
シルバーウィークの最後は、一人でトレッキングへ。
向かったのは、神戸市西区にある「おっこやま・めっこやま」
スーパーカブ90が半年ぶりに活躍します!
後ろに見えるの2つの山が今回のトレッキングコースです。
登山口からスタートします。
正直なところ、今回歩いてみるまで、こんなところにトレッキングコースがあることを知りませんでした。
神戸に長く住んでいても、まだまだ知らない場所があるものです。
歩き始めると、思っていた以上に山らしい道が続きます。
しばらくすると、山道の先に鳥居が見えてきました。
さらに進むと、今度は赤い鳥居がいくつも並んでいます。
緑に囲まれた山道の中に続く赤い鳥居。
その景色を眺めながら歩いていると、少しずつ神社が近づいてきたことを感じます。そしてたどり着いたのが、神出神社。
静かな山の中を歩いてきただけに、ここまで来ると少し空気が変わったように感じました。
ところが、この日はいつもの静かな神社とは少し様子が違います。
境内には地元の方たちが集まり、神輿も出ていました。
どうやら、この日は地元のお祭りの日だったようです、偶然とはいえ、ちょっと得をしたような気分になりました。
神出神社まで来ると、景色が一気に開けました。
低山とはいえ、ここから眺める景色は想像していた以上に素晴らしいものです。
眼下には田園風景が広がり、黄金色に色づき始めた稲穂が一面に見えます。
遠くに目を向ければ、明石海峡大橋まで見渡すことができました。
山歩きの駐車場にチンクエチェントが一台なんだか妙に絵になる。
山道を歩く人の足元に、こんなに小さくて洒落た車が停まっているのも面白い。
「おしゃれだなぁ」と思いながら、思わず一枚。
ロータスヨーロッパならスタビライザー打ちそうだ?
そして歩いているうちに、思いがけないものが目に入りました。梅林です。
「えっ、こんなところに梅林があるの?」思わず足を止めました。
梅林というと、もっと遠くまで出掛けて見に行くものだと思っていました。
ところが、こんなに身近な神戸市西区に、こんな場所がある。
これはちょっとした発見でした。
緑の中に咲く真っ赤な彼岸花。その隣には、清楚な白い彼岸花。
色の違う花が並んで咲いていると、同じ彼岸花でもずいぶん印象が違います。
しばらく眺めながら歩いていると、ふと足元にも目が向きました。
山道には、いがぐりが落ちています、その周りにはどんぐりも。
少し前までの猛暑が嘘のように、山の中にはもう秋が始まっていました。
花を見上げれば彼岸花、足元を見れば、いがぐりやどんぐり。
風も少し涼しくなり、歩いていてとても気持ちがいい。
遠くの景色を見るだけではなく、こうして足元の小さな変化を見つけながら歩くと、季節の移り変わりをより身近に感じます。
「秋は、もうここまで来ているんだな」
そんなことを思いながら、また一歩、山道を歩いていきました。
雄岡山(おっこさん)の登山口に到着です。
「低山だから、それほど大したことはないだろう」
そんな気持ちで歩き始めたのですが、頂上まで来てみると、これがなかなか素晴らしい景色です。
「おっこさん」と「めっこさん」、正式には、雄岡山と雌岡山。
調べてみると、雄岡山は標高241m、雌岡山は249m。わずか8mほどの違いしかありません。
東西に並ぶ二つの山は、昔から地元の人たちに親しまれてきたそうです。
そして、名前の由来も面白い。
遠くから見ると、二つの山が子牛の角のように見えたことから、昔は男牛(おご)・女牛(めご)と呼ばれていたのだとか。
それが「おっごさん」「めっごさん」と変化し、現在の「雄岡山」「雌岡山」になったといわれています。
山を下りてもまだまだ秋の景色が続きます。
途中には柑橘類が植えられた畑もあり、その先には栗の木が並ぶ場所もありました。
山と畑、そしてその向こうに広がる田園風景。
都会の神戸というイメージからすると、少し意外な風景かもしれません。
西区には自転車で楽しめる道も整備されていて、山歩きとはまた違った形で、この自然を楽しむことができます。
今回、自分の足で歩いてみて改めて感じたのは、神戸市西区には思っていた以上に自然が残っているということ。
山があり、池があり、梅林があり、彼岸花が咲き、栗や柑橘類の畑がある。
そして少し先には、黄金色の稲穂が広がっている。
遠くまで出掛けなくても、歩いてみればちゃんと「小さな旅」ができる。
そんなことを感じながら、また次の道へと歩いていきました。
今回の歩数は19500歩、約8.2㎞を3時間40分で歩きました。
シルバーウィーク最終の翌日に締めくくりは、神戸国際会館でUruさんのデビュー10周年記念コンサートでした、以前から妻が大ファン今回のコンサートに誘われました。
前日は、おっこやま・めっこやまを4時間ほど歩き低山とはいえ、さすがに少し体には疲れが残っています。
仕事を早めに切り上げ会場へ、たくさんのファンが列を作っています。
会場は1階から3階まで超満員でした♬
そんな体で聴いたUruさんの歌声は、いつも以上に心に沁みました。
透き通るような歌声。
静かに会場を包み込むような歌声に、前日の山歩きの疲れまで少しずつほどけていくようでした。
テレビなどへの露出も少なく、どこか謎めいた雰囲気のあるUruさんですが、ステージで話されるときの口調はとても穏やかで、のんびりとしていて、なんだか昔から知っている友人と話しているような親しみを感じます。
歌っているときの凛とした姿と、話しているときの柔らかな雰囲気。
そのギャップもまた魅力なのかもしれません。
山を歩いて体を使った翌日は、素敵な歌声に心を癒してもらう。
そして、また明日からの日常へ。
振り返ってみれば、今年のシルバーウィークはずいぶん盛りだくさんでした。
友人とバイクで山道を走り、妻とは車で秋の景色を楽しみ、地元の山を一人で歩いて19,500歩。そして最後は、Uruさんの歌声。
走って、歩いて、食べて、景色を眺めて、そして最後に音楽に癒される。
そんなシルバーウィークでした。