
我が社の決算期は3月末。ってことで、この期末に向けてワタシはというと・・もちろんオシゴトは頑張りましたけども、それ以外にも頑張ってたことがあります。
それは会社のパソコンの万が一のクラッシュに備えたデータのバックアップ体制の構築です。
もちろんワタシの構想しているバックアップ体制とは、アップル社の最新無線LANベースステーションに1テラバイトのネットワークHDDがハイブリッドされた
TimeCapsuleと最新MacOS10.5に搭載される自動バックアップシステム
TimeMachineを組み合わせた、全自動・ワイヤレス・複数台集中管理体制の構築だったのですが。。。
このシステムが組めてしまったら、職場にあるインテルMacについては、ひとつのネットワークHDDに全自動でシステムファイルを含めた全てのファイルを時系列にしてバックアップすることが可能になります。
しかし・・・やはり問題となるのは
「購入資金」ですよね(ため息)
1テラバイトの容量を持つTimeCapsuleは59800円。これに複数台にインストールができる5ユーザー対応のファミリーパックのMacOS10.5が22800円。。
これだけで82600円もかかっちゃいます(滝汗)でもこれで最低限。。
実際にはこれにOSを入れ替えたことによって使えなくなる可能性のあるソフトが出てくる可能性が(爆汗)このへんの検証をしないとOSの移行ってのは怖いですし。。
各主要ソフトの10.5への対応状況を調べてみないとな~と思いつつ、仕事も忙しくてなかなかその作業も進まないうちに、どうも仕事で使うメインのソフトである「MS office」でも不具合がありそうな感じの情報が出てきたし、ATOKとかPhotoshop、そしていろんなユーティリティ系のソフト。。仕事ではもちろんですけどもいろんな用途に使っているワタシのMacにはそれこそいろんなソフトがてんこ盛り(汗)
こうなるとメジャーアップデートされたOSの対応状況をきっちりと調べるだけでも大変(^_^;)
さらに、万が一対応できなくてバージョンアップしたソフトに買い換えなんてことになったらさらに出費が膨らみます(涙)
この「最低8万円以上」っていう金額がなかなか会社の経理を通りません(泣)というか、話をしようとするとはぐらかされていつのまにやら事務所からいなくなってしまう始末(^_^;) ゴルァァァ!(>_<)
2月に突如発生したワタシの
メインマシンのHDD崩壊以降、職場にも
「パソコンは壊れることがある、データはバックアップしておかないと消えてしまうこともある」という意識も生まれ、バックアップ体制を構築することはメンタル的にも必要になってきてますし、なかなかバックアップを取らないほかの社員たちにバックアップを取らせるためにもいいチャンスだったので、なんとか構築したいのですが。
ただ、ひとあし先にTimeCapsuleを導入した
関東方面の某サイバー主婦さんからもたらされた情報によると、アップル最新のバックアップシステムも全方位のものではないみたいで、複数の台数でワイヤレス運用するとなると、速度的に厳しい面もありそうだったりもして、夢の万能システムでもないことも分かってきました。。
そんなことしてる間にGWも終わってしまい、職場のバックアップシステムは何の進捗もないまま・・。
なんとも不安な状況のままで日々Macを運用していたわけですが、たまたま別の用事で近所の電器店にWindowsのソフト(-_-)(-_-)(-_-)を買いに逝かされた
(-_-)ときにぶらっと店内を見て回ってみると・・・
500GBのHDDがワゴンセール12800円
ってのがあったんですよ(滝汗) 最近は外付けHDDなんて全然買ってないから値段がよく分からないんですけども、それでも500GBで12800円ってのは安いんでないかい!?
前に購入したHDDっていうと、まだ12インチのPowerBookG4を使っていた頃にビデオのノンリニア編集をやってみようと購入した160GBのものが一番最近です。
たぶん、ビデオノンリニア編集でできた子供達のオリジナルDVDの素材置き場として使うために購入したので4年ぐらい前ではないでしょうか?
その頃にたしか、FireWire接続タイプの160GB容量のHDDで4万円オーバーだったのではないかと思います。。
それが・・・容量3倍でお値段1/3(>_<) ホントに昔からそうですけどもHDDの値段ってのは際限なく下がっていきますよね。。
一番最初にワタシが購入したアフターパーツとしてのHDDはPowerMac8500に追加装備した内蔵の3.5インチSCSIのHDD。もうかれこれ15年ぐらい前でしょうか。
やはり当時まだ黎明期だったパソコンでのビデオノンリニア編集をやるために日本橋までわざわざ最安値のHDDを買いに出かけたんですが・・・このときに買ったのが
4GBの容量で4万円
でしたよ(ちゅど~んっ!)それでも安かったんですよ。。。内蔵3.5インチでこの値段でしたもんね。
とまぁ切ない昔話は置いといて(^_^;) このHDDを思わず衝動買いしようと思ったのですが、まずはよく観察。。
このHDD、500GBの容量は問題ないとして、問題はインターフェース。これ、やっぱりというか
USB2.0のみ
なんですね(^_^;) USBインターフェースはもともと転送速度が遅く、OSをインストールした起動ディスクとしては速度で問題があるから使えないってことで、アップルがMacに採用した起動可能な外付けHDDのインターフェースはFireWire(IEEE1394)なんですよね(^_^;)
だから今までいくら安くてもワタシはUSBしかインターフェースを持っていないHDDは買ったことがなかったのです。少々高くても、ブータブルディスクになり得るFireWireインターフェースを備えた外付けHDDしか買ったことがありませんでした。
なので棚をずらーっと見てみたのですが、やはりFireWireインターフェースのついたモデルになると値段が上がってしまいます(涙)一番安いタイプでも26800円(涙)しかもコイツの容量は320GBです。。。
USBももともとの規格から転送速度を大幅に高めたUSB2.0に進化していますけども、ワタシが今まで使っていたマシンはUSB2.0規格のインターフェースを持っていなかったということもあり、今まではUSB2.0規格のHDDってのにはあんまり興味は持っていなかったのですが、今使ってるMacBookは当然のようにUSB2.0にも対応したUSBを持っています。けども・・・
やっぱやーめた! とそのときはワゴンセール12800円のUSB2.0なHDDは結局買わずにお店を後にしたのですが・・・なんだか気になってしまって事務所に帰ってからさっそく最新のMacについてのお勉強を開始(^^)/
とりあえずTimeCapsule+TimeMachineを使ったカンタン便利で全自動な高級パックアップシステム構築は置いといて(^_^;)、もうちょっとシンプルにバックアップを取れる仕組みを作るために何が必要なのかってことを調べてみました。
まずバックアップを取るためのソフトですが・・現在、ワタシのMacに入っているOSのバージョンは10.4.11。当然ですが最新版ではないのでTimeMachineは入っていません。
なので、その代わりになるバックアップソフトが必要なのですが・・これについては心当たりがありました。ずっと前に使ったことのある、外付けHDDにOSファイルを含んだ丸ごとの内蔵HDDのデータをクローンしてくれるソフトがあることを。
それは
Carbon Copy Cloner
というソフト。略してCCCっていうこのソフトはOS Xが発売になった当初から存在しているOS Xのシステムをバックアップするためのソフトなんですね。
それ以前、つまりOS9時代のMacのシステムって、今では信じられないことですけども「システムフォルダ」というフォルダを単純に外付けHDDにドラッグしてコピーしてやり、起動ディスクを切り替えてやれば、この外付けHDD(FireWireもしくはSCSIインターフェースという限定はありましたが)からフツーに起動することができたんですよ(爆)
だからバックアップも実にカンタンだったのですが、OS XはUNIXのシステムを使った高度なものなので、このような簡単操作では起動ディスクを作ることができなくなってしまいました(涙)
実はX導入当時にこれをワタシ、身をもって体験してるんですよね。XをインストールしたPowerBookのHDDが手狭になったので、大容量の内蔵HDDに積み替えるときに、買ってきた2.5インチHDDをいったんWireWireインターフェースを持ったポータブル外付けHDDケースに入れてPowerBookに接続、HDDをフォーマットしてから内蔵HDDのOSシステムフォルダを新しいHDDにドラッグコピーしたんです。
で、HDDを入れ替えてから起動しようとしたら起動できない(ちゅど~んっ!)
思いっきり体験してしまった、というわけですね、最新OSの難しさを(苦笑)
こうしてHDD入れ替えで困ってしまったとき、このCCCというソフトの存在を知り、使ってみたところ・・・OKだったと(^^)/
このソフトはドネーション(寄付)ウェアってやつで、気に入ったら5ドルから寄付してね、っていうもの。なんという心の広い人がこの世の中にはいるんでしょう(^o^)
で、このソフトを久しぶりに検索して探してみると。。。今もちゃんとありましたよ!(^^)/ しかもしっかりと進化して今のバージョンは3.1。
以前のようにシンプルにHDDのクローンを作るという機能以外にも、
・スケジュール機能で定期的に自動バックアップ
・差分バックアップ(変更されたファイルのみ書き換える)対応
となってるんですよ(^^)/(^^)/
これに外付けのHDDを組み合わせてやれば、簡易的とはいえ、できあがるバックアップファイルはほぼ完璧に自分が普段使っているHDDの中身そのもの。
つまり、内蔵HDDが先日のように突然クラッシュしてしまっても、なにも困ることはなく、普段通りにMacを使えるわけです。
さて、ソフトはOKっぽいとして問題はHDDです。やはりFireWireタイプでないとダメなんだろうと思いつつ、なかなかヒットしない
「USB2.0のHDDでは起動ディスクにできないのか?」という疑問への答えを探してみたところ。。。ようやく見つけたサイトでは衝撃的なことが書かれていました(爆) それは・・・
MacOSは10.4からUSB2.0のHDDが起動可能ディスクとなった
ということ!(^^)/(^^)/(^^)/
それならさっき見たワゴンセールのHDDが使えるじゃん!(*^_^*) ここまで分かったらもう自腹でHDD購入しかありません!
いつ導入できるか先行きが暗くなってきた理想のバックアップシステムよりも、いつ吹っ飛んでも問題なく復旧できる体制造りのほうが急務です。
即座にさっき逝ってきたばかりの電器店に逝き、さっきのワゴンへと・・・
ありません(T_T)(T_T)(T_T)
さっきあのHDDがあった場所には、そっくりさきほどのHDDの外箱の大きさ分のスキマができてました(号泣)あきらかに売れてしまってます(T_T)(T_T)
店員さんにもいちおう聞いてみましたが、ワゴンセールの商品は売れたらそれまでですからね、っていうつれない対応でした(ため息)
でもこうなったらもう後には引けませんぜ!(核爆)普通に棚に並んでいるUSB2.0タイプの500GBな商品をずらーっと見て、一番安いものをサーチ。オープン価格で店頭販売価格19800円が特別割引16800円となっていて、それがさらに限定特価14000円となっているのがありました。
これだけでも十分に安いんですけども、さっき見たワゴンセールのHDDとそんなに変わらない製品なのに(同じバッファローの商品です)、1200円の差がなんか許せんっ!(ちゅど~んっ!)
そこで怒濤の値切り交渉を断行!(どっか~んっ!)
「ポイント制じゃなくて単純明快現金値引きがこの店のモットーじゃろが!」とたたみかけ、結局このHDDを
12000円
でゲットしたのでした(^o^) うむ、我ながら上出来です(笑)ちなみにこのとき、同じMacBookを使っている同僚(赤レカロBMWの人ね)も同行させて、彼のMacにもバックアップ用のHDDをいっしょに購入しました。
MacBookを出張に持ち歩いたりすることが多く、内蔵HDDの容量が120GBの彼には、USB端子のバスパワーで駆動できる160GBで2.5インチのポータブルタイプのHDDをオススメしておきました。
というのも、ワゴンセールでこのタイプのHDDがなんと!
9800円で出ていたからなんですよ(笑)
これでとりあえず、社内で一番パソコンを活用している二人の人物はバックアップ用にHDDを購入し、スタンドアローンでのバックアップができる陣容を整えることになりました(^o^)
ちなみにワタシが購入したこのHDDには、オマケとしてWindowsOSをフルバックアップすることのできるユーティリティソフトが同梱(HDDに最初から書き込まれている)されていました。
でも、もちろんMacOSは対応外(^_^;) まぁMacにはCCCがありますから、んなもんは要りません! ってことでDVDやCD-Rに焼くことなく、さくっとMacOS拡張フォーマットでHDDをきれいさっぱりカラにして消してやりましたとさ(ちゅど~んっ!)
昨日はこのHDDを実際に接続してバックアップファイルを作成してみたのですが・・・
手順的にはなにも詰まることもなく、無事に内蔵HDDのクローンディスクを作ることができました(^o^)
思いっきり長くなったついでに(核爆)手順をカンタンに書いておきましょう。
まずHDDはMacOSのブータブルディスクとするために「MacOS拡張フォーマット」でいったんフォーマットします。そのときにパーテーションを3つに切ります。
MacBookの内蔵HDDの容量は160GBですので、この容量のHDDがあればいつでもクローンディスクが作成できますね。
じっさいの内蔵ディスクの容量は148GBぐらいでしたので、買ってきた500GBのHDDの容量(実際には465GBぐらいでした)を単純に3等分して1パーテーションあたり155GB程度の容量で3つのディスクに分けてやります。
ひとつはもちろん、内蔵HDDのクローンを収めるためのHDD、二つめのパーテーションはクローンディスクの予備を入れようかということで、残る3つめのパーテーションは作業用、動画などの保存用として使うことに。動画のデータなどでDVDなどにコピーを取ってしまってるファイルなら、サイアクこの500GBのHDDがぶっ壊れてもいいですしね(^_^;)
これでフォーマットしたらデスクトップには3つのUSB接続されたオレンジ色のHDDのアイコンが出てきます。
あとはCCCを起動してコピー元のディスクとコピー先のディスクを指定して、ちょっとした設定項目をいじってやって(というかほとんどデフォルトでOKなんですが)、クローン開始ボタンを押せば、あとは待つだけ。
現状で100GBぐらいを使用している内蔵HDDのクローン作成にだいたい3時間ぐらいかかってましたね(^_^;) その間も特に動作が重たくなるようなこともなく、普通にMacは使えます。
まぁワタシは別の仕事をしている間にクローン作成をしましたけども。
で、クローンができたら動作確認。「システム環境設定」で起動ディスクに外付けのバックアップHDDを指定して再起動です。
内蔵HDDよりも若干時間はかかるものの、ごく普通に外付けHDDから見事に起動できました。別のHDDから起動しているのに、MacBookの液晶モニタには見慣れたいつもの画面が(^o^)
もちろん普通に動きますよ~ これならいつ内蔵HDDが吹っ飛んでも前のように狼狽することもなさそうですね!
って、もちろん修理してる間は別のマシンが必要だったりとか修理費用はかかっちゃいますけどね(苦笑)
あとは定期的に差分バックアップを取ってあれば、ひとまずはバックアップはOKってことになりますね。
しかしまぁ~バックアップがしっかりと取ってある、というだけでもずいぶんとMacに向かう気持ちがラクになるもんですね(^o^)
なんだかとってもいい感じです♪