2023年12月03日
地鎮祭
ウチの息子のウリ坊が
家を建てる事になりました。
前から家を建てたいと話は聞いていました。
周囲からは本家(てうてう家)があるのに?長男なのに、分家?
今は核家族化が進み、親と同居する家ばかりではありませんね。
その家の置かれている環境や家族構成など色々な状況があると思います。
私のような田舎では長男はその家を受け継ぎ、代々守っていく・・
というような一種の「暗黙の了解」みたいな事があります。
勿論、私もそうですし、てうてう家の5代目当主となるウリ坊もそうであって欲しいのが心のどこかにありました。
てうてう1家は私と家内と2人の子供達という家族構成でありましたが、子供達2人は結婚しそれぞれ所帯を持ち暮らしております。
ウリ坊は隣の市に住んでおり、お嬢は同じ市内であり2人共時々顔を見せてくれます。
長男のウリ坊ですが、前から「家を建てたい」という話をしていて
どうするのかな?と思っていたところ「田んぼに家を建てる、だから田んぼを埋めたい」
同じ町内でウチから歩いて直ぐの距離
私達夫婦で話し合った結果「いいよ」と快諾
何処かで土地を買い、そして住宅を建てる・・少し離れた場所に何区画か新しく造成し建設ラッシュの場所があるのですが、上・下(建物・土地)の両方となればウリ坊も大変だろう。
次に、初めてのコミュニティに入る訳でありますから、
隣人がヾ(°∇°*) オイオイな人だったり
何かと問題があった場合はとても困るだろう。
ならば・・私の目の届く所で、周囲の人もみんな顔馴染みならそういった苦労も無くなるのではないか?
てうてう家の本家筋は数年前まで建設会社を営んでおりました。
従業員も多い時で20名弱の方が居て、社長が亡くなってから暫くは継続しておりましたが、職人さん(大工・左官)も高齢化が進み会社を閉める事になったのです。
当然ウチの家も身内である本家の工務店で建ててもらいました、こういった流れで行くと、ウリ坊も・・という事になりそうですが、会社は過去のものでありますので、ヨソの住宅メーカーに依頼したようです。
本家のおばちゃん「てうてう1くん、息子が家を建てるんてなぁ~」
私「そ~なんよ。おっちゃんに頼みたかったわぁ」
本家のおばちゃん「ウチが未だありゃーな建ててあげれるんじゃけどなぁ」(笑)
私「ヨソで建てるんよ。おばちゃんゴメンよぉ~」
本家のおばちゃん「ええよええよ、今流行りの家ならプレカットで早ぅ建てれる」
私「そーよなぁ」
ウリ坊の方は直ぐに私からOKが出ると思っていなかったようで少し驚く
Σ(゚Д゚;o)
今迄、田畑であった土地に家を建てますからその土地の神様の了承を頂かなくてはいけませんね。本家の工務店は地鎮祭をやってくれました。(身内ですから)
本来は、地鎮祭は建設会社が行うものではなく、その土地の所有者や施主が行うものであります。(その施工会社によりけり)
未だ所有者は私であり、家内と私も地鎮祭に出席します。ウチの所有する山へ行き適度な長さの笹を切り出して来ました。長机は公民館の物を使い、パイプ椅子とテントは私の私物で賄います。
祭壇にお供え品の海の物・山の物・洗米・塩などは禰宜さんに用意して頂きましたので助かりました(*^。^*)
ウリ坊はお供えする清酒の事(奉献の文字と施主の名前が書かれた箱入りのお酒)に気付いてなく、私が老婆心から買い求めておいたのが幸いしました(笑)
今は地鎮祭そのものを簡略化したり、祭事を行わない人も居るようですが
私としてはきっちりとした事をすべきと考えます。
という事でしきたり通り、11月23日に「地鎮祭」を執り行いました。
神社へ依頼して祭事を執り行う「禰宜」さんに来て頂きました。
ココは市街化区域ではなく調整区域ですので、本来なら家を建てる事は出来ません(という事になっている)
市役所も開発許可を出せれません(という事になっている)
申請から暫くして(私の知らないところで色々と問題が浮上した)
手を回し・・いいえ!問題を解決しながら・・
開発許可が下り、造成の運びとなりました。
分家住宅
私も家内もいつかは最期を迎え居なくなります。
この家も本家としてウリ坊に守ってもらわなくてはなりません。
2軒の家を維持していくのは重荷ではあります。
勿論、付随する庭の維持・管理は更に彼を悩ませると思いますが、これ等を全て踏まえた上での私の了承という訳です。
師走に入り工事が始まります。
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Posted at
2023/12/03 08:52:22
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