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2022年10月16日

テールエンダー 番外編

テールエンダー 番外編 少し前、オヤジの拙ブログを読んでいただいている
みん友さんから ステファン・ベロフ選手のことに
触れてほしいとのリクエストをいただきました。。。

うれしいなぁ。。。ありがたいです。。。🙏

1984年のモナコGPは豪雨にみまわれました。。。
この年にF1デビューを果たしたアイルトン・セナは
予選13位から怒涛の追い上げで、レースの中盤には
トップを走るアラン・プロストの背後まで迫ります。。。

そして32周目、レッドフラッグによりスローダウンした
プロストを抜き去り、セナ伝説が始まります。。。

この伝説のレースで、3位フィニッシュを果たしたの、
ティレル012を駆るステファン・ベロフでした。。。



予選は最後尾となる20位。。。しかしスタート後は
セナと同等もしくは上回るのペースで周回を重ね、
赤旗中止前には2位とは13秒差まで迫ります。。。

もしもあのまま最低規定周回数(58周)までレースが
続いていれば、ベロフが優勝していたのでは?と囁かれる
ようになりました。。。もう一つの伝説の始まりです。。。

セナと同じく84年にティレルからF1デビューしたですが、
この当時はターボエンジンへの移行がほぼ終わる中、彼の
所属するティレルは資金不足によりエンジン獲得に失敗し、
自然吸気のV8・コスワースDFYでの参戦となります。。。

ティレル012は非力でしたが、マシンバランスは良く
ベロフは第3戦ベルギーで初入賞となる6位を獲得し、
第4戦サンマリノでも5位と、ルーキーとは思えぬ速さを
魅せていました。。。そして彼の実力が決定的となる
モナコでの3位表彰台。。。

順風満帆に見えた彼のキャリアに不吉な影が射したのが
第8戦デトロイトGP。チームメイトであるマーティン・
ブランドルが殊勲の2位を獲得した後の車検で。。。

マシンの水タンクの中から微量の鉛と炭化水素が検出され
違法な出力アップによるレギュレーション違反となり
最終的にはチームのポイントとリザルトが剥奪されます。。。

いわゆる「84年ティレル水タンク事件」です。。。

翌85年もティレルから参戦。前年の事件によりスポンサーが
激減し資金面で苦しいチームの中で、第2戦ポルトガルでは
アクシデントにより右フロントウイングを失いながら
6位入賞、第6戦デトロイトでは4位と相変わらずの速さを
魅せてくれていました。。。

そして運命の9月1日を迎えます。。。

F1と併せて参戦していた世界耐久選手権第7戦スパ1000kmの
終盤、トップを走るジャッキー・イクスに対し オー・ルージュ
で仕掛けた彼の青いポルシェ956は、イクスのワークス962と
接触しコンクリートウォールにクラッシュ炎上します。。。

享年27才。。。ドイツ人初のワールドチャンピオンと目された
才能豊かで速さを持ったヤングライオンの最期でした。。。

彼はシーズン中に来季のフェラーリチーム移籍を目指し交渉中
でしたが、もしも生きていたらミケーレ・アルボレートと共に
F186のステアリングを握っていたかもしれませんね。。。



少し長くなりましたがKONIさん、こんな感じです。。。😎
ブログ一覧 | オートスポーツ | 日記
Posted at 2022/10/16 09:47:26

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この記事へのコメント

2022年10月16日 9:57
おはようござます。

ステファン・ベロフ。
懐かしいです。

当時の事はよく憶えています。
マシンが962だったら(モノコック構造とロールケージの材質が違う)とか色々と考えた記憶があります。
のちのカーボンモノコックだったら、助かっていたかもですね…。
コメントへの返答
2022年10月17日 6:39
おはようございま〜す♫

ポルシェの956と962は、形はほぼ同じでしたが中身は全く別物でしたね。。。

ベロフのインシデントのついては、250キロ以上でのウォール激突でしたので、状況は厳しかったでしょうね。。。

今でも惜しい才能を失ったと思います。。。
2022年10月16日 10:09
ベロフがF2に乗っていた82年?
私はスピリット/ホンダのヨハンソンを応援していたので、突然出てきて優勝したベロフに驚愕し怖かったです。
それにしても早過ぎる死でした。
コメントへの返答
2022年10月17日 6:46
おはようございま〜す♫

当時の若手の中でも、ベロフは速かったですね。。。

84年のルーキーは豊作で、セナを始めブランドル、ベルガー、ヨハンソンもこの年がデビューだったと記憶しています。。。

そのヨハンソンのフェラーリのシートの座を脅かしたのがベロフでしたね。。。

何か因縁を感じます。。。
2022年10月16日 21:46
こんばんは、ステファン・ベロフ番外編ありがとうございます。

私のF1歴は50年を超えて、ジム・クラークやグラハム・ヒルぐらいから始まっています。
でもステファン・ベロフはポッカリと抜け落ちていました。
当時の仕事の関係で、F1どころではなかったようです。

ホンダF1の第二期も知っていますが、フジTVの中継で実況していた古舘のプロレス実況のノリに反感を覚えて殆ど見ていません。

ステファン・ベロフはレースの駆け引きよりも、人より1秒でも速く走ることに掛けていたようですね。
破滅型の天才と言ったところだったんでしょうか?

今回はありがとうございました。
コメントへの返答
2022年10月17日 6:58
おはようございま〜す♫

誠に拙文で申し訳ございません。。。

クラークやヒルの頃からF1を見てこられたのですね。。。葉巻型F1は私が見始める頃には、ほぼ絶滅していたのですが、今でも興味があります。。。

私も自身の生活でつかず離れずここまで見てきたので、色入りな理由による欠落はよくわかりますね。。。

フジTV中継と古舘さん。。。良くも悪くもブームは作りましたが、文化を残すことはできなかったと思っています。。。
所詮、興行コンテンツの一つとしてしかアプローチしてなかったのが原因でしょうね。。。

ベロフは、度胸もあり速かったですよ。。。今でも残念です。。。

プロフィール

「「花菜さん」でカフェめし http://cvw.jp/b/2458130/48608991/
何シテル?   08/19 07:05
avot-kunです。よろしくお願いします。 子供も大きくなったので、小さな車で良くなり前から狙っていたスイフトRSに乗りかえました。 メカ音痴で形からです...
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