前夜からの雨の影響で、路面はウェット状態。
8月のカジオカ耐久で、タイヤのショルダーがガッツリ減った状態のままのタイヤで挑むT&Kプロジェクト。
懐事情により新品タイヤを投入できなかったのですが、フリー走行の時点で、タイヤが全然グリップしなかったことで初っ端から雲行きがアヤシイ。
Part1で書いたとおり、1stドライバーは、のとはとしさん。
全クラス(CT:改造ターボ、NT:ノーマルターボ、CN:改造NA、NN:ノーマルNA)でポイントが高い順にグリッドが決定するため、自チームよりも速いクルマが前に整列しているわけではありません。
#315よりも速いCT・CNクラスのマシンが後ろから猛烈にプッシュしてくるわけだし、前を走るクルマと、極端に引き離されるわけにもいかない。
スターティンググリッドに並ぶマシンを見ると、#315T&Kプロジェクトの周囲には、同じNNクラスの#300正直屋ファースト、#369ピンキーとキラーズ、#339YAR Racing、#330ミヤモKSKなど獲得ポイントが近いチームがズラリ。
NNクラスをトップ独走する#302ナカムラ自工(2号機)は最前列。
どのチームも「一抜けしたい」気持ちなのか、ガチのドライバーがドライバーズシートに座っている。
決勝前、#300のtakatohさんから
「今日は僕が最初に乗りますから、一緒に走りましょう!」と話しかけられましたが、takatohさんの口元は笑っていても、目がギラギラ・・・(汗)
ゲートオープン前、朝方まで「カリオストロの城を観て寝不足・・・」とやる気ないモードを醸し出していた#369のウェットマイスターも、シートに座れば「ヤッたるでぇ~!誰も前を走らさんど!」的なオーラを醸し出している(汗)
そんな猛者たちの中で
ポジションを確立しなければならない第1スティントは、非常に難しい(と私は思っています)。
そのような状況の中、#315T&Kプロジェクトの中では、最も冷静に走ることができる「のとはとしさんが淡々と走る方が、チームにとってよいだろう」というチームオーダーは納得ができます。
ローリングスタートの瞬間を待つ1stドライバーは緊張するでしょうが、後発となった私は、のんびりモード(笑)
コース上でボケぇ~としていると、近づいてきたのは、今シーズン、
何かやらかしてくれる期待度No1との噂がある#371Flendyのバンノさん(笑)。
「今日もブレーキ関係で何かイベントはないの(笑)」とか「コルセット巻いて走るなんてアホでしょ(笑)」と和やかに会話。
こういう緊張感のない時間も楽しいものです。
ちなみに、「KAZUYAさん、今日は走るのやめた方がえぇよ~、腰に悪いよ~」と優しい言葉を何度も放ちながら、不敵な笑みを終始浮かべていたのは#371総統のtoyota党さん(笑)
#371もキャラが立った人が多いです(笑)
決勝レースに話を戻します。
ようやく今年になって
「耐久レースで勝ち残るためには何をすべきか」ということを考えるようになった私は、第1スティントの様子をパドックや1コーナーの土手から観察。
序盤、#315はNNクラスのトップ集団に引き離されることもありましたが、しっかりと食らいついていき、タイムも安定してきたのを確認して安心。
途中、何度かイエローフラッグが出て、レースのペースが変わることがありましたが、やはりあの男は冷静。
トラブルなしで2ndドライバーへバトンタッチ。
第2スティントは、ごんぞーさん。
決勝前はニコニコしていましたが、自分の番が回ってくる時間が近づくにつれ、顔もこわばる。
力士が土俵に上がる前みたいに、頬をパンパンと軽く叩き、気合いを入れる様子を見ると、緊張感がこちらまで伝わってきました。
NAロドを所有していますが、普段の足はL700ミラ。
普段、FFに慣れている者がMRのビートに乗り、同じタイムを刻み続けるのは大変だと思います。
ごんぞーさんの担当時間の最後に、ポツリポツリと雨が降り始めましたが、大崩れすることなく、最後まで走り切ってくれました。
第3スティントは私。
空が真っ黒になり、「雨が降るかも・・・」と思った予想通り・・・というか予想以上の大雨で、出走前にヘビーウェット。
ここで最初の給油を行いました。
ブルーシートで車体を覆いながら給油作業をし、給油後、ドライバーズシートに着座。
はやる気持ちを抑えながら、3分のストップが解除になるときを待ちます。
Part3へ続く。
Posted at 2012/10/29 18:48:37 | |
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