
先日、私は生まれて初めて「メルセデス・ベンツ」というクルマをショウルームまで見に行きました。レクサスにしてもそうなんですけども、やっぱり私は高級車っていう類のクルマはなんだか性に合わないっていうか、自分から避けているようなトコロがあるんですよね(^_^;)
でもやっぱりトシ喰ってくると、高級車は高級車で「こういうクルマの楽しみ方もありだよな」とか「ATで、クルーズコントロール使って安楽に高速道路を長距離移動ってのもいいねぇ~」とか思うようになってきたのもまた事実(苦笑)
実際、今はMTのGRBインプに乗ってるわけですけども、もしもGRBインプにエボXのようなセミATの設定があったとしたら・・・正直な話、大いに悩んでいたかも知れません(苦笑)結局のところはMTを買っていたにしても、かなり悩んでいたでしょうね~(^_^;)
さてさて、話がまた逸れはじめてるので元に戻しましょう(汗)なぜメルセデスのショウルームに逝ったのかというと・・・もちろん私が買うわけではありません(爆)
メルセデスが気になってるのは私の父親のほうでして。
私のBlogをご愛読いただいている方からすると「あれれ?」だと思います(苦笑)
はい、うちの父親は現在、最終モデルのひとつ前のセルシオに乗ってるんですけども、レクサスLSが発表されてからというもの、ハイブリッドのLS600hの発売を心待ちにしていて、発売になったら買い換えようって息巻いてましたからね。
そしてうちの会社の経理部長がレクサスISを購入したときには、レクサスディーラーのサービスにもクルマにもいたく感激して、「絶対LSのハイブリッド買うぞ~」って気合いも入ってたんですよね(苦笑)
でも・・・LS460の発売からあと、ハイブリッドモデルの発売までにだいぶ期間が空いてましたよね。その間にうちの会社ではいろいろと設備投資などをしてしまって、社長である私の父親が車を買い換える資金がなくなってしまった・・・というか、こんだけ会社に投資してしまったら1000万円を超えるようなクルマを買うわけにはいかんよなぁ~という判断を社長自らがした、っていうのがあります(^_^;)
それともう一つ・・・あれだけLSを楽しみにしていた父親なのですが、実際に町中で見かけるLSを見て、どうやら自分がイメージしていたものと違うなぁ と感じているようなんですね。
確かに、高級車に
「威厳」とか
「他を圧倒するような路上での存在感」という点ではLSって、もうちょっとクレバーというかスマートというか、スポーティな高級セダンっていう感じで、特にリア周りには「高級車でございっ!」っていうようなあからさまな豪華さがあるっていうよりも、クリーンでシンプルなラインで端正な造形、っていう感じに仕上げてありますよね。おそらくそういったラインをレクサスもあえて狙っているんだと思うんですけども、どうもそのへんが父親としてはあんまり気に入らないというか、好みではないみたいなんですね(^_^;) 高級車にはやっぱり「威圧感」が欲しいようです(苦笑)
今乗っているセルシオはもう2度の車検をしており、走行距離も10万キロに届こうとしている状態。まだまだもちろんキレイなんですけども、実際には走行距離もありますし、けっこう不具合も出てます(汗)
電動ミラーがバックギアに入れたときにちょっと下を向く機能が動かなかったりとか、エンジンを切ると勝手に畳まれるはずのミラーが片っぽだけしか畳まれない(爆)など。もちろんこのへんはディーラーで修理をしてもらってるんですけども、今抱えてる不具合はエアサスの不調なんだそうで(^_^;) 父親のセルシオはエアサス仕様なんですが、インパネのボタンでノーマルとスポーツモードに切り替えができます。なんですが・・・ノーマルモードにしてあるのに右のフロントのみ、スポーツモードのままかのようなゴツゴツとした違和感があり、異音もするんだとか(汗)
エアサスが壊れたら修理は高いらしいし・・・10万キロも同じクルマに乗ったことがないうちの父親は、なんだかそろそろ買い換え時? これが最後のクルマ乗り換えだろうなんていう気持ちに切り替わってきてるようなんですよね。
で、レクサスLSがちょっと自分としては気に入らないってことになると・・・白羽の矢が立つのは順当にメルセデス、というわけ・・・のようです(^_^;)
私はほんとに今までメルセデスに関しては縁がなくて、周囲にも乗ってる人がほとんどいないんですよね(苦笑)BMWはけっこういるんですけども。
なので、雑誌でたまに記事を読むぐらいで全然分からないんですわ(苦笑)で、父親が「ベンツ見に行ってくるわ」なんて言うから、
それならワシも行く~(^^)/ と、ついていったというわけです。
父親のセルシオにくっついてGRBろくむし号で乗り込んだのはヤナセのショウルーム。ディーラーに到着してまず一番に思ったこと。それは・・・
駐車場のワクが大きい!!
ってこと(笑)やっぱり大型サルーンをたくさん売ってるディーラーだなぁ~って感じですよ。ここを訪れるお客さんが乗ってくるクルマっていうのはやっぱり圧倒的に大型高級サルーン、っていうパターンが多いんでしょうね~(^_^;)
3ナンバーでGDBからさらに幅が広がっているGRBでも、駐車ワクの左右にはでろーんと幅が余りまくり(^_^;) こんなゆったりとした駐車ワクって初めてかも(笑)
そんなところにまず驚いたのでした(苦笑)
まぁショウルームの中は順当にキレイで高級な感じですね~ でもそのへんはレクサスのショウルームとそんなに変わらない、っていうか、やっぱりゴージャズさではレクサスのほうが上ですね(苦笑)まぁそんなことはどうでもいいんですが。
なんせ今までほとんど興味を持たなかったメルセデスというクルマ、私は最低限の情報しか持ち合わせていません。
父親は
「大きすぎるクルマはもうええわ。ある程度の大きさでいい」っていうことだったので、そうなるとやっぱりターゲットはEクラスってことになります。
ショウルームには当然ですけど、CクラスとEクラス、そしてSクラスのメルセデスが置いてありましたが、まずはEクラスの説明を聞くことに。
ただ、ひとくちにEクラスといっても同じボディに搭載されるエンジンがいろいろとあるんですね~ 一番小さな排気量は2500ccで、上は5500ccまで(核爆)さらにAMGまで加えたら6000ccオーバーまであるんですね(滝汗)
まぁAMGは別として、父親としては5500ccのV8エンジンを搭載する最上級モデルが気になるご様子。しかしまぁこの5500ccのEクラスメルセデスのセダンで、乗り出しまでで1100万円~1200万円なんだそうです(^_^;)
まぁ細かい仕様は割愛するとして、この1200万円からするメルセデスでも、なんと標準装備のカーナビは
DVD方式(ちゅど~んっ!)さらにクルーズコントロールにはレーダークルーズ機能はなく、父親がお気に入りの「クーラー機能付きシート」も、設定があるのはSクラスの最上級モデルのリアシートのみ、っていうことらしく(苦笑) やっぱりこういう
「かゆいところに手が届くおもてなし系の豪華装備」っていうのは日本車にはかなわない、っていう感じですね~(苦笑)
実際にE350っていうグレードのモデルに試乗させてもらったのですが、やっぱり町乗りをするだけでも分かる「カッチリ感」であるとか、ノーズダイブせずにぐーっと効く抜群のタッチを持ったブレーキ(なんとスポーツパッケージだとフロントドリルドローターが標準だったりします)タイヤはSパッケージでフロント245/40R18、リアにあたっては265/35R18なんていうとんでもないサイズのタイヤを履きこなしています(滝汗)
なのになんともたおやかな乗り心地。セルシオと比べると無音ではなく、エンジンの音なども車内に入ってくるんですけども、それが耳障りでなく、実にうまく調律されているような感じがありますね。
足回りはあくまでしなやかで、人によっては「ゴツゴツする」と感じるのかも知れないですけども、乗り心地がよくなったと言われているGRBインプと比較しても(比較するべきではないんでしょうけど)、格段に角が取れている硬さなんですよね~。ふわふわした感覚は全くなくて、実にカッチリとした乗り味です。シートもセルシオの柔らかく包み込んで疲労軽減をする、というソファー的な造りではなく、あくまで硬めの椅子できっちりとホールドして疲労をさせない、という造り込みのされたシートですね。このへんはやっぱり日本車とは考え方が違うんでしょうね。
最近は日本の高級車も以前のようにふわふわととにかくクッションがいいのがベストと言われた時代からしたら、ずいぶんと欧州車ライクになってきましたけども・・・やっぱり一日の長がある、って思い知らされました(^_^;)
試乗を終えてから、今度は隣に置いてあるSクラスも見てみました。
メルセデスのラインアップって、以前からそうですけども、Eクラスの一番高いモデルとSクラスの一番安いモデルの価格帯がちょうどオーバーラップするようになってるんですよね~(^_^;)
価格面からすると、ミドルサイズのEクラスの一番上のモデルと、見た目としては「メルセデスのフラッグシップモデル」の風格を持ったボディの一番安いモデルとは価格が同じ、となると・・・やはり迷ってしまうのが正直なところですね~(苦笑)
父親も「大きすぎるからSクラスはなぁ~」って言ってたんですけども、いざSクラスを実際に見てみると・・・やはりSクラスのボディは風格があるんですよね~ そらそうですよ、一番大きなボディなんですから。装備もやはり、Eクラスよりもワンランク上。
となると、3500ccのエンジンを載せた、大きなボディのSクラスメルセデス・・・大いに父親は気になってしまったようです(^_^;)
しかしまぁ実際問題として、実家周辺の狭い道、特に自宅にアプローチするための曲がり角や、ガレージへのアプローチでの切り返し・・・セルシオよりもさらに大きくなるSクラスのメルセデスで果たして車庫入れができるのかどうか・・・そういう問題もあるんですよね(汗)
そこはすかさずセールスマン、「実際にSクラスをご自宅までお持ちして駐車場に入れてみましょう」という答え(^_^;)
そのへんはさすがにそつがないですね。まぁそれは父親は「まだええよ~」と断ってましたけどね(苦笑)
さてさて、私の感触としては「今度はホントに買うかも」っていうものを持ってるんですけど・・・さてさてどうなりますやら(^_^;)
ホントにメルセデスを買っちゃうのか、それともやっぱりや~めた、なのか(爆)
まだ分かりませんけども、ね(^_^;)
さてさて最後になりましたけども、画像はショウルームを出るときにもらった「おみやげの粗品」。
ボールペンかな、って思ったら・・・ペンではなく
「ペンケース」(爆)これなんと
天然牛革
なんですよ(爆汗)
いちおう「リサイクルレザー」って書いてましたけど・・・リサイクルレザーってなんでしょ?(^_^;)
とりあえず「中国製」とはなってましたけどね(核爆)
レクサスとはまたひと味もふた味も違った高級車、なにかと日本では・・いや外国でもかな(^_^;)、メルセデスっていうと
「ベンツ」と呼ばれて一種特別な目で見られる「特殊な人種の乗る特殊なクルマ」っていう面がありますけども・・・やっぱり「元祖・高級車」ですよね(^^) ここまで世界中で受け入れられる理由はちゃんとあるんだな~っていうのを感じました。
見てくれの豪華さだとか、至れり尽くせりの便利機能だとかではなく、あくまで
クルマとして何が大切なのか
走る・曲がる・止まる こそがクルマ本来の性能
ということが、ちょこっと乗っただけでも片鱗が見える・・・やっぱりメルセデスってスゴいクルマを作るんだな、って思っちゃいました(^_^;)
さてさて、私以上にあ~でもないこ~でもないと悩んでいる父親のクルマ選びはどこへ逝くのやら(苦笑) 個人的には今後に期待! です(^^)