5年前の月9ドラマ 「いつ恋」 に心が完全占拠されてしまう

4月末から先週まで、フジテレビで通称"いつ恋"「いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう」が深夜枠で放送されていました。(関東ローカルですが)

2016年1〜3月にに放送された全10話の月9ドラマです。
ボケーッと深夜番組のチャンネルを変えていたところ、ちょうど第3話 最後の印象的なシーンに偶然鉢合わせし、それから見るようになりました。
(ワタシ普段ドラマは全く見ないのですが、数年に1回こんなタイミングが訪れます)

本作をご存じの方は、1〜3話を逃したら結構致命的な事が分かると思いますけど...
各キャストの背景(影の部分)が分からぬまま、想像しつつもエンディング迄観てしまいました。

あまりにモヤモヤしたせいで、結局FODに加入してしまい、その後2往復も全10話を見直してしまうという... (爆


主人公の音(有村架純)と練(高良健吾)の2人を中心としながら、彼らを取り巻く4人の男女の想いが複雑に絡み合いながら物語が進んでいくんですが...
実の父母のいない田舎育ちの裕福でない2人が、心が優しすぎるが故に東京の他で周りに傷付けられながら、自らの本当の気持ちを押し殺して健気に生きていく姿、本当の恋の叶わなさが切なくて。

ワタシには両親がいますが
限界集落のような田舎から戻らない覚悟を持って出てきた事もあって、自身の若い頃を投影し、何ともいえない強い共感を覚えました。


室内で動きのない会話だけで15分とか、それで背景から描写から何まで想像させてしまうというのは本当に素晴らしい。
こういう良質なドラマを偶然でも見つける事が出来て、本当に良かったなぁと思った次第

ちなみに、また数年はドラマを見なくなると思いますけど...
未だ、エンディング曲「明日への手紙 (手嶌葵)」の脳内再生が止まらないKakunzoです。