失言も 魅力に変える カリスマ性

スズキの会長兼任社長の鈴木修氏。
日本の自動車会社で最高齢の社長であり、カリスマ性の非常に高い方です。
ポロっと失言が漏れたりすることもありますが、どこか憎めない雰囲気のお方でもあります。
決算会見でも、相変わらずでした。

「（自分以外の）取締役の最年長者、それから執行役員の最年長者を1名ずつ辞めて頂いて、これから5年間で若返りを図ることにする」
　　──自分が最高齢だけど、やめません。
　2015年5月の決算会見にて、役員の平均年齢が高いとの指摘に対して。


その他の鈴木修語録。

「軽は貧乏人の車だ」
　　──それをあなたが言ってはまずいのでは…
　2013年東京モーターショーにて、ホンダ・ダイハツのスポーツカーを見て。


「かつて人生50年といっていたが、いまの平均寿命は70歳。ならば年齢も7掛けで考えるべきではないか。70歳といっても7掛けすれば49歳。」
　　──それでも、平均寿命を上回っていますよね。


「電気やガスといったエネルギーは有料だが、重力と太陽は無料だ。わざわざコンベヤーを設けなくても、重力で落ちてくるようにすればいい。」
　　──本当にこのような生産ラインが傾斜した工場を作ろうとしたとか。


「自動車メーカーのない国に行けば一位になれる。」
　　──確かに。
　インドに進出した理由について語った言葉。


「コスト、クオリティ、プロダクティビティ。ザッツ・オール！」
　1989年ＧＭとカナダで作った合弁会社のオープニングセレモニーでのスピーチ。
　偉い人たちの長いスピーチの後に一言だけで済ませ、大喝采。


鈴木修社長、長生きして頑張ってください！

written by So!@BlackInsight