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僕の実家がある石川県七尾市。２０２４年１月１日１６時１０分頃、ご存じのように震度７の大地震が街を襲いました。街の様子については報道のとおりです。

実家への帰省を翌日に控えた当日は、朝から天気もよかったので、久しぶりに３２に乗りたいと思い、それまで整備の準備でウマをかけた状態だった３２を数週間ぶりに路面へと着地させました。時間は１３時過ぎ、そしてそのまま久ぶりに海王丸パークへ。

元旦だというのにそれらしい車は一台もおらず、いつものようにコンビニで購入したコーヒーを飲みながらのんびりしていました。そして偶然後からやってきた友人とそのまま談笑していた時でした。

けたたましい音とともに緊急地震速報が鳴ったと思ったら、到底立っていられないほどの揺れが僕たちを襲い、直後に津波警報が。


逃げなきゃ！！


３２のエンジンを慌ててかけ、海から少しでも離れようと３２を走らせました。しかし道中の遮断機が誤作動で通行不可、脇道に入るも目の前でドーッとあふれ出している泥、液状化現象を目の当たりにし、道も狭くバンパーを擦る覚悟で慌ててＵターンし、別のルートで自宅を目指しました。だけど、液状化で迂回する道路は限られたルートしか通れず、主要な道路は大渋滞し、我先にと急ぐドライバーたち。いつ事故が起きてもおかしくないような状況と、いつ来るかわからない津波への恐怖。


もしかしたら、このまま津波に飲まれて死ぬのかもしれないな。

家族にも会えず、このまま死ぬのかもしれないな。


渋滞で車が動かない中、東日本大震災の津波映像がフラッシュバックし、命の危険を感じた瞬間でした。どこまでも続く渋滞に巻き込まれたものの、幸い多少の土地勘があったので、脇道を通りながらなんとか渋滞を回避し、無事に帰宅。家族の無事を確認し、ホッとした瞬間でした。

しかし止まない余震が続く中、職場からの緊急呼び出し。仕事柄、地域の安全と安心を守らなくちゃならないため、強い使命感を持ったまま家族を残して職場へ行き、同僚たちと力を合わせ職務を遂行。そして帰宅したのが午前３時前でした。

朝、嫁さんと子ども達を自宅に残し、単身で七尾市にある実家を目指しました。実家にいる父母と実家の被害状況が気になって仕方なかったから。いつも通る能越道は全線通行止め、海沿いの道も途中まで行くも通行止めで、やむなくＵターン。隣町の羽咋市経由で七尾市へと向かうも羽咋市に入った途端道路は大渋滞で、すれ違う車は泥にまみれていたり、窓ガラスがなかったり。

いつもなら１時間半ほどで行ける実家への道。しかし所々隆起していたり、ひび割れていたりしたため、４時間ほどかけて帰省し、そのまま父母と同じ市内の住む妹とその子ども達を連れて富山の自宅へ避難しました。七尾市の断水は長期化しそうな感じで、トイレも使えなければお風呂にも入れず、生活をするにはあまりにも酷な状態。今現在も復旧の目途はたっておらず、自宅で避難生活を共にしています。

幸い自宅も家族もみな無事で、実家は少々被害があったものの、全員無事で何より。そして大切な３２も傷つけずに無事に帰宅でき、本当によかったと思います。

地震後にたくさんの友人から安否の連絡や支援の申し出もあり、本当に感謝しています。この先どうなるかわかりませんが、家族の安全を最優先に、避難している父母や妹たちと力を合わせ、この局面を乗り越えていきたいと思います。

みんカラはこのような状態なので、しばらくお休みします。また落ち着いたらお話したいと思います。