自動車の ターボは四社で 占めてゐる

自動車用のターボチャージャーは、日米の４社で市場の９割以上を寡占しているそうです。

　・米 ギャレット・システムズ(ハネウェル)
　・米 ボルグワーナー(独KKK+米Schwitzer)
　　　　　(日立はボルグとの合弁を経て事業撤退)
　・三菱重工
　・ＩＨＩ

少し前のデータだとハネウェルのシェアが高かったけど、現在は４社とも20%台で拮抗しているそうな。
欧州から採用が増え始めたダウンサイジングターボの、市場の成長性を見込んで独ボッシュや独コンチネンタルなどの大手自動車部品メーカーも参入しているけど、まだ大きな勢力とはなりきれていないです。
自動車の開発は数年がかりの長期に渡るので、市場シェアに明確な結果として現れるのは、10年くらい先になるでしょうか。

それにしても、日本のメーカーがターボで世界トップレベルとか、隔世の感がありますね。
松本零士先生の「ザ・コックピット」シリーズでは、米のＢ２９がスーパーチャージャー搭載で高度１万メートル以上をゆうゆう飛んでいくのに、量産できなくてターボついてない零戦はそこまで上がるに時間がかかりすぎて迎撃できない、とかの描写がよくありました。


ホンダＦ１参戦第２期のマクラーレン・ホンダが勝ちまくれたのは、ＩＨＩのターボが秀逸だったから、との説もありますが、ホントでしょか?

written by So!@BlackInsight