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ホンダは、CR-V・インサイト・シビック・レジェンドのリコールを届け出ました。

リコール内容
低圧燃料ポンプのインペラ（樹脂製羽根車）において、成形条件が不適切なため、樹脂密度が低くなって、燃料により膨潤して変形することがあります。
そのため、インペラがポンプカバーと接触して燃料ポンプが作動不良となり、最悪の場合、走行中エンストに至るおそれがあります。

燃料ポンプは重要なパーツですので、リコールは厳しいですね。

改善措置
低圧燃料ポンプを対策品と交換する。

不具合は21件発生しています。

リコール対象　2018年6月4日～2019年6月28日生産
CR-V　7601台 (1.5L直噴ターボ・2Lハイブリッド合算)
インサイト　　　2878台
シビックセダン　1427台
レジェンド　　　521台
　計12427台

低圧燃料ポンプって共用パーツだと思うんですが、意外と台数が少ない。
あまり販売台数が多くない車種ばかりだったのが幸いしたんでしょうか。

MAZDA2に特別仕様車「SMART EDITION」が追加になりました。
1500㏄ガソリン・6ATのみです。

2019年7月18日にマイナーチェンジをして、デミオからMAZDA2になりました。
意外と大きいマイナーチェンジでした。
しかし販売台数は伸びてなくて、現状維持。

マツダは1～3月で200億円の赤字です。
コンパクトカーのMAZDA2は販売台数を稼ぎたいところでしょう。

15S SMART EDITION　特別装備
リヤダークガラス
6:4分割リヤシート
アドバンストキーレスエントリーシステム
フルオートエアコン
スーパーUVカットガラス（フロントドア）
IRカットガラス（フロントガラス/フロントドア）
シャークフィンアンテナ
360°ビュー・モニター

15S PROACTIVE SMART EDITION　特別装備
スマート・ブレーキ・サポート（SBS）
マツダ・レーダー・クルーズ・コントロール（MRCC）
レーンキープ・アシスト・システム（LAS）
アダプティブ・LED・ヘッドライト（ALH）
シャークフィンアンテナ
360°ビュー・モニター

価格
15S SMART EDITION
[FF]159万8000円 / [4WD]180万7000円

15S PROACTIVE SMART EDITION
[FF]179万8000円 / [4WD]200万7000円

ベースとなったグレード
15S
[FF]154万4400円 / [4WD]174万9600円

15S PROACTIVE
[FF]166万3200円/ [4WD]186万8400円

装備の充実がメインの「15S SMART EDITION」は値上がり約5万円と少なめ。
安全装備充実の「15S PROACTIVE SMART EDITION」は13万円アップ！
もうちょっと値上げ幅を小さくしてほしかったですね。
MAZDA2は車両価格が低いので、値上げ幅が大きく感じてしまいます…。

ホンダのハイブリッドセダン「インサイト」がマイナーチェンジと追加です。

現行インサイトは2018年12月に登場しました。
2019年11月まで、1年間の販売台数は8989台。
月に750台。
月間販売目標台数は1000台なんですが…。

はっきり言えば売れてません。
同じハイブリッドセダンのカムリは、同じ期間に1万9000台販売しています。

で、今回のマイナーチェンジ
〇最上級グレード「EX」に新グレード「EX・PRIME STYLE」を追加
　専用フロントグリル（ダーククロームメッキ）
　スポイラーレストランクリッド
　17インチ アルミホイール（グレークリア塗装）
　専用インテリア（アイボリー×グリーン）

〇上級グレード「EX・BLACK STYLE」の専用装備を進化
　アルミホイール18インチ化
　ステンレス製スポーツペダル
　エクステリアカラーに合わせたステッチ

価格
LX：335万5000円
EX：356万4000円（レザーシート仕様：372万9000円）
EX・プライムスタイル：368万5000円
EX・ブラックスタイル：372万9000円

インサイトとカムリって価格帯がほぼ同じ。
ということで比べられてしまいますよね。

インサイト　車重1370～1410kg
　排気量1496㏄
　最高出力　109ps/6000rpm
　最大トルク　13.7kgf.m/5000rpm
インサイト　モーター
　最高出力　131ps
　最大トルク　27.2kgf.m

カムリ　車重1550～1600kg　
　排気量2487㏄　
　最高出力　178ps/5700rpm
　最大トルク　22.5kgf.m/3600～5200rpm
カムリ　モーター
　最高出力　120ps
　最大トルク　20.6kgf.m

カムリのほうがインサイトより排気量が大きくて、車重も重い。
インサイトよりカムリのほうが高級車なんです。
でも、販売価格はあんまり変わらない。
ここがネックのような気がします。

上級グレード追加するより、ローグレードを拡充して価格を下げないと…。
このままじゃ、インサイトも消えてしまいます。

トヨタ・コースターはマイクロバスです。
今回追加になったのはトップグレード「PREMIUM CABIN」。
6月1日発売開始です。

コースターのロングボディは、24人乗りか29人乗りです。
シートは6列。
よくあるマイクロバスのシート数ですね。

従来から設定されているグレードは3つ（EX/GX/LX）

EX　944万1300円　6ATのみ　シート生地:トリコット（上級）＋合成皮革
GX　785万1800円　6AT/5MT　シート生地:トリコット（上級）
LX　702万1300円　6AT/5MT　シート生地:トリコット（標準）＋合成皮革

そしてPREMIUM CABIN
1029万4000円　 6ATのみ　シート生地:トブランノーブ(スエード調)+合成皮革
シートは5列！21人乗り！

そうです、PREMIUM CABINはシート数を減らしているんです。
乗車できる人は減りますけど、足元は広いというわけ。



しかもカーペットが敷いてあります。
これはコースター初。

マイクロバスにも質を求める層があるということでしょうか。

シビックセダンが2020年8月、グレイスは2020年7月に生産終了です。

シビックはセダンだけが日本生産（寄居工場）。
ハッチバックとタイプRはUK生産でした。



シビックセダンのために、寄居工場にラインを作っているんです。
大きな投資をして。
それなのに、3年（2017年9月登場）で終了とは…。

マツダ3・カローラ・インプレッサというライバルを凌駕するポイントが見えなかったです。

グレイスは2014年12月に登場しました。
海外市場で販売されていた「シティ」がベースです。
シティはアジアを中心に55カ国で販売されるグローバルカー。



ホンダは、シティをそのまま日本へ持ってきたわけではありません。
シティはガソリンエンジンのみ。ガソリンタンクはリヤアスクル上です。
これは海外で生産するためのパッケージ。
しかし、グレースはほぼハイブリッド。センタータンクレイアウトです。
生産は日本（寄居工場）。

シティとほぼ同じスタイルなのに、グレイスの中身はベツモノでした。
お金かけていたんです。

ホンダは、シビックセダンとグレイスの生産のためにコストをかけていたんです。
販売台数が伸びないまま無念の撤退でしょう。

寄居工場は、シビックセダンとグレイスが終了しますので…
残るはCR-V・インサイト・ヴェゼル・フリード。