宮城県の南三陸町の避難所でボランティア活動したブログはこちら↓
スーパークロスへの道-5:(番外編)なぜガイガーカウンターを持っているのか?
さて、今日は朝から 発電機、その他の災害備品のチェックの開始です。
【インバーター発電機の動作チェック】
モトクロスのレース時代は、
レース遠征先でしょっちゅう使っていた発電機ですが、
今ではほとんど発電機を使うことはありません。
なので、あまりに使わないと、
キャブ内のフロート室に溜まっているガソリンが腐ってしまうので
毎年、3.11のこの日に使って、フロート室のガソリンを消費するようにしています。
この発電機、いろいろ ちょっとした工夫をしていますので、ご紹介します。
#発電機はインバーター発電機です。
疑似サインカーブの安価な発電機は、携帯を充電すると携帯側が壊れる場合があるので、インバーター発電機を使ってます。
#発電機は 余ったスケボーの上に、車輪を変えて載せてます。
発電機は15kgもあるので、手で運ぶと腰が大変です。
#ガソリンの携行缶は 昔からオール・ステンレス製のモノを使ってます。
赤い鉄製の安価な携行缶は、
古くなって、鉄が錆びて、赤い塗装の塗料層が浮いてくると、
赤い塗料のカケラ→ 補給ホースに付着→
給油の際にこの補給ホースから赤い塗料のカケラがガソリンに混じる
→レースエンジンや小排気量エンジンの小さい径のパイロットジェットに詰まって、エンジンが不調になる。。。
ということを実際に経験しているので、
ガソリンの携行缶は昔からオールステンレス製のモノを使ってます。
ガソリンは レギュラーガソリンは長期保管するとスカム(ワニス状の析出物)が出るので、
ハイオクを使ってます。
#発電機の操作法を直接 発電機のボディーに書いている。
ボクは操作法は理解してますが、ボクがいない際は 家族の誰かが操作します。
発電機には 冷間から 長期不使用の状態から リコイルスターターで動かすため、
いろんな手順を踏んで 初めてエンジンを始動するので、
マニュアル探さなくても、本体見れば 順番に手順がわかるように、
マジックで 手順の順番の番号を振って 手順を書き込んでます。↓
↑①の表記から順番に操作していけば、エンジンがかけられます。
#初爆が起こりやすように、ブレーキクリーナーの吹き込み穴を、エンジンのエア・クリーナーカバーに小さな穴を空けてある。↓ これ大事!!
長期間、使ってない発電機のエンジンは、重いリコイルスターターを引いても、
なっかなっかかかりません。 これだけで 筋肉痛になります。
初爆が起こりやすくなるように、ブレーキクリーナーの吹き込み穴を、
エンジンのエア・クリーナーカバーに小さな穴を空けてあります。↓

↑キャブレター手前のエアクリーナーにカバー越しに、この小さな穴から直接ブレーキクリーナーをスプレーしてやると、
一回のリコイル・クランキングで初爆が起こります。
ちなみに K's一家は ワイフや娘も含めて、リコイル・スタートが自分で出来るように練習済みですが、
娘はモトクロッサーでクランキングに慣れているので、
ロープをちょっと引いて、圧縮上死点を探してからリコイルしてエンジンをかけることに慣れていますが、
ワイフは キャブ・クリーナーを吹き込まないとかけることは出来ません。
そんなワイフですが、キャブ・クリーナーを吹き込めば エンジンをかけることは出来ます。
さて、発電機に溜まったホコリを掃除して、エンジンをかけて
高圧洗浄機を動かして 負荷テストです。
↑問題ないことを確認して、発電機の動作チェックは終了。。。
なお、ケルヒャーの高圧洗浄機は 水道水の接続がなくても、
自吸式で貯めたバケツの水も使うことが出来ます。
(バケツの水は 少し、高い位置に置く必要はありますが。。。)
【CX-5の100V電源動作チェック】
CX-5には DIYで100V電源を組み込んでいます。↓
↑上の写真の拡大↓
コンセント上側はバッテリーの電圧(12V)、コンセント下側の表示パネルは、100Vインバーターの消費電力(w)を表示しています。なので、大容量のインバーターを使っても、車のメインバッテリーの電圧が下がりすぎないように数字で確認も出来ます。
肘掛け背面の100Vコンセントから 高圧洗車機の電源を取り、動作チェックです。
【ガイガーカウンターの充電】
車の中にはハンディーのガイガーカウンター(ガンマ線測定器)を積んでいます。
なぜ、ガイガーカウンターを持っているかはこちら↓
再充電して、今日の放射線量を測定します。
↑今日の放射線量は0.05~0.09μSv/hで、 ごく標準的な自然放射線量レベルでした。
なお、福島原発の水素爆発の2週間後に 放射性物質のホコリが東京に流れてきた時は
K'sの自宅周辺も 通常の3倍位の放射線量になったし、
震災直後のボランティアに向かうために東北自動車道を走っていた時には
福島西インター付近では通常の10倍以上の線量が検出され、
車の中で、ガイガーカウンターの警報が鳴り出したときにはびっくりしました。。。
【放射線防止の安定化ヨウ素剤と放射性セシウムを体内から除去するプルシアン・ブルーの在庫確認】
なお、安定化ヨウ素剤は 被爆してから飲んでも効果がありません。被爆前に飲む必要があります。
なので、原子力施設に隣接する各自治体(地域防災計画原子力災害対策の指定都市)は
住民票の人口の人数の一日分は確保していますが、
多分、
「配布すれば、パニックになるし、 事前に配布していまうと、2回目の配布が出来ないので、詰め寄る住人で更にパニックになる」ことを恐れて、
自治体が事前に配布することは 事実上出来ないでしょう。
よくあるお役所の
「パニックになるのを懸念して、知らせない。配らない」というやつです。
なお、プルシアン・ブルーは医師の処方が無いと購入出来ないので、
K'sがどうやって入手したかは、ここでは書けません。
【簡易トイレの確認】
何種類かの簡易トイレを持っています。
○キャンピング・カーに積むような、上下2層に分離出来る簡易トイレ。
○ダンボール組み立て式の便座付き簡易トイレ
○ゴミ袋に給水剤が入った簡易トイレ。
震災時(断水時)に一番大事なのはトイレの確保です。公共のトイレは、水が出なくなっても、
「公共のだから、」 、「コンビニのトイレだから、」と みんな 便器の中に山となっていても、
構わず出していくので あっという間に トイレがつまります。
「デノもはれもの、所構わず。。」なので 仕方ないのですが、
トイレの確保は重要ですよ~~!
【飲料水の確認】
ペットボトルは いつも在庫あり。
【家族で一番近い避難場所の確認、一番近い給水所の確認】
家族3人で 一番近い避難場所の確認、一番近い給水所を車で回っての現地確認しました。
○ 一番近い小学校はよく知った○△小学校
○一番近い給水所は 今回初めて家族で現地確認しました。
一般水道が地震で断水した時でも 水源から直接給水ラインを持つ
「応急給水拠点(災害時給水ステーション」です。(東京水道局管轄)
が、しか~し、 我が屋が住む瑞穂町で確保されている給水ステーションは
「六道山公園」に登る道の途中にあり、
道が狭く、普通車2台が離合出来る道幅がありません。
↑ 断水したら、こんな狭い山道にみんなが車で押し寄せたら、大渋滞必至です。
これはいけませんね~~!
瑞穂町役場の関係者の皆様。
このブログを観たら、ぜひ 検討課題の一つとして、認識していただければ ありがたいです。
さて、自宅内の水栓トイレも、 水が断水になれば流すことは出来ません。
もうちょっと暖かくなったら、
雨水をドラム缶に貯めるような、雨樋からバイパス・タンクを 裏庭に作ろうかな??って思ってます。
さてさて、おまけですが、水害で車が水没した時の注意点を下記にアップしています。
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