの523dでしたが、絶対的な動力性能と、アイドリングでの車外騒音は、数少ないウィークポイントでした。トルクが380Nmあるとはいえ、やはり184ps、多くないシーンではありましたが高速などでちょっとアクセル踏み込む際には、モアパワーが欲しくなることもありました。
N47D20Cディーゼルエンジンの音も、車内ではそこそこ静かなものの、朝一番の暖気時や、深夜の帰宅時には、周囲への音が気になったのも事実です。
まぁこれらを考えても余りある魅力満載なので、今でも最高の一台と思えるのですが、現車であるE350ブルーテックのOM642型ディーゼルエンジンでは、上記不満は感じません。
W211 E320CDIのOM642型エンジンで感じたエンジン騒音、吹け上がりの重さは、W212後期型からより改善され、相当に進化していました。
パワー&トルクはその車重1,930kgをもってしても不満がないどころか、ここまで無くても充分です、と感じるレベルで、エンジンの車外騒音にしても、V6だからか523dのそれよりもずっと小さいです。E350のアイドリングを車外で聞いた時の第一印象は、「これ、ディーゼルエンジンだよな?確かにガソリンエンジンの音とは少し違う感じだけど、直噴ガソリンエンジンに近い感じかな?」というものでした。
アイドリングの音は、523dではかなり元気よく「ガガガガガ・・・」と響きますが、E350だと「チリチリチリ・・・」というよな、音質が軽い、比較的小さな音です。
燃費についてはどちらも燃料が軽油なので、給油の際には毎回ハッピーではありますが、523dが2L、E350が3Lと排気量の違いもあり、私の乗り方では523dの方が2~3km/Lほどいいようです。
ハンドリングについては、523dの方がクイックで楽しい一方で、E350は非常に落ち着いていて重厚な雰囲気。でも不快でない程度に足回りは引き締まっており、やはり高速走行が最高です。加えてメルセデス・ベンツお得意の?ディストロニック・プラス with ステアリングアシスト機能もあり、運転が楽で疲れにくいことに加えて、楽しいです(ハンドルアシストで車線内ポジションをかなり維持してくれます)。
この辺りの先進装備は前車523dには無かった部分で、乗り込み時にシートベルトをした際の自動巻き上げ(たるみ防止)機能や、ブラインドスポット・アシスト、レーンキープ等々、やはり安心感につながっているように思います。
こんな具合にE350には前車523dにはない、数々の魅力がありますが、先にも書いた通り、正直523dの方が好みかもしれない、と思う部分があります。それは、実はとても大切なファクターであるはずのデザインについては、523dが優っていると感じます。
ですが、E350が523dに圧倒的に勝る理由、これも同じデザインだったりします。
それは、「お・く・さ・ま」の好みにド・ストライクだそうで、メルセデス・ベンツのブランド力含め、今や相当気に入ってる様子。まぁ私としては、カミさんがご機嫌で、先に書いた魅力のほか、細かい造り込みなどを見ていくと、メルセデス・ベンツの方が優っていると感じるところもあり、E350にはトータルでとても満足しています。
でも、BMW F10 523dは、今見てもとてもいいクルマだと思います^^
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E350 | 日記
Posted at
2019/01/19 16:36:12