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息子様がある日突然、金属アレルギーに
なったと言いました。。。

腕時計をはめていた所が、ベルト状に
赤くミミズ腫れになるようです。。。

改善しない限り腕時計を身につけることが
できないなんて、可哀想に。。。

じゃあ息子様の時計をオヤジが付けてもいい？
って聞くと、OKとのことです。。。

彼の腕時計はポール・スミス・ウォッチの
クロノグラフ「ディスクアイズ」。。。
裏蓋にフクロウの刻印が入っています。。。

Miyotaのクォーツムーブメント搭載なので、
シチズン製の時計ですね。。。

気に入って着けていたようで、本体やベルトに
傷や皮脂汚れが結構ついていますね。。。
さっそく電池交換とクリーニングを始めます。。。😎

オヤジが映画を観る楽しみの一つに
撮影用小物のチェックがあります。。。

その中でも腕時計は、役柄の持つパーソナリティ
を捉えて表現する、名脇役だと考えています。。。

今回の「トップガン マーヴェリック」では、
チラチラ見えるのですが、どのような時計か
確認できるレベルまでいきませんでした。。。
やはりDVDを買って気になるシーンを止めては
拡大チェックしなければならないのでしょうか。。。

。。。なんて心配することも無く、web上では
もうすでにかなりの情報が載せられています。。。

主人公ミッチェル海軍大佐の腕時計は、

なんと、36年前の前作で身につけていた実物の
ポルシェデザイン オルフィナ（Ref.7176S）。。。

現在はプロデューサーのジェリー・ブラッカイマーが
所有していて、本作制作にあたりトム・クルーズ自身が
「続編を作るには、あの腕時計が必要だ」と、まるで
映画のセリフのように用意させたと書かれています。。。

前作を観た時にトップガンパイロットが何故ポルシェ
デザインなんて、違和感を持ったのを憶いだしました。。。

ポルシェデザインならではのシャープなクロノですね。。。
マーヴェリック が36年以上、しっかりメンテナンスを
重ね、大事に使っていたことが伝わってきますね。。。

そして今回のお相手 ペニー・ベンジャミンの腕には、

ロレックス エクスプローラーⅠ（Ref.1016）。。。
多分ビンテージですね。これイイ。。。ストライク、
直球ど真ん中球速165km、みたいな感じです。。。

カッコいい女の人が、エクスプローラーⅠを着けていると
かなりドキッとするのがよく分かりました。。。

フッフッ、まだまだ続くよ。。。😎

スーパーマンの S マークが好き、

スズキのエンブレムの S マークも好き、

セイコーの昔の S マークはもっと好き、

オヤジより年上、精工舎の

1956年製 スモールセコンド付17石の

ゼンマイを慎重にそっと巻き上げます。。。😎

昨日の腕時計のカスタム？前、
ダイソーMILI WATCH（ミリウォッチ）。。。
100均の中でも高価格帯の500円です。。。

これって、ベトナム戦争の時に米軍が支給した
ディスポ－サブルウォッチ（いわゆる使い捨て時計）
のコピーですね。。。よくできています。。。

戦場で使われる時計は、使用条件が過酷ですぐ壊れ、
正式採用として支給するにはリスクがあったのですが、
米軍は使い捨てにすることにより解決しました。。。

そのためにワンピースのプラスチックケースを採用
（初期のモデルは裏ブタを開けることすらできません）
シンプルで堅牢なムーブメントを搭載しています。

圧倒的な物量。日本が勝てるはずはありません。。。
（ベトナムは勝ちましたけれどね。。。）

元のモデルはBENRUSかTIMEXでしょうね。。。
特徴を良くとらえています。。。ってまんまです😅
裏ブタにはミルスペックぽい刻印まで入っています。。。

サイズは38mm、ムーブメントは国産のSII（セイコー
インスツル）PC21Sクォーツ、電池はSR626SWに
NATOベルト。防水機能はありません（多分風防内に
水滴が入ります）。文字盤と針には蛍光塗料が奢られて
いますが、発光はまぁ値段なりです。

惜しいののはサイズで、本物？は一回り小さい36mm。
このあたりもこだわってほしかったですね。。。
でもこの製品を企画した人には、時計愛を感じます。。。

当時のミルスペックによると、時間の誤差は24時間で
+−1分、それよりも精度は高いはずです。。。😎

これでいろいろ遊べて500円。👏100均恐るべし。。。

あれはいつだったろうか。。。
沖縄にある、軍払い下げ品を扱う店を出たら
松葉杖をついた白人の大男が声をかけてきました。。。

「オマエワ、アメリカグンガ スキナノカ？」なんて
聞いてくるので、半笑いで「イエス、イエス」と答えると
おもむろにポケットの中から時計を取り出してきて。。。

「コレワ、オレガ ベトナムデ ツカッテイタ トケイ」
「アメリカグンガ スキナラ ユズッテヤル」と。。。

げっ押し売り。。。(~_~;)
恐る恐る「ハウマッチ？」と返すと。。。
「イチマンエ〜ン」。。。目が笑っていません。。。

怖くなったので「ディ、ディ、ディスカウント」って
震える声で応えたら、チッ！と舌打ちされて
「ハッセンエ〜ン」と。やっぱり目が笑っていません。。。

そんなステキなエピソードで手に入れたのが、
Benrus（ベンラス）ミルスペック 1970年前後。。。
17石/自動巻　プラスチック製ケース径36mm

傷だらけの風防とケースに、歴戦の跡が見てとれます。。。



なんちゃってね〜。。。ウソで〜す。。。

ダイソーの500円ミリウォッチのあまりの出来の良さに、
ついダメージ加工を加えてしまうオヤジです。。。😎💚