avot-kunのブログ一覧

あまり裕福な家でなかったので
小学5年生で新聞配達を始めました。。。
毎月お給料をもらった後の楽しみが、
雑誌「オートスポーツ」を買う事でした。。。😎

1977年のF1シーズンは、前年ニュルで瀕死の重傷を
負ったニキ・ラウダが完全復活を遂げ、自身2度目と
なるワールドチャンピオンを獲得。。。
名車312T2も安定した速さと信頼性を発揮し、
フェラーリにWタイトルをもたらしました。。。

オヤジにとっては、最終選富士での悲劇により、
たった2年で日本からF1が去ってしまった年として
強く印象に残っています。。。

さて光あるところに影あり。。。
この年のテールエンダーで取り上げたのは、イングランド
のデビッド・パーレイが率いるLEC🇬🇧チームです。。。

冷凍機器メーカーの創業者である父親の支援により
73年マーチでデビュー、74年にはトークンと結果を残せ
なかった彼が、2年の期間を空けてコンストラクター兼
ドライバーとして参戦したのがLECチームです。。。

マシンはLEC CRP1。。。
アルミモノコック＋コスワースDFV＋ヒューランド製
ギヤボックスの3点セットに、流行のスポーツカーノーズ
(後にフェラーリタイプの1枚ウイング)と三角構造のサイド
ポッドを纏わせたボディは、当時の他チームのいいとこ
取りのようなデザインでした。。。

77年は第5戦のスペイン（予選落ち）から参加、ベルギー
13位、スウェーデン14位、フランス（リタイア）を経て
運命の地元イギリスGPを迎えます。。。

シルバーストンでの予備予選中、スロットルの故障により
コーナーを飛び出したマシンは、複数のキャッチフェンスを
なぎ倒し大破、その激しい衝撃により両腕両足を粉砕骨折、
内臓破裂に加え、レスキューが駆けつけた時には心停止状態
で、誰もが彼は助からないと思わせる事故でした。。。

搬送先の医師団の懸命な治療により彼の心臓は再び鼓動を
戻します。。。アクシデントの際に体に受けた衝撃はなんと
「179.8G」。。。これにより彼は「最も大きい重力に耐えた
人間」としてギネスに認定されました。。。なんだかなぁ。

九死に一生を得て79年にレースに復帰し、その年限りで引退、
その後はアクロバット飛行機のパイロットとして活躍します。。。
がっ、85年ウェスト・サセックスでの曲技飛行中、他機と
接触し海に墜落、ついに帰らぬ人となってしまいます。。。

享年40歳、スピードとスリルに魅せられた人生でした。。。



👆ちなみにこの年のビルボード年間No.1です。。。✌️
意味不明なビデオだけれど、ロッド最高😍