
先日、取引先の大手スーパーさんの音頭で徳島県内の某有名食品メーカーの工場見学に行ってきたんですよ。
で、そのあとで懇親会があったのですが・・・。当初の予定では見学のために集合した、この県内大手スーパーさんの店舗駐車場からいったん自宅に帰り、タクシーで懇親会の会場まで逝くつもりにしていたのですが・・・工場見学のスケジュールが長引いたことと、スーパー駐車場に駐めたろくむし号に乗り込んで暖気中にお客さんと商談し始めたところ・これが長引いてしまい(汗) 結局、いったん自宅に戻る時間がなくなってしまったのでした(^_^;)
この懇親会にはスーパーチェーンの社長以下、常務などのお歴々も出席するし、ほかのメンバーも県内のいろんな企業の次期社長就任予定の若手VIP(^_^;)間違っても遅刻するわけにはいきません(涙)
もうこうなったら仕方ない。
飲酒運転で帰るしか!(ちゅど~んっ!)
なんていう判断をするはずもなく(爆)、帰りは
代行運転を頼むしかないなぁ~と、ろくむし号を代行運転で自宅まで運転してもらうことにしたのでした(^_^;)
代行運転でろくむし号を他人に運転してもらう、っていうのは実は
今回が初めてなのです(汗)
今までこういった会合にクルマで逝ったことは何度となくあります。
というのも、会社から直接会場入りして、夜が遅いのでそのまま帰宅ってことになるため、次の日の通勤を考えたらクルマで逝かざるを得ないからなのです(苦笑)
会合の会場が自宅から離れていない場合には、嫁さんに送ってもらったりもするのですが。。
でも、これまでクルマで会合に乗り付けて帰りに代行運転を頼むことが分かっているような場合にどうしていたかというと。。。
いったん帰宅してモビリオに乗り換えて会場入り(核爆)
していたんですね~(笑)モビリオならATだし、フツーのミニバンですから代行運転の運転手も別に違和感なく運転してくれます。
それになにより、ろくむし号をまるっきり知らない赤の他人に、それも運転技術もまるで分からない人に運転してもらうなんてのはものすごーくイヤなんです(^_^;)
過去に一度、ストリームで代行運転を頼んだときに、駐車場の輪留めでマフラーを引っかけられた、なんていうイヤ~な過去もありますし。。。
でも今回だけはもう仕方ないので、覚悟を決めて頼むことにしたのでした・・・。
さて、会合も終わり、ほろ酔い気分でろくむし号へ戻る道すがら、いつも使っているタクシー会社に連絡して、スーパー駐車場まで代行運転に迎えに来てもらうことに。
しばらく車内で待っていると、やってきました「タクシー1台+運転手2人」(^^)
分かりやすいようにろくむし号から降りて「こっちこっち」と手招きすると、リアシートに座っていた若い運転手さんが私の後ろのろくむし号を見るなり
こ、このクルマですか?(滝汗)
というコメントを発したのでした(爆)
はい、そうです。よろしくお願いしますね。 と、極めて平静を装いつつ依頼したのですが、こっちとしても不安いっぱいなんですよね~(滝汗)
なのにそんないきなり不安イッパイな雰囲気で「このクルマを私が運転しないといけないんですか???」みたいなニュアンスのオーラいっぱいで質問されたら、こっちの不安まで増幅されちゃうじゃないデスかぁ~(爆汗)
タクシーのリアシートに乗ってください、って薦められたのですが・・・そんなことできるわけないじゃないです(爆汗)もちろん、ろくむし号の助手席に乗っていきます、と申告して助手席に乗り込みました(^_^;)
う~む、いつも右側から見ているろくむし号のフロントウインドウ越しの景色を、左側から見るだけでもずいぶんと印象って変わるもんですね~(^^)
いつも左側の視界を塞いでいるインタークーラーが、この日は右の視界を塞いでます(笑)
さてこの若い運転手さん、乗り込むとまずはシートに深々と座って・・・シートを少し前へ。。
私のドラポジは普通の人よりもやや前よりにシートを寄せてあるんですが・・私と同じぐらいの体格の彼は、そんな私のドラポジよりもさらに前にシートを寄せて・・・もう
「ワタシ不安ですーーっ!」っていうオーラを出しまくり(汗)
まずは1速にシフトして・・・というところでまたモタモタ(^_^;) どうやらどこが1速か分からないみたい(爆)たぶん、普段乗っているタクシーのMTって、シフトゲートがやたらと広くて、ストロークもめっちゃ大きいですから、インプのようにショートストロークでカッチリとしたMTは経験がないのでしょう。
コクっと、ちょっと動かしただけでもう1速に入ってるっていうのが感覚的に違和感バリバリなのか、「ほんとにここ? これで入ってるの??」っていう感じ。。
おそるおそるそこからクラッチを繋げて・・・あ、動いた! みたいな彼の心中がバシバシと助手席のワタシまで伝わってきます(^_^;)
しかし彼ときたら・・・慣れないクルマなのは分かるんですが、発進するのに
ぶぉぉぉぉぉっ!!!
って、めっちゃふかしてるし(>_<) 3000回転ぐらいまでタコは跳ね上がってます(核爆)ぎえ~っ! クラッチが焼けちまうよぉ~(涙)
で、そんだけ回転上げたかと思ったら、クルマが動き出したら即座に2速へシフト。まだスピードメーターがぴくっと動いたかどうかっていう速度でもう2速です(^_^;)
当然、ろくむし号はガクガクと身もだえながらもそもそと加速。
なんせシフトアップが妙に早くて、3速、4速と車速が乗らない状態でシフトアップしていくのでデフはカキカキ、クルマは前後にシャクりまくり(爆汗)
もうすっかりこれでは
初めて路上に出る仮免ドライバー
という趣です(^_^;) 空いた国道に出ても、時速は50キロ、4速以上にはしません。そらもうトロトロと亀のように走っていきます。それもスムーズじゃなくて、カクンカクンとシャクりながらのシロートドライブ(涙)
ちょっと細いところにさしかかると、道ばたにある電柱やら駐車車両を避けるのにやたらと減速、大きくクルマを右に振っておそるおそる走っていきます(^_^;)
どうやらインタークーラーのでっかいバルジのせいで、クルマの左前方の車両感覚がまるっきり掴めていないようです(^_^;)
信号で止まるときもカックン、と止まるし、青信号になったらまた
ぶぉぉぉぉおおおっ!
と、排気音だけは威勢よく、でも半クラがやたらと長くてド派手なスポーツカーは後ろにタクシーを従えてノタノタと加速していきます(苦笑)
なんせね、信号で止まるとこの運転手さん、
ふぅ~
って、ため息をつくんですよ(ちゅど~んっ!) もう緊張の極地にいるみたいな状態らしく、もう隣のワタシも不安のどん底(T_T)
ミッションをニュートラルにしてるんですけども、「ホントにここでニュートラルなのかなぁ?」って自信がないらしく、ギアは抜いてるんだけどもクラッチは踏んだままだし(^_^;)
そこで、思い切って信号待ちの間に聞いてみたんですよ。
やっぱりこういうクルマって、運転しづらいですか?
と。
すると、
これってスポーツカータイプのクルマなんですよね? でも操作方法は別に普通のクルマといっしょですし、大丈夫ですよ。
とのお答え。
大丈夫。。。まぁたしかにそう言われたらそうなんだけど・・・でもアナタのそのちょ~ぎこちない運転は「大丈夫」っていうヒトコトの範疇を甚だ逸脱しているかのようにも激しく感じてしまうワケなんですけどねえ~(^_^;)
とにもかくにも、しずしずと、かつ、カックンカックンしつつも無事になんとか自宅の駐車場までたどり着き、駐車場のど真ん中にとりあえず停めてもらって、あとは自分で車庫入れしたのでした。。
そういえば運転手さんに車内で質問したときに「これって何ていうクルマなんですか?」って逆に質問されたのですが、「インプレッサ、スバルですよ」っていうと「あ、スバルの・・・そうですか」というなんともアンニュイな反応だったのですが、
料金を払うためにタクシーの初老の運転手さんのところに行くと、どうやら日報を書くために、車名を台帳に書き込んでいるんですよね。
で、同じ質問されました。「これって何ていうクルマなんですか?」と。
インプレッサですよ、というと「え? イープ? なに?」と、まるで知らない様子(^_^;)
イ、ン、プ、レッサ、ですよ、というと、何とか台帳には書き込めたみたいです(^_^;) で、やっぱり同じく
どこのクルマなんですか?
という質問も(^_^;) スバルですよ、というと、え?これって国産車なの?? みたいな反応してました(汗) 意外と知られてないっていうか、ホントにインプってマニア向けなクルマなんだなぁ~ なんて思っちゃいました(苦笑)
ちなみに、この初老の運転手さん、書き込んだ台帳をチラ見すると、やっぱり間違って書いてました(爆)
インプレッサー
って(ちゅど~んっ!) あ、あのぉ~ このクルマは後ろ足で立ち上がるかわいい動物じゃないっすよ(笑)
普段なにげなーく運転している自分の愛車であるインプレッサ。やはりというか一般的なドライバーからしたら、かなり運転しづらい、特殊なクルマみたいですね(^_^;)
クラッチは重いし、前は見にくい。足回りは硬いし跳ねるし(このときはダイヤル4を回せ!! 状態、つまり最強の減衰でした)、ブレーキは効きすぎるし・・っていう感覚なのかも知れないですね(汗)
もちろんもっとストイックで、「うひゃ~ 慣れんとこんなの乗れん!!」って思うようなクルマはいっぱいありますし、そういうクルマから比べたらインプなんて「乗用車じゃん」って思いますし、だからこそ「ほかのクルマでもそんなに大差ないんじゃないの?」って思ってたんですけども。。
いわば二種免許を持った、プロのドライバーさんでもあんなにギクシャクしてしまうもんなんだな~ なんて思うと、そういうクルマを普通に町中で走らせているインプ乗りやエボ乗り、その他スポーツカーに乗っている人たちっていうのは、普通に町乗りしているだけでも、それがすでに「特殊技能」と言えるのかも(どっか~んっ!)
・・・って言うと、さすがに言い過ぎですね(^_^;)
でもホントに、普通の乗用車と比較すると、そういうクルマに乗っているドライバーからしたら(それがたとえMT車であったとしても)、今のインプやエボ、その他のハイパワー国産スポーツカーっていうのはだいぶ違った乗り味を持っているクルマっていうのは間違いなさそうですね。。
天の邪鬼なワタシとしては、そういう類のクルマに乗ってるんだっていうのを実感したこの夜は、ドキドキしたけどちょっと嬉しかったりしたのでした(笑)
でも、やっぱりね。。極力ろくむし号で代行運転は使いたくないな、って思っちゃいましたね(汗)
やっぱり代行運転が必要なときにはモビリオに乗っていくことにしようっと(核爆)