2011年11月28日にCR-Vがモデルチェンジして販売開始となりました。
今回で4代目。
CR-Vは「Comfortable Runabout Vehicle(コンフォータブル・ランアバウト・ビークル)」の略称。
初代CR-V発売前、ホンダには4WD用のシャシもトラック用の手ごろなシャシもありませんでした。
つまり、本格クロカンを作りたくても作れない。
でも、市場はクロカンブームに沸いてました。
そこで初代CR-Vは、当時のシビックのシャシを使ってます。
手ごろな価格で都会向けSUVとしてデビューしたんですね。
当時、ホンダが謳っていた「クリエイティブ・ムーバー」の第2弾として1995年10月に登場しました。
(第1弾はオデッセイ)
全長4480mm×全幅1750mm×全高1710mm
エンジンはZC型の流れを汲むB20B。
エンジンが極めてコンパクトで、当時として燃費も良かったです。
ホンダの中核を担うエンジンでした。
B20B
最高出力 150ps/6300rpm
最大トルク 18.8kg・m/4500rpm
車両重量 1370~1380kg (2WD・4AT)
1420~1430kg (4WD・4AT)
10.15モード 11.6km/L (2WD・4AT)
12.0km/L (4WD・4AT)
初代は販売も絶好調!
海外からのオファーもあって海外への輸出も始まりました。
2001年9月、2代目へ。
全長4360mm×全幅1780mm×全高1710mm
スタイルは極めてキープコンセプト。
「2世代で1つのコンセプトを完結させる」というのが、このころからのホンダ流でした。
エンジンはB型から新世代のK型へ変更。
K20A
最高出力 158ps/6500rpm
最大トルク 19.4kg・m/4000rpm
車両重量 1410~1420kg (2WD・4AT)
1430~1460kg (4WD・4AT)
10.15モード 13.4km/L (2WD・4AT)
10.15モード 13.0km/L (4WD・4AT)
10.15モード燃費は新型エンジンもあって向上しました。
2004年9月にマイナーチェンジ。
当時、海外向けに搭載されていたK24A型へエンジンが変更になりました。
K24A
最高出力 160ps/6500rpm
最大トルク 22.4kg・m/4000rpm
車両重量 1450kg (2WD・5AT)
1500~1520kg (4WD・5AT)
10.15モード 12.0km/L (2WD・5AT)
10.15モード 11.0km/L (4WD・5AT)
エンジンスペックは向上。
より低回転でパワーを発生するようになりました。
が…10.15モード燃費は大幅に悪くなってしまいました。
そして3代目。
コンパクトSUVからミディアムSUVへシフトしました。
ただ…日本で使用するにはちと大きすぎるサイズになってしまいました。
全長4565mm×全幅1820mm×全高1690mm
エンジンはK24Aを改良して使用。
K24A
最高出力 170ps/5800rpm
最大トルク 22.4kg・m/4200rpm
車両重量 1480~1510kg (2WD・4AT)
1530~1570kg (4WD・4AT)
10.15モード 12.2km/L (2WD・4AT)
10.15モード 11.6km/L (4WD・4AT)
燃費は見るべきものはありませんね。
日本市場では売れ行きが激減しましたが、海外市場では絶好調!
シビック・アコードに次ぐホンダの販売の柱となりました。
そして今回の4代目。
やっぱしデカイいんですねぇ。
全長4535mm×全幅1820mm×全高1685mm
エンジンは新型のR型。さらにCVTが採用されました。
エンジンは2WDが2000ccと、4WDが2400ccと組み合わされます。
R20A
最高出力 150ps/6200rpm
最大トルク 19.5kg・m/4300rpm
車両重量 1460kg
10.15モード 15.4km/L (2WD・CVT)
K24A
最高出力 190ps/7000rpm
最大トルク 22.6kg・m/4400rpm
車両重量 1540kg
10.15モード 12.2km/L (4WD・CVT)
新型エンジンとCVTは一気にレベルアップしました。
燃費性能はクラストップ!
でも、これで日本市場で売れるんでしょうか…
やはり海外重視でボディサイズが拡大したのが痛いです。
初代のようなCR-Vはもう返ってこないんでしょうか。
Posted at 2011/12/07 08:09:28 | |
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