いすゞジェミニは「ホンダ・ドマーニ」

1990年のバブル景気に乗って、いすゞはGM向けに造ったピアッツアとジェミニは販売が低迷。
さらにいすゞは拡大路線まっしぐらでした。

しかし、バブル崩壊。
こうなるといすゞは急激に業績が悪化。
販売不振のピアッツアとジェミニは、1993年に生産と販売が停止します。
しかも、次期ジェミニの独自開発は停止。

1993年4月に、いすゞはホンダと相互OEM供給に同意。
ビッグホーンとミューをホンダへ。
ドマーニを供給してもらいます。
4代目ジェミニとなりました。

D15B型　直列4気筒 SOHC VTEC
排気量：1493cc
最高出力：130PS/6800rpm
最大トルク：14.1kgf·m/5200rpm

ZC型　直列4気筒 SOHC VTEC
排気量：1590cc
最高出力：120PS/6300rpm
最大トルク：14.5kgf·m/3000rpm

従来から使用していたいすゞユーザー向けに設定された4代目ジェミニ。
4ドアセダンだけでしたがさほど問題にはならず。
ドマーニは高級仕立てでしたので、比較的順調な販売状況でした。

ただ、ディーゼルエンジンがないことが不評でした。
対策としてリーンバーンエンジンを設定しました。

D15B型　直列4気筒 SOHC VTEC-E
排気量：1493cc
最高出力：94PS/5500rpm
最大トルク：13.4kgf·m/4500rpm

ドマーニがモデルチェンジされる1997年まで販売は続けられました。