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2021年05月30日 イイね!

熊野古道 波が岩切る 鬼ヶ城

熊野古道 波が岩切る 鬼ヶ城熊野古道ウォーキング「鬼ヶ城」

熊野灘の景勝地「鬼ヶ城」も、熊野古道の世界遺産に含まれています。
「道」と言うには疑問を感じないわけでもない場所なのですが、古くから名勝とされてきた場所ではあるので、そんなものかなと思うことにします。

鬼ヶ城は凝灰岩が波に削られて異様な形で残っている奇岩です。
熊野灘には同じような奇岩が何か所もありますが、もっとも規模が大きいものがここ鬼ヶ城でしょう。


世界遺産登録後に整備され、
観光バスが入れる広い駐車場もできました。

https://maps.gsi.go.jp/#16/33.896299/136.116539/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0h0k0l0u0t0z0r0s0m0f0


「鬼ヶ城センター」とその駐車場が一番近いのですが、
先日の嵐で土砂崩れが発生し、通行止めとなっていました。

歩きならば行けそうです。



防護柵の工事中でした。
しばらくは交互通行にして、法面工事を進めるようです。

歩行者の通行は黙認しているみたい。

工事と緊急事態宣言下の為、鬼ヶ城センターは休業中。

https://maps.gsi.go.jp/#16/33.892558/136.115552/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0h0k0l0u0t0z0r0s0m0f0

鬼ヶ城センター駐車場から登っていくと、鬼ヶ城跡があります。


標高150mくらいですが、下から登ってくると軽く登山気分。

傾斜キツめなので、攻めにくくて、城としては適切な立地だと思います。

見晴らしも良好。

インサイトがゴマ粒のようだ。

七里浜も見えます。

https://maps.gsi.go.jp/#16/33.891614/136.113406/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0h0k0l0u0t0z0r0s0m0f0


鬼ヶ城跡から降りて、本命の奇岩へと足を向けます。


「千畳敷」と名付けられた、波で浸食されたところ。
鬼ヶ城でもっとも有名な風景です。




猿も引き返すほど険しいと言われた「猿戻」
今は手すりが設置されていますが、無ければかなり危険な地形です。






海に張り出していて見晴らしの良い「鬼の見張場」

「鬼ヶ城」には海賊・多娥丸が住んでいたとの伝説もありますが、
見張り小屋があったのかも。
ここに住んでいたら、嵐の時は波に洗われて大変なことになるのですが。


天井にたくさんの窪みがある「蜂の巣」






帰り道は別ルートを歩いてみます。


鬼ヶ城歩道トンネル、旧名・木本隧道。
大正15(1926)年竣工、現在は国道42号に自動車専用トンネルがあるため、
歩行者用トンネルになっています。車も通れるけど一方通行。

https://maps.gsi.go.jp/#16/33.893823/136.109608/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0h0k0l0u0t0z0r0s0m0f0

中は素掘りにモルタル吹付けです。
長さは500mあり、けっこうなものです。

土木学会指定の土木遺産になっています。



鬼ヶ城の感想
・完全に観光地。初心者向け。
・奇岩群は一見の価値あり。

written by So!@BlackInsight
Posted at 2021/12/25 12:26:20 | コメント(0) | トラックバック(0) | 熊野古道 | 旅行/地域
2021年05月29日 イイね!

熊野古道 生活感じる 大吹峠

熊野古道 生活感じる 大吹峠熊野古道ウォーキング「大吹峠道」

熊野市の波田須から泊へ抜ける峠道です。

観音道の登り口から国道311号を数百m歩いたところにあり、駐車場とトイレが設置されており、小さな公園になっています。
並行ルートの観音道との格差がひどい。

https://maps.gsi.go.jp/#16/33.906842/136.134768/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0h0k0l0u0t0z0r0s0m0f0



この場所は、もともとR311の道路だった部分のようです。
旧道がかなりうねった線形だったものを、直線化・拡幅した際に、
余った旧道部分を再活用しているものです。
https://maps.gsi.go.jp/#16/33.906753/136.134446/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0h0k0l0u0t0z0r0s0m0f0

大吹峠道への登り口。
階段になっています。

大吹峠が竹林の中を通る道なので、公園にも竹が植えられていて
雰囲気を盛り上げています。
現在は公園に含まれているこの道が、国道の旧道部分と思われます。
https://maps.gsi.go.jp/#16/33.907074/136.134317/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0h0k0l0u0t0z0r0s0m0f0

短い階段を上ると、いつもの熊野古道石柱があります。
ここからが世界遺産指定部分であると示しています。



しばらく歩くと、太い孟宗竹の竹林が見えてきます。

熊野古道の案内には、竹林が大吹峠の特徴的な景色とされています。
https://maps.gsi.go.jp/#16/33.905613/136.133544/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0h0k0l0u0t0z0r0s0m0f0

竹の地下茎に絡まれた石畳は、ここだけかもしれません。



峠に近づくと、道はつづら折に曲がり、標高を上げていきます。
石畳への苔の付着が多く、歩く人は少ないのかなと感じさせられます。

https://maps.gsi.go.jp/#16/33.905845/136.132514/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0h0k0l0u0t0z0r0s0m0f0


峠の直前、猪垣の切れ目が、まるで関所のように待ち受けています。

観音道を歩いた時に、この猪垣に沿って歩きましたが、
それもごく一部分であり、全長は10kmにも達する
熊野古道近辺でトップレベルの長さの猪垣なのだそうです。


大吹峠です。
茶屋が昭和25(1950)年くらいまで営業していたそうです。
他の峠の茶屋が明治期に廃業していたことに比べると、
長く営業していたようです。
建物の基礎がしっかり残っています。

https://maps.gsi.go.jp/#16/33.905150/136.131506/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0h0k0l0u0t0z0r0s0m0f0

峠の前後は傾斜が急なところもありますが、
そこを過ぎると緩やかな部分が多い道です。

平坦なところでは、道の端にのみ石を並べた土の道の部分もあります。


古道に並行して谷川が流れており、
そちらには耕作放棄された田の跡があります。
石垣が組まれて棚田のようになっています。
山の中の広くもない土地であり、
平地の少ないこの辺りの苦労を感じさせる地形です。

みかんの木が残っていました。


道沿いに廃屋がありました。
トタン製なので、大正以降の建築と思われます。
住居ではなく、農業用具の置き場のようです。
建物の基礎は自然石を組んだ古そうなものもあるので、
この地での農業は古くから行われていたのでしょう。


よく分からない農業機械。
「マルヨ揚穀機」?



石畳は江戸時代に普請された部分と、
明治時代に工事された部分が混在しています。

江戸期の道は傾斜が急なところを石段にしているのが多く、
明治期の道は平らなところが多い。
急な坂道は雨で流され崩れる可能性が高いので、
道を守るために古くから石段設置されていたのではないでしょうか。
明治の道は、それまで手を付けられていなかった土の道の部分を
工事していった、と考えられます。

分かりやすい境目がありました。
この写真の、手前側が江戸の道、奥側が明治の道。

明治期の近代になっても整備が続いていたというのは、
峠の近くまで田畑があったことからも、
生活に密着した道だった、ということではないでしょうか。


世界遺産の石碑のところには、お地蔵様が並んでしました。
ここから先の道はコンクリで固められていて、
更に近代的な道となってきます。



アスファルトの道に到達。
ここも国道の旧道です。

https://maps.gsi.go.jp/#16/33.899763/136.121732/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0h0k0l0u0t0z0r0s0m0f0

R311に合流。

https://maps.gsi.go.jp/#16/33.899353/136.121045/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0h0k0l0u0t0z0r0s0m0f0

近くに駐車場あり。

https://maps.gsi.go.jp/#16/33.898970/136.121335/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0h0k0l0u0t0z0r0s0m0f0

大泊海岸が見えます。



大吹峠道の感想
・長さも坂の傾斜もきつくなく、初心者向けかと思います。
・歴史的な風情はあまりないので、観光としての意味は薄いです。
 地元の人たちの、かつての生活の息吹は感じられるので、その点に思いを至らせることができる人には良いかと思います。
・古道登り口の両側に駐車場があるので、車で訪れやすい。
 逆に言えば、車以外ではアクセス性が悪い。(バスも本数少ない)

written by So!@BlackInsight
Posted at 2021/11/20 10:02:24 | コメント(1) | トラックバック(0) | 熊野古道 | 旅行/地域
2021年05月23日 イイね!

熊野古道 仏見守る 観音道

熊野古道 仏見守る 観音道熊野古道山道歩き「観音道」
観音道は、山越えをして大泊まで抜ける道です。
並行して大吹峠道があり、単純に山越え移動するだけならそちらの方がすごく楽です。

車は国道311号の広いところに路駐。
国道を近代化したときに、カーブが多かった旧道を直線化しているので、
元の道がこのような路側帯として残っていたりします。
https://maps.gsi.go.jp/#16/33.909638/136.133759/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0h0k0l0u0t0z0r0s0m0f0


R311沿いに登り口があります。
「観音道」ではなく、「泊観音」と案内されているので、
熊野古道を歩きに来た人には紛らわしいかもしれません。

https://maps.gsi.go.jp/#16/33.910074/136.132493/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0h0k0l0u0t0z0r0s0m0f0


手入れする人がいないのか、他の熊野古道と比べて格段に荒れています。
林道を示すピンクテープを目印に歩いたのですが、
後にこれが間違いだと気付きます。



たまに道を表す看板が現れますが、その数は足りないと思います。
分かれ道、曲がり角ごとに示してあると安心して進めるのですが。



沢の中を進む。
本当にこちらで良いのか? 不安が頭をよぎります。


沢の岩に、足場が刻まれていました。
水の流れの中ですが、道として使われていた証ですね。



橋が架けられていました。
良かった。きっと道は合っている。


とはいえ、橋は朽ちかけています。
高さがあるし、下は石だし、橋がこわれたらと思うと怖いです。



ここから先で道に迷いました。
蛍光ピンクのテープを目印に、写真右上側へ向かったのですが、
これは林道か登山道の目印だったようで、熊野古道ではありませんでした。

ではどのように正しい道を見極めたかというと、
足元に大きな石があれば、それが熊野古道。
ここは左折が正解。
これに確証が持てるまでに、2時間近く迷いました。


峠にたどり着けました。遭難しなくてよかった。
ここから、大吹峠と猪垣沿いの道でつながっています。
写真では奥側が登ってきた波田須側への道です。
倒木が通行禁止にしているように見えます。
大泊側(熊野側)から来た人は、ここを下ろうとは思わないでしょう。

https://maps.gsi.go.jp/#16/33.908267/136.126034/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0h0k0l0u0t0z0r0s0m0f0


峠までの山道に比べれば、道が分かりやすいです。
安心感がある道は素晴らしい!



途中、炭焼窯の跡?がありました。



比音山(ひおんざん)清水寺(せいすいじ)の参道との分岐。
清水寺の泊観音へ向かいます。

https://maps.gsi.go.jp/#16/33.909798/136.123416/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0h0k0l0u0t0z0r0s0m0f0


ここが清水寺があった場所で、前回来た時には崩壊寸前のお堂がありました。
危険性ありと判断され、平成26(2014)年に撤去されてしまいました。
祀られている石仏観音像は、この時に有志により新たに設置されたものです。

寺の奥がこのような岩窟になっていたことは、今回初めて知りました。

清水寺は、征夷大将軍坂上田村麻呂が、
鬼ヶ城の鬼を退治した際に建立されたと伝わっています。
かつては縁日に屋台が出るほど参拝者でにぎわったそうですが、
参拝者の減少により昭和39(1964)年には住職もいなくなり、
本尊の観音像はふもとの金龍山清泰寺に移されています。


観音道を通ってくると、参道を逆に下っていくことになります。
参道には西国三十三所を象徴した観音像が並んでいます。
本来は最後の第三十三番谷汲山華厳寺の観音様。



見慣れた熊野古道の道標が現れました。
観音道は、比音山清水寺の参道が、世界遺産指定されています。


石製の「観音様へ〇丁」と、泊観音までの距離を表している道標もあります。
たぶん、大正時代に設置されたもの。










観音道の入り口は、交通量多めの国道に面しています。

https://maps.gsi.go.jp/#16/33.905863/136.118288/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0h0k0l0u0t0z0r0s0m0f0
滝が見えるので、行ってみます。


”清滝”という滝です。
落差は結構あります。

国道からすぐ近くでこれだけ大きな滝というのは、
あまり例がないそうです。


https://maps.gsi.go.jp/#16/33.908107/136.118256/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0h0k0l0u0t0z0r0s0m0f0


ちょっと下って、ふもとの金龍山清泰寺。
泊観音のご本尊の千手観音は、こちらに保管されています。

https://maps.gsi.go.jp/#16/33.903227/136.116936/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0h0k0l0u0t0z0r0s0m0f0

観音道の観音様の1~4番目は、ここにあります。



観音道の峠まで戻り、大吹峠の方への道に行ってみました。



普通の山道ですが、猪垣に沿った道、というのが独特。
ここの猪垣は、この辺りでは最も長い猪垣だそうです。




眺望が開けているところがありました。
七里浜が見えます。

七里浜も浜街道という熊野古道の一部で、これから歩くことになります。


大観猪垣道は登り下りのある、ちょっときつい道でしたが、
大吹峠まで無事にたどりつけました。

https://maps.gsi.go.jp/#16/33.905150/136.131506/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0h0k0l0u0t0z0r0s0m0f0


観音道の感想
・峠越えで歩く意味は薄いです。
 あまり整備されていないので、山道に慣れていないと迷います。上級者向け。
・比音山清水寺の参道だけなら初心者向け。

written by So!@BlackInsight
Posted at 2021/11/13 23:59:32 | コメント(0) | トラックバック(0) | 熊野古道 | 旅行/地域
2021年04月19日 イイね!

熊野古道 波田須の古き 石畳

熊野古道 波田須の古き 石畳熊野古道ウォーキング「波田須の道」
「波田須の道」は峠道というほどの山はなく、割合にお気軽な古道です。
世界遺産指定の道も短いので、周りの観光も合わせて見て回ると良いでしょう。

途中には、石畳をコンクリで固めた道を通りました。
コンクリ舗装をしたころは、古道の価値が分かっていなかった頃なのではないかと思います。
時代とともに失われていく所があるからこそ、残った部分の価値は高まるのだと思いますが。
https://maps.gsi.go.jp/#16/33.921257/136.147170/&base=std&ls=std%7Cgazo1&blend=0&disp=10&lcd=gazo1&vs=c1j0h0k0l0u0t0z0r0s0m0f1


国道311号を少し歩き、波田須トンネルの手前で脇道を登ります。

https://maps.gsi.go.jp/#16/33.918159/136.146247/&base=std&ls=std%7Cgazo1&blend=0&disp=10&lcd=gazo1&vs=c1j0h0k0l0u0t0z0r0s0m0f1





波田須トンネルの上くらいが峠になっています。

切り通しになっている峠には、特に名はつけられていません。
https://maps.gsi.go.jp/#16/33.917378/136.145051/&base=std&ls=std%7Cgazo1&blend=0&disp=10&lcd=gazo1&vs=c1j0h0k0l0u0t0z0r0s0m0f1


峠を越えると、集落になっています。

鶏が放し飼いされていました。
人に慣れているのでしょう、近づいても落ち着いたものです。




波田須の道は、ここから世界遺産指定部分です。

https://maps.gsi.go.jp/#16/33.915817/136.141001/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0h0k0l0u0t0z0r0s0m0f1

熊野古道の石畳で最も古い、鎌倉時代に施工された道です。
江戸時代に敷かれた石畳よりも、大きな石が使われているのが特徴。
小さい石は、長い年月の間にずれてすきまができ、
路面がうねって歩きにくくなることがありますが、
大石だとそれが少ないので、時代を経ている割に歩きやすいです。





波田須の道の峠。

高低差はあまりないのですが、便宜上、峠、と言っておきます。
https://maps.gsi.go.jp/#16/33.915230/136.141269/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0h0k0l0u0t0z0r0s0m0f1

ここには、熊野古道伊勢路にはほとんど無い
王子社があったと伝わっています。
写真左側、石段のあるところ。
王子社とは、熊野権現の末社で、参拝と休憩所を兼ねた施設。
和歌山県側の紀伊路や高野山や吉野からの道に多く存在したそうです。


峠を越えると、江戸時代に普請されたらしい石畳になっています。

鎌倉時代の道では、二、三人でなければ持ち上げられない
ような大石が使われているのに対し、
江戸の道は一人で抱えられそうな石が使われています。


海が見えました。

桜の開花が早かった今年は、山桜も葉桜に替わりつつあります。


世界遺産部分終了。

10分も歩かずにおしまいです。
https://maps.gsi.go.jp/#16/33.914108/136.140583/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0h0k0l0u0t0z0r0s0m0f1&d=m

道標の番号は3までしかなく、これまでで最短。

これだけ短いのに世界遺産指定なのは、最古の石畳があるからなのでしょう。


R311に合流。

https://maps.gsi.go.jp/#16/33.913858/136.140754/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0h0k0l0u0t0z0r0s0m0f1


海の方に下っていくと、徐福の宮があります。

https://maps.gsi.go.jp/#16/33.912648/136.141806/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0h0k0l0u0t0z0r0s0m0f1

中国初の統一王朝・秦の始皇帝が、不死の薬を求めて捜索隊を送り出し、
その中の一人である徐福がこの地までたどり着いたという伝説があります。
徐福伝説は日本各地に残っていますが、ここでは秦の銅貨が出土しており、
中国から何者かがやってきたことは間違いないのではないでしょうか。

「波田須」は古くは「秦住」と書かれていたこともあるそうです。


JR波田須駅

https://maps.gsi.go.jp/#16/33.910137/136.138008/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0h0k0l0u0t0z0r0s0m0f1

駅前まで車での接近は困難な秘境駅。


「凪のあすから」というアニメの舞台になったこともあるそうですが、
アニメがマイナーだと聖地巡礼の需要も限定的のようです。




列車で戻ろうかと考えたのですが、5分前に発車済み。
次は2時間半後だったので、歩いて帰りました。



アナグマが土に鼻先を突っ込んでいました。
人慣れているのか、すぐには逃げませんでした。


波田須の道の感想
・世界遺産部分は短く、傾斜も少ない。初心者向け。
・古道は短いので、周辺の史跡へ足を伸ばすのもよいかもしれません。

written by So!@BlackInsight
Posted at 2021/06/26 06:06:53 | コメント(0) | トラックバック(0) | 熊野古道 | 旅行/地域
2021年04月18日 イイね!

熊野古道 二つの峠 越へる道

熊野古道 二つの峠 越へる道熊野古道「二木島峠・逢神坂峠」
二木島(伊勢側)から新鹿(熊野側)集落へ抜けるルートで、二つの峠を越える道です。

国道の脇から、いきなり古道が始まります。
コンクリートの保護壁の隙間に潜り込んでいくイメージ。
地形から推測すると、この先の古道は国道を作る時に削られてしまったのではないかと考えられます。

https://maps.gsi.go.jp/#16/33.938972/136.176760/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0h0k0l0u0t0z0r0s0m0f1


保護壁の階段を上ると、熊野古道の石碑が立っており、
ここから世界遺産であることを示しています。

登り口近辺は、近代的な施工の道です。


沢を飛び石伝いに越えていきます。

水量が増しており、石は完全に水流に覆われていましたので、
注意して渡ります。


峠までは、やや急な登り坂です。

これまで歩いてきた過酷な峠道と比べれば、
道のりもそこそこで、それほどきつくはないです。


前日が雨降りであったことから、道が沢になっていました。

滑らないように気をつけて歩きます。


二木島峠

昔は茶屋が開いていたそうですが、今はその痕跡すら定かではありません。
建物があってもおかしくない程度の場所はあります。

https://maps.gsi.go.jp/#16/33.939043/136.169561/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0h0k0l0u0t0z0r0s0m0f1


二木島峠を越えた下りでも、道が沢になっていました。

防水の靴を用意した方が良かったかも。


お地蔵様のほこらがありました。



逢神坂峠

伊勢と熊野の神が出会う場所とか、狼が出るので
それがなまったとか言われています。
かつてこの峠には茶屋もあったそうです。その名も"狼茶屋"。
峠にしては、平坦な場所になっています。
デジタルスタンプラリーのバーコードは、こちらにありました。

https://maps.gsi.go.jp/#16/33.938331/136.161944/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0h0k0l0u0t0z0r0s0m0f1


逢神坂峠からの下りは、道幅広くて石畳もよく残っている道です。



そんな道も、水に覆われています。
石畳がなかったら、長い間に崩れてしまうでしょう。



洗い越しが有効に機能しているのがよくわかりました。

坂の上から流れてきた水は、洗い越しで道の脇へと流され、
ここより下の道は、沢になっていませんでした。





新鹿の海岸が見えてきました。

海水浴場があります。


峠道は終わりです。

ふもとには庚申さまのほこらがあります。

https://maps.gsi.go.jp/#16/33.935109/136.150936/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0h0k0l0u0t0z0r0s0m0f1


二木島峠・逢神坂峠の感想
・距離も傾斜もそこそこ。初心者~中級者向け。
・峠道では史跡は少ないので、見どころに乏しいところがやや残念。

written by So!@BlackInsight
Posted at 2021/06/23 07:21:02 | コメント(1) | トラックバック(0) | 熊野古道 | 旅行/地域

プロフィール

「第23回伊勢赤福オフは、事故もなく無事に終了しました。
ありがとうございました。
参加者の皆様方におかれましては、まだ移動中の方もいらっしゃるかもですが、最後まで安全運転でお願いします。」
何シテル?   08/31 18:28
こんにちは 黒いインサイトに乗っています 普段は Club e-TEC というところで主に活動しています よろしかったら、たまにでものぞいて下さい
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