2021年03月20日
先日の月曜日、娘たちは学校、嫁も日勤でいなかったので、久しぶりに一人で実家へ帰ることにしたの。前回のブログには、最近よく考えてた自分が子ども達を思う親心をつづったけど、自分の親も当時同じような気持ちだったのかもしれないと思った時に、何だか急に会いたくなって。
親だから知ってること
親だからわかること
自分自身が親になってわかるのは、物心がつく前の記憶って自分自身は覚えてなくても、きっと親は覚えてて、親目線での思い出がたくさん残っているはずなんだよね。そんな思い出話を聞けたら嬉しいなぁって思ったの。
久しぶりに会う「お母さん」は、いつもと変わらずニコニコしていて、お互いの近況報告が尽きなくて。そんな中、「片づけをしていたら、出てきたの」って、嬉しそうに奥の部屋から自分が卒園の時に書いた作文を出してきました。「S61年3月」と書かれた表紙をめくると、たくさんの幼顔の子ども達が写った写真とともに、自分が書いた将来の夢やお父さん・お母さんへの感謝の言葉が、たどたどしい字で書かれてたの。
その後も幼かった頃の写真を収めたアルバムを出してきて、思い出話を語ってくれたり、お昼ご飯もゴン太が好きなものだったり、何にも言わなくてもちゃんとわかってくれてて嬉しかったな。それに今日ここに来た目的が見透かされていたようで、心底驚いちゃった。
家を出て結婚し、父親として、また一家の主として日々子育てや仕事を頑張ってるけど、ここに来るとあの頃のように「子ども扱い」されてるようで嬉しかったし、まだまだ甘えられる場所があることが素直に嬉しかった。あと何回こうして元気な姿で会えるのかと思うと胸が苦しくなるし、今日はあまり聞けなかったけど、元気なうちにゴン太が覚えていない思い出話をたくさん聞かなくちゃね。
帰り道、ゴン太の姿が見えなくなるまで、ずっと見届けてくれたお母さんの姿をミラー越しに見ながら、母親の深い愛情を感じることができた素敵な一日でした。
Posted at 2021/03/20 18:15:15 | |
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こどもの話 | 暮らし/家族
2021年03月08日
単身赴任が始まって早半年、この生活にも慣れたけど、やっぱり一人は寂しいなぁ。とは言ってもシフトが終われば休日に入るので、その都度帰宅してるんだけどね。
毎日仕事を終え、家に帰れば子ども達がいて、みんなで夕飯を囲んで一緒に食べて。自宅通勤の時は当たり前だったこの生活も、今は当たり前じゃなくなって、ふと思うのは家族と過ごす時間の尊さ。この尊さに、どうしてもっと早く気づけなかったのだろうって。
だけど、ずっと一緒にいるとそれがわからなくて、週末は趣味の時間を優先したくて、一人で出かけることも多くて。当時は仕事のストレスを発散するために、どうしても必要な時間だったし、家にいてもブログを書いたり、ネットをしたり、子ども達に「一緒に遊ぼう?」って誘われても面倒くさくて断ったり。今思えば、子ども達ともっと遊んであげればよかったなぁって思うんだよね。
今は仕事を終え、毎日誰もいない部屋に戻り、一人で夕飯を食べて、テレビを見たり、ネットをしたり。あんなに欲しかった一人の時間だったのに、これっぽっちも楽しくない。この時初めて気づいたの。家族と過ごす何気ない時間が、実はとても尊かったということを。
それからかな?可能な限り家族と過ごす時間を大切にしようと思ったのは。子ども達のたくさんの笑顔を写真に収め、子ども達に寂しい思いをさせまいと、なるべく一緒に過ごすようになったの。帰宅したら一人の時間なんて、どうでもいいぐらいに。
「お父さん、公園行こうよ!」
「お父さん、一緒に遊ぼうよ!」
「お父さん、あのね…」、「お父さん、それでね…」
あんなに小さかった娘たちも、もうすぐ中学2年生と小学5年生になるの。最後に抱っこした日、最後に手をつないだ日、その時はそれが最後になるとは思わず、思い返したときに初めてあれが最後だったと気づくの。だからまだ手をつないできてくれる下の娘の手をつなぎながら、「これが最後になるのかも」って思うと、つないだ手を離したくなくなるんだよね。
毎日少しずつできることが増え、独り立ちの準備をしている姿は、嬉しさと寂しさが入り混じった、言葉では表せない何とも言えない気持ち。子どもの成長って本当に早くて、子どもが「子ども」である時間って本当に短いから、今のこの時を大切にして、父親としての責務を全うしたいと思ってる。
この単身赴任は、いつか必ずやってくる娘たちの親離れ、親たちの子離れの準備なのかな?家族4人で過ごせる時間が、あとどれだけ残されているのかわからないけど、子ども達が大人になったときに、いい思い出だったと言ってもらえるような家族時間でありたいと思うのです。
そして今まだ小さなお子さんを育てているお父さんには、子ども達ともっともっと遊んであげてほしいなって思います。子どもと過ごす時間にも、必ず終わりの時がやってくるし、趣味の時間なんて、後からいくらでもあるのだから…。
Posted at 2021/03/08 11:53:23 | |
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