昨日、ちょっとだけ姫路セントラルパークジムカーナ(以下、「姫セン」)に行ってきたことを触れましたが、往復約550kmのトンボ返りは、やっぱりしんどく、今朝は起きるのがかなり辛かったKAZUYAです。
こんにちは。
前回の第3戦は7月7日開催となっていて、第4戦まで随分、インターバルがありました。
そのことを姫センのオフィシャルのある方にお聞きしたところ、「姫センの夏は書き入れ時なので、駐車場もお客さんのために開けておかないといけない。だから夏は使えない。」とのことでした。
競技会場が駐車場だけに、夏の開催は難しいらしいですが、エアコンのないクルマで移動する身としては、酷暑の時期の開催はしんどいですし、実際、オフィシャルの皆さんも大変でしょうから、夏に競技会の開催を避けているのは個人的には賛成です。
姫センのクラス分けは、B1、B2、RTA、RT2、RT3、RT4と別れており、今回はクローズドクラスも開催。
2019姫路セントラルパークジムカーナシリーズ規則書
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http://www8.plala.or.jp/kscc/19himeji_SR.pdf
私が参加したB1クラスは、2輪駆動及び気筒容積1600cc以下の4輪駆動の「スピードB車両」で本規則15条・3に適合した車両となっています。
実際に参加している顔ぶれを見ますと、軽自動車全般と、テンロク以下の普通車となっており、今回でいうと、軽自動車ターボ3台、普通車4台の計7台の戦いとなりました。
このシリーズを戦っている人たちの中には、いわゆる姫センマイスターと呼ばれる人たちもいます。
B1クラスのディフェンディングチャンピオンで、クロスミッションのデミオで参加されているY氏もそのうちの一人。
私の感覚としては、姫センの路面は非常に特殊で、ドライでもかなり路面ミューが低く、どこを走っても滑るという気がするのですが、マイスターたちに言わせると「舗装が何箇所か別れていて、メッチャ滑る場所と引っかかる(変にグリップする)場所がある」とのこと。
「地元走り」という言葉がありますが、コースだと「この縁石は使う、使わない」というようなことがありますが、姫センはフルパイロンジムカーナなので、コースが毎回、変わる分、路面をどこまで知っているかによって走らせ方が変わってくるのだと思います。
前置きが長くなりましたが、B1クラスに参加した軽自動車3台のうち2台は新旧のアルトワークス。
今シーズンの近畿地区B1チャンピオンのGAMMAさんのアルトは、ジムカーナ界では知らない人はいない説明不要の化物。
現行36アルトを駆るMさんのアルトも、既製品ではない自作アイテムも盛り込まれたスペシャルな1台。室内のフロアから生えている杖(油圧サイド)や巨大なエアクリボックスは一見の価値アリ。
GAMMAさんに至っては、レーシングスーツこそ着ていなくても、背中で「無敵」をアピールされていました。
雑魚キャラの私は、スーパーサイヤ人に安易に声をかけてしまうとあっという間にヤラれてしまうので、隠し撮りするのが精一杯でした。
そして、赤い字で書かれた
1091は、今まで倒した人数とのことで、これからもカウントが増えるたびに、アップデートされるらしいです。
車両のバックドアには
最大積載量150kgと書かれていますが、実際は
「最大出力150PS」を隠蔽するために貼っている噂もチラホラ。
その数値(=出力)に憧れ、素人が安易に手を出してもエンジンブローさせてしまう領域を制圧しているところが、流石はロケット団総帥です。
他の普通車4台については、デミオ1台、ヴィッツRS2台、ローバーミニ1台。
デミオのY氏の言葉を借りれば「1.5と軽ターボの戦いやな」ということですが、実のところFF6台(うち1台は四駆改FF)、FR1台という戦いでもありました。
今回のお題(コース)はこちら。
第4戦はクローズドクラス(ライセンスを持っていない、ジムカーナ初心者もOKという位置づけ)も併催ということから、一見するとサイドターンセクションは少な目。
とはいえ、スラロームやハイスピードセクションはありますし、速度を乗せたところから規制パイロンでいやらしくリズムを崩されるところも多く、某オフィシャルによると「コース製作者の性格が出ている(笑)」とのことで、簡単には攻略できないコースでした。
11-12、12-13、14-15のゲートを複数回通過し、16-17のゲートも通過したりしなかったりということで、しっかり覚えていないとミスコースの恐れが多分にある私は、真面目に慣熟歩行を4周歩きました(笑)
姫センは本トライ2本のほか、練習走行が1本あり、その1本でどこまで本トライに向けて調整できるかも重要です。
練習走行では、無難に走りきりましたが、やっぱり路面ミューの非常に低い特殊な路面のために、舵を入れた状態で不用意にアクセルを踏むとクルマの動きが不安定になります。
修正舵は余り入れたくないのですが、唐突にオーバーが出たら終わりなので、姫センを走るときは、まずクルマをまっすぐ走らせることが大変です。
そういう意味でも、姫センの路面は、マシンコントロールにもつながる「探りながらのドライブ」の良い鍛錬になります。
練習走行を終え、いよいよ本トライ開始。
三味線引いて走った人も、忖度で走った人も、ホンマもんのギアを入れて走りにかかります。
本トライについては、後編で。