
何気にクラッチ交換だけのつもりが・・・
あれよあれよと・・・
気が付けば半年も経ってしまいました(^_^;)
ガレージ保管の車両でも車体には塵が積もりまくりですw
作業の方は進めば進む程また別の問題が出てきて
その都度対処している状態でした。
他にやりたいこともあったので進捗が遅れたのもありますが
モチベーションの関係が大きいかなw
さて、お待たせしております?前回作業からの続きになりますが
予想より錆が広範囲に侵食しており、キリが無いです(/_;)
これはサイドシルとフロアのつなぎ目ですが、一部剥がれている部分があったので
追い込んで剥がして行ったのですが、何故か奥のシール剤が黒く変色しており
その部分は鉄板の防錆塗膜が侵されて地金が出ている状態でした。
シール剤が劣化して水分を通してしまうのか?
片側だけという事は考えにくいので反対も確認したところ、やはり・・・
程度はさほど悪くないですが予防保全という事で
正常な範囲まで剥がしてブラッシング、転換剤、プラサフ、シーラーのやり直し。
チッピングを吹いて最後に塩害防止塗料で仕上げます。
サイドシルのスポット部分も錆が気になったので
ナイロンベルトである程度削って転換剤後にサフ、エアータッチで補修です。
一度サイドスカートを外して作業しようと思ったのですが
クリップを止めている根元がほぼすべて千切れているという状況で、、、
これ以上要らない仕事を増やしたくないので止めておきました。
何かしら作業した事がある車両なんですね。板金かな?(・_・;)
<クリップが付いていない部分が何か所かあったりと、怪しい車両です。
リア周りは前回から転換剤後プラサフを吹いておきました。
今まで使ってみた感じから、転換剤はプライマーとして使うのが正解の様で
防錆力は上塗りに依存するという事が分かりました。
サフを入れてから塩害防止塗料を塗ります。
掃除が不十分な部分は軽く清掃後、チッピングで隠ぺいして下塗りとしました。
部分的にやり直したシーラーは乾燥後、チッピングで周りと馴染ませてます。
後部座席のフロアも転換剤後にグレーのチッピングで純正っぽい雰囲気に。
燃料タンクからも錆が出ていたので転換剤とイサム防錆コート(チッピング的な物)で
補修しておきました。
上塗りが有機溶剤を含む塗料だと水性の転換剤の方が良いようです。
変性エポキシの類は完全乾燥までに時間が掛かり、一晩くらいでは硬化しないので
上塗りに負けて侵されることが分かりました。
スプレー式ならENDOX、刷毛塗りはサビキラーやモノタロウの製品が良いと思います。
フロント周りはシーリングがメイン。
仕上がりに気を付けて形成しました。
シーラーも生クリーム並みに柔らかく作業しにくいので時間掛かった(>_<)
あとで多分肉痩せするんだろうな、このタイプは。知らんw
フロアまで穴が貫通してしまった部分は・・・
インオペですわw
取れるだけ錆をほじくり出して、転換剤数回、サフ、シーラーで閉じました。
今後、支障が出た時にきちんと直すことにします。
3~4枚重なっているようですが、腐っているのは一番薄いフロア部分のみのようですし。
シーラーはなるべく周りと馴染むように形成しているので、
チッピング入れれば気にならないでしょう。
ここは外からではなく中から錆が回ったのではないかと思います。
>という訳で、、NEWアイテムの登場☆
デュアルカメラ搭載のビデオスコープ!
上に写っているのは下に潜って作業する為に買った充電式のCOBライト。
Youtubeの広告で見て衝動買いw 密林で探したら半値で売ってましたwww
レンズの直径は5.5mmしかなく、かなり使い勝手が良いです。
横のカメラにもLEDが付いているの♪ヤバいわ~
これで今までのビデオスコープみたいにミラーを付けることもないし
鮮明な画像が見れます(^_^)v
WiFi仕様なのでスマホがモニターになる製品です。
手元のスイッチでカメラの切り替えやシャッター等操作できるので
モニター一体タイプより良いかも?
<値段的に半額以下で買えるので選択の余地がないのが本音w
さてさて、フレームの中は・・・
あぁ、、、(-_-;)
やっぱり中から錆が回ってきていますか。。。
もうこれ以上進行させないためにも、内側からも処置することにしました。
ENDOXではなくエポキシタイプのホルツサビチェンジャースプレーを使用。
<隠ぺい力の強さと経過観察に使うのに透明の方が分かりやすいから。
ノックスドール(700)に付属する延長ノズルで袋状部分全てに噴霧しました。
全体に施工して3本使い切ったところで丁度終わり。
ノックスドールは塗装が終わった後に施工します。
一緒に写っているのはモノタロウの水性転換剤と、プロタッチ用1液プラサフです。
この下地を作るまでがとにかく手間です。
クリーパーで寝ながら行う磨き作業がマジで地獄。。。
<この作業を他の人にも体験してもらいたいwww
遊んでいたのもありますが、2ヶ月近く掛かってしまいました。
最終仕上げにワコーズの塩害防止塗料を全体に2~3コートして作業は大詰め♪
有機溶剤を含んでいない為、臭いはきつくないですが防毒マスクは必須です。
水性とはまた違い、独特の変な臭いがする(+o+)
結構シャバい感じの塗料ですが
変性エポキシ系で塩水噴霧試験1000時間に耐えうる性能だったと記憶しています。
仕上がりが半つや消しでベトつかず
ゴミを呼ばないので下周りの経過観察にもいいかなと思った次第。
耐熱、耐溶剤性、密着性も良好です♪
余った塗料で小物を塗ったところ。純正のカチオン塗装に一番近い感じかな。
クリップなどを後で嵌めても剥がれる様子が無いので、なかなか良いと思いますね。
流石に高いだけはあるかなと!
なんでも開発に2年?3年?も掛かったらしいとか(@_@)
シーラーを入れてインオペしたところはチッピングを吹いてあるので
外から見ただけでは特に分からないかと。
(チッピングの上から塗ると少し艶が出るようです)
新しいチッピングの上から塗ったところは少々はじきが出ました。
恐らく中のシンナー分が抜けきってない為に、プツプツしてしまうのかなと。
1~2日程度では完全に抜けきらないんでしょうね。
日を置いて重ね塗りしようかと考えてます。
最後に触媒の遮熱板を付けて終わろうと思ったのですが
取付穴が裂けていたので、ワッシャーで補強してから付けました。
ワッシャー表面のメッキを削り落としてからJBウェルド(エポキシ剤)で接着。
仕上げはジンクシルバーを吹いて終わりです。
どちらも耐熱性には十分な性能がありますし、耐食性は十分でしょう。
ここまで来るとグッと見栄えが良くなりますよねー♪
ちなみにハーネスカバーやホースクリップの類は全て新品交換。
再使用は多分壊れるので無理だろうと。保持力も心配ですし。
主な目的は外した状態で隅々まで手を入れたかったからです。
この辺は予め入手できることを確認してから作業に当たりました。
こいつは刺さってるだけなんですが、取り外しは全てニッパーで破壊して外しました。
下手に外すと配管を傷めかねません。
ちなみに装着時に塩害防止塗料は剥げずに追従したので、性能良さそう♪
ここまで塗り終えてからやっとノックスドール700の登場です!
全ての穴から噴霧し終えたらプレミアム施行完了となります♪
不乾性の液状ワックスで、噴霧直後は低粘度で隅々まで行きわたりますが
数日経つとある程度粘性が出て、垂れ落ちない程度まで固まります。
これも丸々3本使いましたねー。(内2本は10年前に買った手持ちを使用)
塗料代だけでも数万円ブッ飛びましたwww
まさにプレミアム♪なんです(笑)
正直どれを使っても大差ない様な気がしますが
本人の満足度と期待度だけがモチベーションになります。
こんなに綺麗にしたところで、そのうちまた錆びてくるんですから・・・
単なる延命措置でしかないんですよねorz
ふと冷静にそんな事を考えると苦労するだけの価値はあるのかどうか
何度も考えてしまうのです。。
最終仕上げ中にアレを見てしまったので尚更・・・
クリーパーに寝転がってリア周りをチェックしていたらリアメンバーに浮き錆を発見。
<右後ろ(アッパーアーム付け根付近)
彫刻刀でケレンしていたら穴が開いてしまいました(>_<)
何でこんなところが??1年前に防錆塗装したハズなのに。
既に嫌な予感しかしません(-_-;)
恐る恐るビデオスコープを入れてみると・・・
紅葉してるじゃないですか♪(違)
この錆が水抜き穴から出ていたのか・・・と、この時初めて気づいた。
<以前からゴミ?がポロポロと出てくるのは気づいてた。
内側から完全に侵されているorz
ブッ挿した彫刻刀が貫通しているところw
めちゃくちゃ肉が薄くなっていますね。。。
フロアサポート(メンバー)の比では無く、ステージ4といったところ。
これはもう補修云々のレベルでは無く、取替えが賢明と判断しました。
中古も選択肢に有りますが、内部の腐食が分からないので新品が良いでしょう。
見積り上ではまだ部品は出ます。出ますが7万円・・・(>_<)
ボーナス投入するしかないか(/_;)
参考までに左後ろ(助手席側)も確認の為、カメラを入れてみました。
これが思いの外錆びてないんですよね(@_@)
恐らく気化したガソリンをキャニスターからこちらにブリードしているせいかと。
<上の白い部品がそれ。
幸いにも酸素を遮断する形となって悪影響を最小限に留めているのでしょう。
原因はリアタイヤが巻き上げる水しぶきですかねぇ。
前オーナーから自分に変わってからも冬場、塩カルを含んだ水しぶきをそれなりに
巻き上げていたのは間違いないと思います。
この辺は以前防錆しましたが、結構錆が酷かったですから。
水の停滞する場所や穴の開いている部分は要注意です。
塞ぐことも検討した方が良さそう。
とりあえず交換の方向で進めますので
防水シールだけ入れてインオペ処置しておきました。
何をするにせよ来春の車検後になると思います。
こんな事に悩まされるなら買い換えも視野に入ってきて当然なのですが
欲しい車も特にないですし、、興味のある車は中古でしか手に入らない。
<また錆との戦いなのは目に見えているw
何だかんだ考えても結局維持する方が負担が少ないのかな。
ガソリン車は多分この車が最後の愛車になりそうなので
理想の形が完成するまでは乗り換えることはないでしょう。たぶんw